ボールが飛ばない?と言う事で話題になっていますが
主因はなんだろ?というと投手と感じてしまう管理人です。
先、結論来ていますが理由として投高打低が毎年、徐々に進んでいてボール変更による成績低下に感じない点が大きいです。
ボール変更による成績低下なら2010年、2013年のように前年との比較で明確な数字の変化があるのですが
ないんですよね。
あの時はえっ?て感じで諸数値変わっており
反発係数が変化した事で変化するだろうと考えられる数字が総て変化しています。
どういう数字が具体的にどう?変化するか?というとわかりやすいのはホームラン数でなくBABIP。
インプレーのヒット率でしょうか?
セの数字だけ追うと2010年に.308を記録したBABIPが2011年に.291と低下しています。
率でみると対して変わってないと感じるかもですが
ヒット数でみると前年の7812→6768本と低下しています。
安打数でなくBABIPをみる理由にコンタクトした後のヒット率の方が反発係数の影響を受けやすいからで採用しています。
長打率やホームランも参考でみますがより積極的に重視しないのは比較する母数が大きさが理由です。
ボールにコンタクトしたという現象は安打数の3倍(超)ぐらいあり数で揺らぎを消しやすい数字と考えてはいます。
本当は打球速度の方が良いんですがわからないと。
もっと言うと使用している球の数字(空気抵抗や反発係数)が一番なですが不明なので間接的な数字を利用しての推論になっています。
この数字が2013年に.299(前年.288)まで数字が上昇します。
ここまで大きな変化なら球では?と言え実際変えていました。
では、今は?となると前年と大きな変化がないです。
投稿打低としては2018年から始まる動きです。
2018年と言うと横浜が芝を変えた事で若手野手のホームBABIPが壊滅した年でしたが
投稿打低の連載記事を2018年オフから2019年開幕前に書いて盛んに嘆いていましたね。
育成終わったじゃないかと当時予感していましたが・・・
横浜が育成に苦戦した原因ですが・・・
2軍の選手中心にスモールベースボールで育成されてしまいほぼ壊滅しています。
柴田など微妙な立ち位置でしたが2019年に引っ張り気味の打撃アプローチにして場を掴み三浦監督になって逆方向の打撃を目指し場を失ったのは私の苦い記憶として残っています。
苦手の左対策で逆方向の打撃を目指したのが結果的に失敗していまして・・・
この時期からボールに押し負ける選手が増え始めていた横浜です。
ほぼ二軍から投打で戦力供給されてないのかな。(最近は供給され始めている)
一方で数字的には2018年がリーグの打撃としてはピークとなっています。
2018年、セ・リーグBABIP.303
これが
2019年、.299
2020年、.300
2021年、.296
2022年、.291
2023年、.290
2024年、.286 04.23現在
24年に関しては試合数20試合程度。
母数として足りませんし開幕序盤は投手有利なので今時点で○○と言うには早計ですが
BABIPの経年変化を考えると2011年なみのBABIPと考えてよさそうです。
まぁ、そもそも論で2022年の時点で2011年並みですから今更ボールの変化と言われてもとは感じています。
徐々に進んできた投稿打低がさらに進んでしまい具体的にホームラン出なくなった事で今期になって急にボールが変更したかの?ような議論になっているのかと推論しますが
徐々に進んでいる経年変化です。
ボールを主因とするには違和感感じる管理人です。
その影で苦戦していたのが横浜の育成。
思いっきり後手を踏んでしまいました。
厳密にいうと横浜だけではないのですが横浜が一番酷かったかな。
過去記事を読んで頂けるとわかりますが横浜も二軍強化しており一時期に感じた絶望感はないです。
しかし
高田GMの置き土産に苦しんでしまった時期がありどうしても振りまけちゃうんですよね。
1,2軍共にコンタクト重視な野球していた影響で細川のBABIPの経年数字とかみると苦々しい思いをしますが横浜最終年はついに0を記録しオフに中日へっとなっています。
当てる、強い打球を飛ばすに関してはトレードオフな関係あり仕方ない面もありますが
ソトも結局、石井打撃コーチ主導の打撃改造を諦め引っ張り主体(もとに戻した)にしています。
引っ張らないと飛びにくいです。
ソトはロッテに移籍しプルヒッターとして今は活躍していますが特徴掴まれると外の変化球への課題は残っているハズなので苦しくなるかもです。
今は相手の対応が早く非常に難しい。
しかし広角よりは引っ張りの打撃は成績が良くなる可能性がある。
少なくてもソトや細川に関してはでした。
振りまけているとどうにもならないです。
この辺の駆け引き難しく引っ張り主体になり過ぎると外の見極め難しくなることで三振増えるのですが
難しいとしか言いようがないです。
選手個人の長所次第で一部選手の長所を潰すような指導を結果的にしてしまっていた面が横浜にはありました。
その逆の成功例が関根ですが・・・関根しか思いつかないです。
相変わらず打撃フォーム可変なのかな。
逆方向の当てる打撃だけを関根もしてないので表現難しいですが駆け引きしてスイングの弱さを補っています。
横道逸れましたが
個人的には今の投稿打低はボール主因でなく投手主体と感じてはいます。
デルタの方はボールも影響するのでは?と推論立ててますが似たような変化がMLBでもあって
極端なシフトの廃止やマウンドの高さを低くするなど投稿打低を是正するようなルール変更を行っています。
私の場合はです。
デルタではストレートの速度が同じでもコンタクト率が低下しているから球が疑わしいのでは?っと推計立てていますが
球質。
どのような球質だと打ち取れるのか?とかデータを各球団とってまして
回転数・・・やシュート回転成分とか今、いろいろ見ているんですよね。
昔、横浜に在籍していた三上や尾中の150キロを超えるストレートは打たれやすいと記事で書いてますが
球質です。
球速表示ほど威力を感じない。
そういう投手大分減ってます。
そりゃ打たれるので淘汰されるからなんですが質向上の取り組みの進展も覚えます。
今永らみていて思うのですが球質の向上も並行してやってるように見受けられ
横浜期待のドラ1小園のストレートが今一に感じるのも平均より遅い球速もありますが
それ以上に球質が今一(そこまで悪くないですが今は武器にはならないレベル。もしくは見た試合ではそうでした。)でして
球速以外のファクターの向上が第一点。
そして配球。
今永がNPBで培った配球を軸にMLBで活躍しているようですが何度も対戦するNPBの場合、様々な攻略レシピがありストレートを活かす配球をしてきます。
これがより高精度化してきてまして村上などの主力野手を襲っています。
どうしても打者は受け身なのでこうならざる終えないんですよね。
これら可視化されたデータを元にどういう球質が打者をより抑えやすいか投手(対になる変化球もセットで運用します)は研究しており日進月歩で進化するので受け身の打者が追い付てきてないのが現状ではないかと思います。
ただまぁ、開幕序盤は目の慣れなどあってどうしても投手有利側になるので一年通してみないとわかりませんが
感覚的にホームラン減りそうな感じには見えますよね。
実際、23年Hr/9回、0.78本と2019年より20%ほどホームラン率下がっています。
この投稿打低のリーグ状況で横浜の立ち位置は?というと
先発投手の高齢化でかなり宜しくないです。
中継ぎも同じでバッテリー(いろいろデータをみて戦略室がアドバイスしてそうですが)の知恵で補ってるのが現状で
その状況を覆せるとしたら中4登板する事で力の劣る先発投手を無理して登板させる必要のないバウアーでしたが今はいない。
昨年に引き続き今期も戦力差を覚えずほんの少しの差で、積み上げがゲーム差として大きくなりそうなセです。
2021年から始まった球団改革も一つの成果を出しつつあり
タイミング合っていれば優勝できたのにという思いも抱きつつも昭和の野球と現代野球の折衷案を目指すような数字変化の胎動を覚えます。
タイミングあえば記事書くかもですが
どんな数字になりますかね。
三振するな、積極的にいけ。
初年度は三振するな球数稼げ四球出塁しろという非常に難しいチーム方針により一部選手がフェードアウトしています。詳しくは2021年の記事参照。
そして進塁打至上主義の復古を疑いたくなるような犠打数の少なさ。
いろいろ不安を覚えますが
大筋としては進んでいます。
期待したいです。
二軍も昔を思うとほんと良くなりました。
摩擦を避けて、時間かけて説得したようですが
いやはや・・・
今の時代で、その速度は非常に疑問ですが内部不和を避けた改革は後の栄冠につながって欲しいと期待しています。