3年目(連続)でみた各チーム戦力推移 セ展望2015

チーム戦力をみるに競馬の予想形式を参考にすると面白いのだが、

勝つチームには、

勝つなりの傾向、空気のようなモノがあるわけである。

リーグ優勝するようなチームのデータには、

 4番

 エース

 チームDERAクラス

 ホーム成績勝率6割以上

等々、いくつか必須とも言えるデータ、傾向があり、

2014年混戦状態になったのは、

この必須とも言えるデータをクリア出来たチームが居なかった事が大きかった思う。

2014年のトータル成績でみると、広島が一番、それに相応しかったかもしれないが、

経験が足りず、優勝を逃したような感じである。

この差、黒田が2014年居て、埋まったか、微妙な感じでもある。

チーム力をみる場合、

基礎戦力±αをみるが、

この±αをみるに、3年間継続して成績を残せているかの影響が大きいと感じる。

安定度とでも言うべきなのだろうか?

2014年、中村不在のベイは序盤、ボロボロになったが、

不安定な時に、安定性をもたらす存在。

苦しいなりに、戦えるように戦い方を知っているのは、経験のあるや、なしやが大きいと思う。

この辺の一つの目安が3年継続して規定打席をクリア(主力として引っ張っている)しているかなんだろう。

主力として引っ張っているという意味で中村ノリは違うのだが、

4月の混乱期、

それを期待されてノリが起用(二軍で成績が奮わなかったにも関わらず4番として起用された)されていたのは言うまでもなく、

一方で、

期間限定というのを意識せざる終えない故(将来を期待されていないのは火を見るより明らか)に、あの事件が起きたのだが、それは横浜が色々な意味で弱いチーム故である。

本当は、石川あたりが引っ張ってくればと思わなくもなかったが、

成績が伴わないと、余裕がなくなるものである。

横浜投手陣の場合、三浦や久保がいろいろ気を回してくれた感があります。

この成績が伴って(いても気にかけない選手もいるにはいるが)かつ、長期に渡って在籍してくれている選手がいると、

チーム成績は安定し易く、粘りを与える印象があるが、

そんなチームが、

2014年の巨人だったと総括したい。

さて、

そんな3年目だが、

各チームの3年目推移をみると、

こんな感じである。

2015年も変わらず、3年目(外国人除く)を期待できそうな野手と言う意味で言うと

巨人 4人

枢軸と言われた4人は不動(長野も何だかんだ言いながら規定打席をクリアする気がする)。

特に守備負担から解放された阿部は、それなりに打つと思わざる終えず(捕手であの打撃成績は異常)、期待したい。

村田に陰りが見えるのが気になるが、

2013年のBABIPと、2014年のBABIPをみると、その中間に落ち着様な気がする。

後継育成に苦労する遊撃に坂本が座している間はチーム力上位。

但し、この4人に続く選手を広島と違って言いづらいのが、巨人の現状。

が、強い。

キャップテン阿部の影響力も大(坂本が伸び伸び自分の成績に集中できる理由でもある)。

広島 2人

丸、菊池は、今後10年程度にわたり広島を支えるだろう。

二人とも成績の中身が濃い。

菊地は守備も素晴らしいが、天才肌の打撃が。

丸は、鳥谷二代目を襲名しそうでもある。

丸、菊池に続く選手として、田中(守備に不安はあるが期待)、松山(天才肌、広島でなければレギュラー級。勿体ない)、天谷(広島でなければレギュラー?勿体ない)、會澤、鈴木等がおり、多士済々。

堂林が霞むような陣容。

三年目は少ないが、それを補うような野手陣。

2+αの陣容。

ヤクルト 3人?

山田、川端は鉄板。

大引も、規定打席(3年連続)をクリアすると思う。

他に畠山、雄平、中村とおり、レギュラー野手陣は強力。

但し、レギュラーと控えに差を感じる陣容な為、広島や巨人と違い誤算が生じると挽回しにくい。

中日 2人

森野、大島。

他に候補として荒木、平田(今年、初めて規定打席クリア、厳密にいうと3年目のカテゴリーには属さない。守備は良いので今後も起用され続けるだろうが)がいるが、やや寂しい。

和田が、骨折した事で、一気に、そのチーム力を落とし優勝争いから脱落。

ヤクルトと同様、レギュラーと、それ以外に、力の差があるチーム。

故に世代交代が進まない。

二遊間、捕手に有力な後継者が現れるまでは我慢の時だろう。

にも関わらず成績を理由に、現体制を否定した場合、中日暗黒時代の幕開けになると思うのだが、その判断は如何に。

2014年、巨人以外で優勝できるなら、このチームと思うほど、経験あるチームだったが、

流石に、今年は未来(先)を意識せざる終えない気がする。

横浜 0人

ようやくチームの根幹(20代の黒羽根、梶谷、筒香、山崎などが試合出場数でキャリアハイを記録)が見えた一年。

準三年級という意味で石川も居るが、彼が活躍するかしないかでチーム成績が変わるだろう。

石川が活躍するかで厚みが全く違ってみえる。

非常に若く、+αを感じるチームだが、一方で非常に脆いチーム。

若さ(成長力)と脆さは表裏一体だが、

経験を積めば良い話。

広島と並び、3,4年というスパンでみると伸び代を強く感じるチームでもある。

阪神 0人

鳥谷がMLB移籍した場合、0。

2014年CSで圧倒的な力を、個の力を見せつけたが、それを支えたベテラン捕手の配球、中堅大和の守備(遊撃へコンバート?)、右翼福留という布陣が来年も通して見れるかと言うと疑問。

不透明。

上本等(守備不安だが、IsoDをみると期待できる)、期待できる選手も台頭してはいるが、本質的には世代交代期。

先発投手陣が強力(疑似防御率では図抜けている)だけに、あと一、二枚補強できれば、広島、巨人にごせる潜在能力があるチーム。

伸び代を期待できる選手は豊富と感じ、その起用次第か?

以上を踏まえると、

野手では、

巨人(成長力を何処まで期待してわからない布陣ではあるが)、広島が抜けており、それに続くヤクルト。

横浜、中日、阪神という感じである。

その中でも、

一番、チーム力が上下しそうなのが阪神

今シーズン同様、打撃重視の布陣を敷くのか、それとも、強力投手陣を全面に戦うのか、そのどちらでもアリと思えるのだが、

横浜とは違った意味(方針がわからない)で±α大きそうである。

横浜の場合、ここ近年の方針(編成の)が明確でもあり、

戦い方自体、これまでの継続な為、選手次第な気がする。