2015年は、中畑ベイスターズ、勝負の年(契約最終年だから、そうなんだろうが)。
とは、良く聞くが、
中畑ベイスターズの居るステージとは、
リーグの中で、
どのような位置にいるのだろう?
規定打席をクリアする事が出来た日本人野手の推移をみると、
2007年を頂点に、リーグ的には世代交代期ともいえ、
2013年にはピーク時の半分にまで減じている。
右肩下がりで下がり続けた規定打席達成者だが、
その様相が変わったのが2013年だ。
2013年規定打席を初めてクリア出来た選手で言うと、
広島 菊池、丸
阪神 大和
2014年〃
ヤクルト 山田、雄平
DeNA 梶谷
中日 平田
阪神 上本
他で言うなら、チーム編成上、主戦捕手と期待されるだろう、
ヤクルト中村、DeNA黒羽根等(広島の會澤も主戦捕手とみて良いが、広島の場合、石原もいる為、規定打席を超えられるか不明)も2014年の新戦力とみて良いかもしれない。
特に注目したいのが、
捕手、上本を除く7人(菊丸、山田、雄平、平田、梶谷、大和)の守備力がゴールデングラフ級である事である。
守備面である一定の評価、結果を出した選手は、
打撃の不調を守備でカバーできる為、起用され易く、継続して規定打席をクリアしていくものと期待できる。
また、雄平を除くが、これら初めて規定打席をクリアした選手は25前後ないし前半であり、
成熟期の30歳代までは、ガッチリレギュラーを確保するものと期待される。
上記状況を考えると、
リーグ的には規定打席をクリアする日本人野手が増加するモノと考えて良いと思う。
ところで、
ふっと思ったのだが、規定打席をクリアした選手で30歳代前後の選手が少ないような気がするのだが、
こんなもんなのだろうか?
年齢でいうなら、
中日大島、ヤクルト川端、雄平、巨人長野という、プロ野球選手として脂がノリきり各チームの主力野手として活躍する年齢の選手が、思った以上に少ないと感じる。
広島に死角があるとしたら、
この年代に規定打席をクリアするような選手が居ない事かもしれない。
最も彼らに実力がないからという訳でなく、他にも有力な選手が居る事で、そうなり辛い面があり、その辺、難しいのだが・・・
結果的に、
梵、東出等と、
菊丸世代で、
その中間が断裂しているような感じである。
が、この問題、
広島より横浜の方がより深刻でもある。
これらは時が解決する部分でもあり、今後、数年で広島は野手に関して死角が見当たらない状態になるかもしれない。
一方、横浜に関しては、
世代間断裂があるという話でなく、その年代以降で生え抜きが誰も居ないという状態だ。
文字通り居ない。
(多村が居るには居るが)
綺麗な更地という感じだが、
そんな状態である。
中畑ベイスターズ、勝負の年というよりは、将来への飛躍に向けて基盤を作っているというのが正しい現状認識と私個人は思う。
勝つことだけを考えるのなら、
ショート山崎、二塁石川が基本線になるとは思うが、
その成長曲線を、どう考えるか?
打席数の少ない山崎に関してはわからないが(600打席あるので。。。ある範囲内でみえているが)、一軍で1000打席以上立っている選手の場合、急激に打撃成績を伸ばした例が少ない。
一般的な知己で、打率で、十分な信頼ををみるには900打席程度必要らしいが、逆説的に、これは900打席程度で、その打者の真価が見える場合が多いという意味でもあり、**
常に例外があるとはいえ、
横浜としては難しい局面ではある。
最近、石川の事ばかり書いて居るが、
文字通りブレイクしてくれると、
横浜の選手構成的に安定感を感じ、助かるのだが。。。
書けば、書くほど、彼がキーマンと感じてしまう。
勿論、主力でなくても横浜内では傑出した試合経験は、若い横浜にとって、非常にありがたい存在だとは思う。
が、
ヤクルトの川端や、雄平ないし、中日大島のような存在感を示してくれると、優勝という文字が見えてくるような気がしてならない。
セカンドが決まると言うのは大きい。
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