この選手をどうして使う?的に、表現される選手として、
横浜では平田投手が居ます。
(先の記事でも中日山井投手についうて記述しましたが、その起用には理由があります。)
新人初年度の2014年に勝ち試合(5点差をつけた8回に登板)で、10得点を奪われる端緒を作り逆転負けを喫する原因となるなど記憶に残る試合が多いです。
横浜ファンにとって非常にイメージが良くない投手です。
2014年4月2日対巨人
https://www.baystars.co.jp/game/2014/04/02/2_g/
そのような厳しい洗礼を受けつつも、
平田自身は2014年、防御率3.46でシーズンを終え、2015年を迎えます。
2015年も中継ぎとして起用され、タナケン、他が離脱したなか、結果を出し、登板数を増やしていったのですが、負荷が集まり始め、疲労もあって破綻します。
年間ペースに直しますと、一時、70試合程度のペースで投げています。
瞬間防御率で0.46という時もあったのですが、
2015年は、中継ぎが離脱しており、駒が少なかったことで苦しくなってます。
また、先発が長い回を投げれず、悪循環にも陥っても居ました。
首脳陣もわかっていていたとは思いますが、ここまで来ると、どうしようもなくなります。(手の打ちようがない)
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タナケンらが離脱した事もあり、
平田を8月以降、僅差で登板するようなミドルセットアッパーとして起用し始めたのですが、コンディションが低下して居まして結果を出せず、二軍落ちしています。
そして、二軍から上がってきた平田を中畑監督は、再度、ミドルセットアッパーとして起用します。
そして、失敗しました。
2015年08月
平田登板の是非と、経験の浅い嶺井のリードについての雑感
チーム事情もあって平田を起用したわけですが、
これは先日、
広島さんが薮田(一点差で起用)を起用した場面にも共通します。
戦力の掘り起しと、戦力(コンディション)維持を目的とした采配です。
個人的に支持したい采配でした。
ですが、
中畑さんは、平田起用を、自分の判断ミスと断じてしまっています。
使ってはいけない投手を使ったと公に説明してしまったのですが(言葉足らず、自分の責任を強調したかったとは思いますが)、結果、そのイメージは決定的になってしまった感あります。
そうではなくて、その起用意図を説明するべきでした。
あのコメントの結果、平田が使い物になりなくなり(それ以外の経緯もあり、自信を失やすい状況になっている可能性があります。)、そのままシーズンを終えちゃいましたが(二軍降格)、監督談話の影響大きいです。
防御率0.42を記録してた選手が登板過多により調子を落としていき、調子が落ちた所で、重要な場面で起用され試合を壊し、二軍落ちして、再度、止めを刺されたわけです。
前向きにさせて欲しいのですが、中畑さん、厳しいので、そこから這い上らせるような事を求めるですよね。
これは、これで大切なのですが、強い自覚を求めます。
ただ、こういう起用、コメントをしてしまいますと、平田がファンにそっぽ向かれ易くなっちゃうですよね。
ですので、
今年も、平田は、もう二度と見たくないと揶揄されてしまうわけです。
空気感と言うのがあると思っています。
この選手を、厳しい場面で起用してはならないと球場全体(ファン)が思いますと、その空気感伝染する事があります。
メンタルに問題が生じやすい高校野球とか、球場の空気感に影響され易いですが、プロも大なり小なり影響があると思っています。
球場をファンを味方にするような采配をしますと、その試合の流れが良くなりますが、甲子園常連の監督さんは、そう言う傾向強いとおもっています。
さて、
なんでこんな話をしたかと言いますと、コメント返しも含めてです。
先日の広島三連戦で、
広島首脳陣は、同点の10回(ジャクソン、中崎を残した状態で)防御率6点台の薮田を起用しています。
あの起用をみた瞬間、広島首脳陣の薮田への期待の高さ(現在 防御率6.5)を思いました。
先を見越したチーム作りをしているですよね。
あの場面で起用できるような成績を残してないのに、緒方監督が起用したのは、2015年序盤、不振を極めた中崎を抑えで固定し起用し尽くした感覚に似ています。
この先とは、来季もあるかもですが、CSも含めてだと思います。
ヘーゲンスを先発に回す、もしくは野手外国人を2人起用したいも含めての布石でしょう。
ですので、結果が出てない薮田を起用し続けています。
主力選手のコンディション維持も含め、この時期に戦力の掘り起こしをしているわけです。
ラミレス監督が野手面の戦力の掘り起こしに交流戦を使ったような感じです。
前日にサヨナラ勝ちしていたのが大きかったかもですが余力を覚えます。
その薮田の二軍成績ですが、
防御率 5.51 k/9=3.6(三振が少なく) BB/9=7.2(四球が多い)
本来は、二軍です。
中継ぎが手薄だからと言うのもあるかもですが、編成面上の事情もあって、起用をし続けているわけです。
たらればですが、この部分に、阪神に移籍した高橋(疲弊して成績落してしまいましたが)が居れば心強かったと思います。
一軍でも結果が出てない薮田を二軍に落としてない所をみますと、首脳陣は薮田に何か適性を覚えているんだと思っています。
そこに可能性と、今後を感じます。
もしくは、二軍成績相当に、活躍出来ないかもですが、
この起用や、広島さんと三連戦を戦った感触は、9月に向けた準備。
その先を睨んだ対応を出来るだけの余力が広島首脳陣にあるわけです。
参りました。
これ広島三連戦を終えての素直な感想です。
一方、横浜の平田。
2016年 ファーム成績は、
防御率1.17 k/9=11.7
BB/9=4.9 ← 一軍昇格前は3を切っていましたので、多分、今シーズンは、お終いですかね。
二軍で抜群の成績を残しながら、雑な起用をされ、二軍に降格しています。
一軍でも2014年 3.46 2015 3.38と実績を残しながら、ファンに嫌われ、薮田との比較で首脳陣にもチャンスを与えられず二軍生活を送っています。
もう、二軍でも起用されていません。
二軍降格以降、与四球が増えているようで起用し難い状況になっていそうです。
平田に対する雑な起用も、チームに余裕がなかった故なのですが、
野手に対する実に丁寧な起用と、投手に対するスパルタとも言える雑な起用。
いきなり昇格即、厳しい場面で使った事には不満をもっています。
慣らし運転なしの起用は、実績のある投手なら構わないのですが、平田の場合、昨年、今年の開幕序盤の事もアリ、何が通じるのか確認させてから起用させて欲しかったです。
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2016年06月26日
横浜、戦力分析 改訂 戦略的優位性が失われつつあるかもしれない
常にでなく、熊原や小杉等丁寧に起用していた中継ぎ投手も居ましたので、チーム事情もわかるのですが、
あまりに差が、あり過ぎて、残念には感じています。
薮田の起用をみて平田の境遇を想う部分もありますが、
首脳陣を、批判してもしょうがないですし、平田には、そこから這い上がる頑張りを。
横浜ファンの御同輩皆々様には、
平田登板(次回)した際、あまり苛めないであげてくださいと、お願いしておきます。
応援してあげてね。
気持ち折れかねない選手ほど、応援して欲しいというのはあります。
ご協力のほど、宜しく、お願いします。