今年も守備範囲が狭かった倉本について 倉本観察日記2016 守備編

勝負強さから、波及して配球論と、手を広げ過ぎたのを反省しつつ、

しっかり基礎理論から説明しないといけなかったと反省しきりの管理人です。

須田の投げるアウトロー、一杯の気持ちの入った球を、

私は逃げの投球とは思っていませんし、

そこに投げるのには、それぞれ理由があると思っています。

どのコースに、どんな球を、要求するのかは、

投手特性

打者特性

球場

状況(点差、序盤、終盤、点を与えられる、もう一点も与えられない)で変わって来まして、それらを包括して、こりゃダメだってあるのですが、

そんな中、上記を、総てひっくるめて、簡単に一言で、外がぁというコトバが如何に乱暴かわかると思います。

・・・そう書けば良かったですね。

っと、

コメント返していますが、

総論しますと、

外がぁというコトバが凄く乱暴に感じるわけです。

また、時期をみて書きはじめますが(完結させるつもりです)、

どう筋道を立て直すか、考え中です。

そんなわけで、

自分の、お口直しに、

遊撃のUZRについて雑感を。

そのままシーズン総括も、ぼちらぼちらやって行きたいです。

今回の記事は、

倉本観察日記の守備編でも良いのですが(はじめの表題は各チームの遊撃守備力で、簡単に書く予定でしたが。。。)、

2016年04月24日

倉本、守備でも頑張っています、URZでみた各チームの守備力について雑感

2016年05月13日

セイバー(守備力評価)でみたセ・リーグ短観と雑感 の2 (2016年5月)

2016年05月17日

ゾーンでみて急低下した倉本(復調気味な石川)の守備について、その理由と考察、雑感 

2016年05月21日

横浜短観 梶谷の打撃、倉本、白崎の守備について雑感

2016年05月29日

セイバー(守備力評価)でみたセ・リーグ短観と雑感 の3 交流戦前に

2016年07月31日

セイバー(守備力評価)でみたセ・リーグ短観と雑感 の4 2016年7/31

2016年07月29日

セイバーで見た堂上と横浜・倉本、その比較について、他雑感

倉本の打撃に着目して書いた記事も含めますと、かなりの数の記事を倉本個人対象で書いています。

これほど、一個人対象に、一年間通して記事を書いた人はスポナビでも少ないと思いますが、

それほど、変化の激しかった選手とでも思って下さい。

結果、

今年も、UZR上、遊撃の守備に関しては改善されませんでした。

強調しておきますが、UZR上です。

もっとも、私、主観でも狭いとも思っています。

ファンの方、すみません。

2016年のチーム遊撃UZR番付ですが、

 日ハム 15.9

 巨人  10.8

 中日  9.4

 西武  4.7

 広島   4.1

 ヤクルト  0.1 

マイナスを記録したのはロッテの-13.2、横浜の-13.4、阪神の-25.2だけです。

UZRは、その年の12球団の平均から±を算出させますので、3球団だけにマイナスが偏るのは正直、どうかと思っています。

そう言う差が、2016年はあったわけです。

一方、横浜のチームUZR自体は、2015年との比較で大きく改善しています。

去年の場合、筒香が怪我を押して強行出場していたり、経験の浅い野手が出てたりと・・・散々だったのですが、

2014 -15.2(憲晴が+5.1 一方で他がぁ・・二塁グリエルに、三塁バルちゃんでしたしね。そしてロペスも居ませんでした。)

2015 -49.6(白崎が≒0 倉本と、飛雄馬がマイナスを記録しています 遊撃はチームとして-12.8)

2016 +3.7(遊撃 -13.4)

2015年との比較で収支を+53点も底上げに成功しています。凄いですね。

5月の記事

必然とも言えるセNo.1投手陣について-ラミレス監督の目指しているモノとは? の

で書いて通りですが、

かつ、当時の場合、

セイバー(守備力評価)でみたセ・リーグ短観と雑感 の3 交流戦前に

遊撃が、そこまで穴でなかったです。

プラスを計上しています。

そんな遊撃が、

UZR上、最終的には大きなマイナスを計上してしまったわけです。

解釈について

打撃は水物、守備は・・・

守備も変わります。

見た目はしっかりできていても、守備範囲は狭くなります。(見た目と数字が違う理由)

体が動かなくなります。

最初の一歩が重いって感じでしょうか?

打撃の先行指標のような感じで数値が乱高下する印象ですね。

中日の荒木の状態も、UZRが先に下がってから打撃の数字悪くなりましたし、体全体で守備する必要があるポジション程(守備負担の大きなポジション)、体調の影響を受けやすいです。

中日も荒木がシーズンとして元気なら谷繁も・・・

っと思わなくもないですが、高木監督時代の2013年に森野が二塁レギュラーだったわけですし、仕方がないですかね。

で、横浜の倉本の数字に変調を来したのは6月くらいからなのですが、

大きく数字が低下したのは7月以降。

6月はプラスでしたが徐々に低下させ、6月下旬ごろから急降下。

一気に-15を超え-20に近づいた時がありまして、まぁ、疲れていたでしょうね。

また、相棒が守備範囲の広かった、白崎でなくなったのも大きかったかもです。

倉本自身は他の選手の影響をダイレクトに影響を受けやすいです。

かつ、

7月以降、長打狙いの、体に負担の掛かるスイングをしてまして、

その負荷が打撃(8月)にも影響します。

結局、途中から負担の少ない単打狙いに切り替えて、守備も安定し始めますが、あの打撃をするには、もう少し体作らないとダメかもしれません。

相棒が白崎でなくても数字が戻りましたが、-20超えなくてよかったです。

タメを作る為に腰を捻りたくのはわかりますが、

相手も、それに対応した配球をし始めますし、シーズン通して見た時、この綱引きは、見ごたえありました。

2016年08月28日 関連記事

倉本の打撃フォームについて 一塁到達時間遅くなったかもしれない打撃スタイルと今後

シーズン中に、ここまで変わった選手を見たのは初めてですので驚きであり、

2016年5月

こんな仕合せで良いんでしょうか? って思う私(横浜ファン)と、雑感 

にて、

最下位独走の日に、

その適応力について、

戸柱と、倉本を褒めていますが、

戸柱も、倉本も、その後も高い修正力を発揮し続けています。

戸柱は、戸柱で書きたいですが(高城とのワイガヤが功を表しています)、

本当は、倉本、.250きるぐらいで終わりだったハズなんですよね。

なのですが、

少ない手持ちのカードで対応すると言いますか、

バントが苦手で、最低限の打撃も出来ないように(技術的に制限があります)、事、技術という意味では大変未熟な選手なのですが(本人も、コーチが何を言っているのかわからなかったと嘆いていたぐらい未熟でした)、

そう感じさせない、

アナログで言いますと、センスを感じさせる選手なわけです。

使い方が上手いです。

一方、

白崎の場合、武器はあるのですが、その使い方が下手を感じます。

白崎何て、そろそろ打ち始めても良さそうなのですが、この人に関しては、一時期の山口のようなメンタルを疑いたくなる状況です。

フルに試合を出れば1520本ぐらい打ちそうなのですが、勿体ない。

かかと体重の影響が残っているのか、メンタルなのかわかりませんが、三塁を奪う気構えで頑張って欲しいです。

可能なら倉本から遊撃を奪え返すぐらいで、お願いします。

それぐらいの壁があった方が倉本も伸びると思います。(倉本は逆境に強いタイプと評価しています)

2015年10月25日

2015年、倉本寸評 守備に関する期待

しかし、倉本です。

2015年も、

良くあれだけの成績を出せたよなぁっと思いつつ、

打撃も、山張るのが上手ですし、センスを感じる時があります。

と書きましたが、

センスを覚えます。

身体能力は決して恵まれていませんし、白崎と違い体つきも、もう少しな印象なのですが、

反骨心。

守備範囲狭いだよって言っておいた方が、頑張るタイプと思い、あえて、

大きな声で守備範囲が狭いと言っておきます。

坂本との差は十分感じたと思いますし、来季は、シーズン通してコンディション維持に注力して下さい。

来季における数字の向上を楽しみにしています。

倉本の伸び代に期待しておきます。

他、特記事項

坂本が、やはり凄いです。

開幕当初、下半身に張りがあった影響で数字落していましたが、その凄さをCSで私たちは再確認したと思います。

井端効果なんでしょうか? 打球の読みが鋭くなった感があります。

7月までは、堂上の後塵をはいして居ましたが、一気に抜き去っています。

倉本が、こうなって欲しい的なモデルケース、坂本の守備(5/18 対巨人戦)について

三塁村田が打球に反応できず、顔だけでボールを追う中、画像では打球処理しようと走り出していますが、参りますよね。

この手の守備感覚は、

元ヤクルトの宮本(古田)か、中日アライバ(谷繁)らでないとわからないかもですが、

昔は、こういう守備体系敷いてなかった気がしますが、どうなんでしょう?

そして、

安達。

この人が、また、とんでもないです。

試合数少ないのに(試合数少ないと点も稼げません。)守備範囲(RngR)で2016年 両リーグ一位です。

1位 安達 +18.0点(防ぐ)

2位 坂本 +10.8

3位 中島 +10.8

4位 茂木 +5.1

5位 堂上 +4.9

6位 今宮 +3.7

7位 田中 +1.7

10位 倉本 -11.3点(失う)

今、一番、抜き出ていると思われる選手です。

難病とされる潰瘍性大腸炎から、良くも、まぁです。

坂本で、あれだけ素晴らしいのに、安達は、どんなプレーをしているのか・・・

来季は、

流石に守備で、ここまで倉本を追跡しないつもりですが(打撃は、するかもです)、

この数字が個人的には良くなるモノと思っていますし、

期待しています。

私の予感が正しければ倉本は宮本系(相手打者、配球から予め打球を予測している)に属すと思っていますので、もう少し数字、良くなると思っています。

次記事は、

内容、大分被ってしまいましたが、倉本観察日記の打撃総括編か、

セの全体守備総括記事でも書く予定です。