ラミレスさんらしい采配でした。
最近、正捕手戸柱が苦しんでいます。
戸柱だけでなく、昨年活躍した投手が苦しんでいます。
戸柱の課題の一つに、
相手の反応を見てのリードが出来ない事があります。
戦前のプラン通り(一試合トータルで考えたリード)に配球をするのですが、
これが上手く行くときは、昨年の今永や、石田。
その後を受けた、中継ぎ陣も含めて良い影響を与える事が出来るのですが、
最近、それが出来てなく、戦前のプラン通りになっていません。
手詰まり感を覚えるような苦しい配球が続いており、これが球数増加にも繋がっていて上手く行きません。
今日も、石田は3回までに75球を要しており、非常に重苦しい展開(三回終了時点で0対5、毎回失点)となっています。
ここで、投手を変えるのは簡単なのですが、
バッテリーの修正力を見極めるような続投をラミレスは命じています。
普通の監督は5回(1対5)で代打なのですが、石田に続投させています。
本人も手ごたえを感じていたようですが(石田談)、試合中の修正力は、なかなか身につかないです。
次につながる形で降板しています。
今日、戸柱が、あのまま、修正仕切れなかったら(最近、似たような事例が多過ぎました)、序列変更も視野にラミレスは動いたかもですが、
戸柱、寸前で踏みとどまりました。
試合中に修正できるような配球ができるのは、
私の知る限り高城(巷間の評判は悪いですが、丁寧な配球も出来るようになって来ています)ぐらいでしたが、戸柱も成長しています。
ラミレス監督も、そう言う適性をわかっているので、
山口のように不安定な投手(突然崩れます)や、コントロールの悪い投手、軸になる球(空振りを奪える球)を持たない投手は高城と組ませています。
現在は、高城に一日の長がありますが、
この辺は経験を経る事で埋められます(埋められない場合もありますが)。
戸柱も着実に成長しているようですね。
尚、その陰で高城が、イロイロアドバイスしているのは忘れないで欲しいです。
あまり、高城苛めないでね。
高城がアドバイスし過ぎるので、二人のリードは似すぎていると、ラミレス監督に言われてしまい嶺井が高城の代わりに出ています。
ライバルに塩を送り過ぎているとも思いますが、チームとしては有難いです。
なぜラミレス監督は嶺井を使ったか。
DeNAと巨人の明暗は、捕手起用の差?
コメント返信用の記事でしたが、現在の高城と戸柱を上手く表現できていると思いますので参考として。
関連記事 2017年04月13日
捕手寸評(コメント返信です)
そして、柴田。
全く打てる感じがしませんでした。
本日、ヒットこそ打ちましたが内容が良くないです。
崩されています。
本来、あの状態では前の打席でヒットを打っていても、
6回の2アウト満塁のチャンスで代打が定石です。
ですがしない。
これが本日、一番の異質な采配です。
石田続投のような事は、未だ、あるのですが、柴田に代打を送らないのは異質と言って良く、その後の対応も含め、かなり違和感を感じる采配でしたが、
どうも、
柴田の見極めを優先したようですね。
結果は、ダメ。
三振。
次の回に守備交代(白崎と交代)させられましたが、
普通は代打です。
打撃で期待できないような状態の選手を、
チャンスで、そのまま打席に立たせ、守備固めで起用されるような選手が打席を終えてから交代する。
なぜ?白崎(or乙坂、佐野)を使わないか?と思うのが心情ですが動かない。
そのまま柴田を打席に立たせています。
ニコニコの公式では煮卵(選手交代が遅い事を揶揄しているのですが別の意味もあるようです。別の意味について私の配慮が欠けていました。すみませんでした)と揶揄されるラミレス監督ですが選手の見極めを優先しています。
勝ちに行く采配ではないですので、勝つことを渇望するファンは怒ると思います(ファン心理的に当たり前です)。
ですが、この見極めが後々、生きて来ると私は感じます。
本当は、
オープン戦でチーム作りが終わっていれば良かったのですが、
今の横浜は、そんな状態ではないです。
ある範囲内でメンバーを固定しつつ、誰が使えるのか(その選手の適正を見極め、起用方法探っている部分を覚えます)、探しているような感じの起用が続いてますが、
徐々にチーム状態上ってくると思います。
何処かで、選手の見極めが終われば(序列変更の前触れとして野手を多めに登録しています。)、平田か、誰かが中継ぎに上がってくると見ていますが、
それまでは我慢。
今は、その見極め待ちと思っています。
ファン的にはツラい時期ですが、暫く見守りたいと考えています。
平田を削ってまで、野手を多くした事に関しての関連記事です。
関連記事2017年04月08日
ラミレス采配、その不可思議な采配の原因について雑感
早い回で先発を降ろし、
中継ぎをガンガン使っていた開幕序盤と違い、
その質が違いますが、ラミレス監督、腹を決めたのかもしれませんね。
その決断が上手く行くことをファンとして期待したいです。