3人でセ一番と自慢したい横浜捕手陣について雑感 1 戸柱君への期待

前記事、前々記事と、捕手個人に対するランキングを私主観で付けています。

基準はインサイドワークというフワフワとした印象を基に付けていますので他球団の捕手については自信ないです。

一応、横浜戦で対戦した時の印象で評定してみました。

そんなフワフワしたランキングで比較した場合でも、広島會澤や、巨人小林に横浜の捕手個人は劣る可能性が高いと見ています。

また、そこに打撃も含めてみますと・・・

ベストナインに會澤が選ばれましたが、そう言う差があると見ています。

戸柱が正捕手になれそうなチームってあるのか想像して欲しいのですが厳しく感じています。

チームによっては正捕手争い出来ると思いますが確実に正捕手と言えるチームはないと思っています。

高城に至っては、チームの第二捕手はあり得るかもですが、正捕手になれそうなチーム、戸柱以上に今は想像できないです。

未だ未だ未熟という評価です。

そして、

悪い意味で印象に残る捕手とは、

数年前の巨人小林や、阪神梅野、會澤・・・

経験不足な捕手達です。

昔はで語る事ができる彼らも悪い意味で印象に残らないようになって来ています。

順調に成長していますでしょうか?

そんな基準で戸柱をみますと、

まさに昔の彼ら。

戸柱も、彼らと同様データに振り回された机の上の配球をしてました。

若い捕手の場合、インサイドワークに課題が多いです。

戸柱の配球の特徴と言いますと、こうあって欲しいといのが特徴の配球です。

勿論、現実とギャップあるので火だるまになったのですが、思いだすだけで苦い味がします。

なまじ、強気な配球なのでイラッテするんですよね。

そんな戸柱が今永から安全よりの配球をする呼ばれる程、今年一年で変化しました。

ネットで外一辺倒かよっと、あの戸柱が言われる始める状況です。

随分、変わっています。

ただ、投げていた状態から、怖さを覚え、安全寄りに配球を変えたわけですが、このシグナルの点滅(強気と弱気が行ったり来たりしました)が印象深ったです。

最終的に9月に、

積極采配で引き寄せた勝利。勝ち切りました。そして軽く感動(その実、大興奮)。

来季も戸柱が正捕手の軸と感じると書くほどになりました。

これ実は、かなりの急成長です。

去年の戸柱のデキ(結果は良かったですが)を想うと感慨深いです。

通常の1.5倍ぐらいの速度で経験不足を埋めている感触です。

高城や、嶺井などを思いだしても、早いと思います。

このインサイドワークの難しさですが、

思いだすのは、

ヤクルトリベロと対戦した時の戸柱、尾中バッテリーです。

ヤクルトリベロのストレートに弱いという一時情報、インフォメーションに寄った机の上の配球(雑でした、ストレートを使うなら使うで。。。ぶつくさ)を戸柱をした結果・・・

ホームラン。

経験不足な捕手にありがちなのですが、

ただストレートに弱いでなく、どの程度のストレートに弱いのかを見る必要があります。

情報を加工し、実際に使える情報とする事をインテリジェンスと言いますが、

これがインサイドワークです。

相手を見、状況を考えて配球するのですが、経験不足ですと出来ません。

どの程度なら通じるのかって、まさにアナログですからね。

感覚。

巨人阿部がスコアラーのデータは半分信じて配球すると語っていましたが、このアナログの部分。

スコアラーでは補え切れません。

そう言った事が戸柱、全般的に苦手です。

勝負球の選択が悪いとコメント頂いた事がありますが、その原因の一つでしょうか?

その後、リベロに対し横浜捕手陣は慎重に、どの程度のストレートが通じるのか探っていますが(ワイガヤ)、そう言うのが微妙に足りなかったのが戸柱です。

問題は、

この、どの程度なら通じるかです。

これ、常に一定ではないです。

情報が生もの。

リベロとの対戦で言うなら、

尾中のストレートのデキもあります。

150キロ超えますが球速表示程、球威なく良く打たれています。

また、当時、尾中は登板過多で球威が落ち気味でした。

一時情報としてストレートが弱い、どのコースが弱いは刻一刻と変わっていきます。

打者、投手互いに変わります。

この情報を、私は実戦勘等と言うコトバで評しています。

如何に咀嚼するかなんですよね。

そして、

ビックデータ。

昔とは比較にならない程、対戦相手(味方の投手も含む)情報を手に入れられ易くなりました。

これが横浜捕手陣の強みになっています。

同時に、戸柱が1,2年で急成長した理由と推察しています。

続く

おまけ

あーだこうだ書いてますが、

戸柱君が軸かなぁって勝手に想像しています。

勘ですが伸びそうなんですよね。

戸柱君が出来上がるのが2019年と期待しており、その年、優勝出来たらなぁっと淡い期待をしています。

運が良ければ2018年もありえるかもですが広島さんとの差が大きく、會澤(打撃を含めた評価で2017年NO.1捕手)と捕手3人対決以外でポイントを稼げる所が思い浮かびません。

因みに、

捕手と言うポジションに横浜は3人ぶつけているわけで、一人対三人って割に合わないです。

ベンチ入りメンバーを圧迫する要因となっていますが、この三人と言う所に私は期待しています。

昨年、横浜は捕手二人制を敷いてましたが、そこには理由があります。

そして三人制にした理由。

ベンチ入りメンバーを圧伏してしまう以上の効果があったのは言うまでもないです。

ベンチ入りメンバーの編成状況も大和加入で、また変わるでしょうし、これも来季に向けて楽しみな事ですかね。