もし9番倉本を諦めるとしたらについて雑感 の前に倉本の守備と、しみじみ昔を想う
予想通り倉本の状態が良いです。
去年の打撃をみて、今年、いけるんじゃないかと思ってましたが期待感が高まっています。
結果こそ2016年に劣ってましたが内容が良化していたんですよね。
一方、守備は・・・
ふっと思ったのですが彼、新人時代より守備はダメかもです。
新人時代はひょろっとしていて細かったです。
その体が出来たと記事で書いていますが(2017年にはホボ合格)、
あんなに下手ではなかったハズでして。
守備範囲は2015年も狭かったですが横に狭い感じで前の動き良かったと記憶しています。
その動き(前へ動き)が年々悪くなっている感じです。
昨年は、その原因を横への意識があるからと思っていたのですが、全般的に動きが鈍くなった感があります。
体が重いのかもしれません。
理想は巨人坂本のようにアジリティを維持した状態で体を作る事なんですが難しいもんです。
バランス調整って難しいのですが、
何かを強化しようとすると別の副作用が生じます。
凸凹します。
何かを良くすると、何かが壊れるわけですね。
長打力とコンタクト率は相反する場合があります。
昨年の戸柱が良い例ですがバランス崩していました。
長打は多いのですがRC27で巨人小林並にまでになるなどレギュラー野手とは言えない打撃でしたし、対左は全く打てないなど(そりゃ大きいの狙ってますからね)、
戸柱は苦戦していました。
(今年の戸柱は違うハズです。期待しています)
皆さん、そのいい塩梅を求めていろいろ調整します。
倉本も、そう言う意味で長期的目線で言うなら調整過程。
自分作りの過程かもです。
その過程は温故知新で語れるハズなのですが、
この人だけは、ホント、良くわからないです。
想像的破壊。
これまでの形を平気で壊すので例外指定しています。
普通の人は、これまでの技術延長で形を作るのですが道を外れるような錯覚を覚える時があります。
倉本は凄いです。
どうせ、ホームラン打者を目指していると思いますが(そう言う打撃をする時があります)、
将来的に20本ぐらい打てそうなイメージもあり、これまた楽しみにしています。
セイバー的な説明に従うのなら倉本のような打者はホームランを打てないです。
が、
彼は形を崩して求め続けています。
もしかしてって感じるのが倉本です。
倉本と戸柱を評して、その成長力が凄いと最下位独走していた2016年の5月に記事を書いた事があります。
あれから約2年経ち、その倉本の成長力に、ただ驚きます。
いやはや。
戸柱も十分成長しているのですが倉本の場合、想像の斜め上の成長力となりました。
昔は、本当に未熟でした。
長打を狙いながら100打席以上、二塁打すら打てなかった打者が主軸を担っています。
三振率が25%を超え100打席を超えてもIsoP0なんて打者、早々、居ないのですが今や昔です。
倉本の守備に関し実績上、課題はあるのは間違いないです。
それを否定するのは難しいでしょ。
打率.200の選手を評し、打撃が得意とは言えません。
そんな悪い数字を3年にわたり記録してしまいました。
倉本の守備に関する伸び代は期待していますし、名手大和と組むことで一部解消される可能性も覚えますが、あくまで期待です。
実績では良いと言えません。
一方で打撃はレギュラーの名に恥じぬ領域に達しつつあります。
二度目ですが、いやはやです。
二軍相当の選手が一軍で食らいつき続け成長し続けた選手って倉本が初めてかもです。
倉本レベルですと何度か降格と昇格を繰り返すのですが彼は一軍で走り続けました。
これ実は凄いんですよね。
だから、倉本のような選手、初めてとなっています。
一軍の投手は打撃を壊します。
それにも関わらず、あの未熟な打者が走り抜けています。
技術的課題が多いと、筒香、梶谷、白崎、高城のように一軍帯同が逆効果になる場合が多いです。
監督が細川を二軍に降格させたように、一軍で我慢の起用をする事が逆効果な場合があります。
そうは言っても世に例外は常にあります。
倉本は凄い選手です。
表題の9番倉本を諦める(梶谷の起用とも関連します)としたらは次、書きます(書くかも)。
倉本を語ろうとすると万遍のコトバをもってしても足りなくなりますね。
誰でも、そうなんだと思いますが。
投手の序列、云々書いて、ファンに勘違いされているぽい井納の二軍再配置の話もしたいですが、
もう少し、打撃面におけるラミレス構想を自分なりに語りたいです。
井納の中継ぎ配置案と、梶谷の起用は同じ軸で語った方が良いです。
彼らの力が劣っているわけでなくライバルと比較して傑出し過ぎているから、あんな形になります。
他の選手も鍛えたい。
井納の中継ぎ再配置も含め、その為の手段です(ラミレス構想)。