ラミレス采配が原因で横浜は弱い。
監督がラミレスでなければもっと勝てたハズだ。
今期最大の不安はラミレス采配。
一部ファンに監督は強烈な不信を突き付けられています。
所で横浜の現実的な戦力とはどの程度なのでしょ?
2017年の実績値で比較していきます。
使う数字はWAR。
チームWARが0ですと40勝ぐらいと言われています。
以下、2017年セのチームWAR順位です。
1位 広島 +65.7
2位 阪神 +42.8
3位 巨人 +38.7
4位 横浜 +35.5
5位 中日 +24.6
6位 ヤクルト +16.5
2017年の横浜はBクラス相当の戦力でした。
数字上阪神さんと横浜の差は決定的でした。
この差を覆すのは難しいです。
巨人さんと生じている差はゲーム差で3つです。
これも結構大きな差でしたが、この差ならマネージメントでもしかしてな差となります。
そして優勝した広島さんの数字が圧倒的でした。
この数字の積み上げは凄いです。
2016年に広島さんが記録した+58.4も傑出した数字でした。
2014年に優勝した巨人さんのチームWARが43(82勝61敗)でしたが、この数字の衝撃度わかりますかね。
とんでもない数字です。
2017年の福岡が記録した数字は+58.6。
リーグで抜けたチーム。
それが広島さんでした。
個別項目で、どれだけ広島さんと差があったか記事化しても良いぐらいです。
広島さんに勝てるのは捕手3人を利用したインテリジェンスぐらいでしょうか?
その力を如何なく発揮し横浜はCSを勝ち抜きました。
短期決戦ではインテリジェンスを発揮しやすいです。
問題は長丁場のリーグ戦。
選手をフル回転させるような戦い方ができません。
チーム力(1,2軍も含めた力)が問われます。
この部分で差がありました。
この広島さんに追いつくべくラミレスさん年初から様々動いていますが阪神(このチームはプラスマイナスのふり幅が大きく読みにくいです。最下位もあり得ます。)、巨人と昨年度比較で戦力増強しているチームもあります。
ヤクルト、中日も昨年度比較で戦力増です。
Aクラス大丈夫?かと言うと自信ないです。
巨人さんは大幅に数字を良化させている可能性があります。
昨年まで巨人は二兎を追う(育成と勝利)采配でした。
今年は勝つ采配をするでしょう。
このチームも横浜同様ミドルセットアッパー不在に悩みました。
そこに澤村、上原、西村・・・リーグ屈指の陣容となっています。
疲弊している可能性がある阪神の中継ぎよりは上の可能性が高いです。
長野、陽も昨年との比較で万全ですし元横浜の山口も捲土重来を期しています。
この人いろいろ言われますがWARで+4.0~期待できます。
リーグ屈指の先発投手三枚上げるなら山口と菅野をいれます。
その大ゴマを巨人さん2枚もっています。
他、野上や、田口などなど投手力は十分。
二軍の投手成績も良いです。
平良ですら先発育成から外れるような陣容だったのが巨人さんです。
現時点で巨人、広島さんが横浜以上の戦力を有している可能性が高いです。
阪神さんはロサリオと藤浪次第。
横浜も強くなったとは思いますが他所も強くなっています。
横浜優勝を私も強く願う一人です。
その気持ちで応援しますが横浜が優勝出来ないのは監督采配が原因などと言う批判を懸念しています。
野球をやるのは選手です。
配球論ではないですが采配にも限界があります。
戦略上、WARで広島にごせる戦力があって采配論を論ずるのなら構いません。
が、圧倒的戦力を誇る広島さん相手に采配で勝ては難しいです。
短期決戦なら采配で、ある部分まで追い詰めるかもしれません。
ですが長丁場のリーグはチーム力が問われます。
采配で補うには限界がありますでしょうか?
漢の劉邦は采配で楚の項羽に負け続けましたが勝ったのは戦略で勝った劉邦でした。
楚は兵站が破綻しており、その不利を采配(戦術)で覆すのは容易ではなく西楚の覇王は敗死します。
戦略は戦術の上位概念として位置しています。
戦略の不利を戦術で跳ね返すのは容易でないです。
容易ではないですが、そのミラクルを期待している自分がいます。
優勝して当然ではなく奇跡を期待したいです。
○○できて当然と言う風潮嫌いでして、どうして出来ないのか?ダメだったのか?whyに焦点を当てて記事を書いているつもりです。
勝てる(打たれない)、勝てない(打たれた)などのインフォメーションを、どうしてという要素を入れる事で別の陰影を浮かび上がらせたいわけです。
ただの情報を可能な限りインテリジェンスへと昇華させたいと考えています。
戦力不足の可能性を想起しながらもラミレス横浜に優勝を期待しています。
横浜に優勝を現実的なものとして期待するのはブログ書き始めて初めてです。
ラミレス1年目をみて可能性を覚えました。
2年目で確信をもてました。
かなり優秀な監督です。
こんなに戦力差があるにも関わらず指揮官本人は手ごたえを覚えているようです。
私個人の読みとラミレスさんの戦力読みは近いものがありそうです。
ギリギリ届きそう?もしかしてって感じです。
チーム編成的に今年より来季、再来季なのですが今季優勝するかもしれないと期待している自分も居ます。
が、もう開幕なんですね。
語り切れそうもないです。
オープン戦が、あまりも盛りだくさん過ぎて年初にラミレスが語っていた構想の数値的上積みの記事化が遅れてしまいました。
開幕に向けての陣容もわかりました。
全体像について記事化していきたいです。
誤算もありますが、もしかしてを期待しています。
そして、これが重要なのですが2018年の4月の戦いが来季以降に良い影響を与えるのではないかと予感めいたものを覚えています。
わくわくしている横浜ファンの方が多いと思いますが私と同様なモノ。
予感を覚えているんだと感じています。