ノーアウト 1,3塁で求められる事とは?について雑感②初球ヒッティングしても良いと思われる選手について雑感

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

の続きです。

ノーアウト 1,3塁で初球ヒッティングはダメ。

待てのサインを出すべきだ云々。

 

baseballking.jp

 

里崎氏も

「もうちょっと待ってもよかったかな。カラシティーだと(一塁走者の代走)宮本は盗塁できるんじゃないかなという感じがしましたしね」と話し、「慌てて打ちにいってボテボテなのであれば、 もうちょっと余裕をもっていっても作戦面で色々できたかなという感じがありましたね」

っと語っています。

 

待てのサインを出す場合の根拠は、

①、宮本の盗塁を待つ

②、いろいろできる

 

の2点です。

可能性が広がります。

理想形と言って良いでしょうか?

誰もが思い描くストーリーです。

シンデレラストーリーでしょうか?

その理想形を壊した倉本、並びに横浜首脳陣に批判が集まった図式となっています。

これ自体は良くある光景ですので構わないです。

こうあって欲しいと体現するのがプロですから。

どうして、望んだ形にしてくれないと求めるのはあって然るべきです。

 

ごらぁ、倉本はありですよ。

併殺です。

私も、その結果にがっかりした一人です。

 

ところで、倉本やラミレスは上記理想形を頭に描きなら、その理想を初球ヒッティングという形で最初から放棄していたわけです(怒られた一番の理由ですかね多分。)。

その理由とは何でしょ?

そこに思いを抱いて貰いますと批判のトーンも下がるかもです。

 

そんなわけで、私自身は

4/22対ヤクルト 8回倉本の併殺について雑感 - 所持雑感

にて、

倉本がぁーっと言い難いです。

 っと書くに至っています。

これを説明するのに時間がかかっているわけですが、まぁ、しょうがないですかね。

 

今回の仕儀、強く批判する人によっては、その理想形(望んだ形にしてくれない事に対する悲憤。チャンレンジすらしてないわけですから怒るのも止む無きです)すら思い浮かべないアホ指揮官的に語ると思います。

ラミレス野球に関して、そう語るような解説者も過去いましてフォロー記事を書いています。

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

当時、信じられない采配と、連呼していたのは広島前監督の野村さんでした。

ちょっと毛色が違うんですよね。

ラミレス。

批評する前に、あれ?なんで?っと立ち止まって考えて欲しいと思っています。

ロペス3番も解説者に批判されていましたがラミレスなりの理由があります。

 

現象面でとらえるのでなく原因で物事を捉える事が多い監督です。

aaakkkaaa.hatenablog.com

まぁ、そう言う監督という事で宜しくです。

勿論、そうでない場合もあるかもですが今回は擁護できるかなぁっと考えています。

 

さて、今回の事です。

シチュエーションは2点差、8回、ノーアウト1,3塁の場面。

一塁走者は盗塁に定評のある宮本。

 

里崎さんは采配批判まで至らず倉本個人への疑義に留まっています。

そりゃ、そうでノーヒット1,3塁で初球ヒッティングしてもアリと思われる人たちがいるからです。

 

代表的な選手でいいますと、

イチローや元巨人松井・・・・等々、打撃技術の確かな選手達。

ミスタージャイアンツ長嶋茂雄さんにも言えないでしょうか?

 

この時点で待てのサインが万能でない事がわかると思います。

誰構わず、待てのサインが有効なら、ベンチの采配ミスと言って良いですが違うように感じます。

 

待てのデメリットは絶好球を見逃す事です。

そして初球はバッティングカウント。

何を打つのか打者は選べます。

 

初球ヒッティング打率の高さは良く知られた事です。

イチロー時代に早打ちの是非に関し物議を醸された事がありましたが、その有効性は見ての通りです。

ヒットを打つことを目的とするならバッティングカウントは打てです。

あの場面の最良はヒットを打つことです。

それを阻害する、待てが万能なわけでないです。

 

従って、待ては、その打者次第という話になります。

(プラス、後の打者も関係しますでしょうか?)

 

つまり倉本の打撃能力とは?どんなもんに収束するわけですね。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

スタートの記事で、

姿勢の問題(初球ヒッティングや待てのサインを出さなかった事)と言うよりは個の技量不足を強く感じました

 

初球ヒッティングや、待てのサインを出さなかった事より倉本個人の技量不足を強く感じたと書いています。

 

倉本の技量は成長しているとは言え、未だ低いです。

その隙を突かれると、あんな感じになるわけです。

倉本も、それを理解していて駆け引きしています。

 

マニアックな駆け引きを感じる事が多い打者です。

未熟な技量を駆け引きで補いし続けています。

ただ、配球にも限界があるように駆け引きにも限界があります。

 

その限界を覚えた対戦でもありました。

相手も倉本を織り込んだ配球をし始めていますね。

苦しんでいます。

 

次、倉本の現状評価にいきます。

 

 

補足。

倉本の技量不足は事実ですが、あの場面、求められた事をできる打者は少ないです。

難度的には高いです。

誰もができるモノではない。

そこは、ご理解ください。

出来たら凄い的に前記事で語っていますが、その点も言及する事になるかもです。

 

尚、先に結論を言っておきますと、

待てのサインを出すなでもないですし、出せでもないです。

 

監督によってはリスクを負って待てのサインを出して2,3塁のシチュエーションを作り出そうとする監督もいるでしょ。

中畑さんとか、そうだったと思います。

ただ、ラミレスさんは、そうでなかった。

 

どちらが正しいのかでなく、どちらもアリと思っています。

待てで得点奪う場合があるからこそ、あの形が理想形となっています。

その時の記憶が我々の脳裏に焼き付いてもいるのは事実です。

気持ちが良い点の取り方です。

相手にダメージの残る嫌らしい点の取り方

 

但し、確率が高いのはどちら?っとなるとラミレスかなぁって私は考えています。

 

そこは私が、そう思うの主観ですので御了承ください。

その主観の、こう思うの論拠は続きます。

その論拠について、それ違うのでは?いやこうなのでは?でコメント頂けますと幸いです。