大魔神佐々木の解説に想う(がっかり)と高城の勝負勘について

個人的に昔、活躍した選手の解説者の多くが古びているような印象があり、大魔神佐々木の解説も、そう感じています。

2000年代と2010年代でも野球の質が変わりました。

90年代とは比較にならないでしょうか?

故衣笠さんとか一部の解説者は除きますが彼らの多くは情報の更新がなされてないように思えます。

自分たちのやっていた時代の野球で止まってる懸念があります。

 

で、昨夜の佐々木で気になると言いますと、

フロントドア。(他にもありますが)

 

7回の裏、投手三上で中村に投げたボールを盛んに批判していましたが、あれ三上の武器なんです。

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動画は2014年の三上です。

場所はオールスター。

ストレート表示ですが楊から三振を奪っています。

もう疲弊していて全盛期との比較で曲がり悪くなっていましたが十分通じていました。

 参考記事

横浜中継ぎ投手陣と、その雑感 - 所持雑感

 

中畑さん使い方が荒いので2015年のタナケンも含め短期間で潰しています。

しかも、その輝きが戻らない ><

三嶋が漸く2013年に近い球威を取り戻しつつありますが、あの時も投げさせ過ぎでした。

あの井納ですら故障した完投を目的とした投球です。

完投させるような投球をしなさいとか佐々木は苦言を述べてましたが昭和チックなんですよね。大魔神

あなたの言うとおりにすると故障するんですよ。

今はね。

知らんとは思いますが体に負荷をかける投げ方をする投手が増えています

 

そんな三上です。

この球があるからスライダーとストレートの二種類だけで君臨していました。

これ凄いのですが、わかるかなぁ。

球種2種類だけでやれる投手なんて、そうはいないです。

それを補っていたのが動くボール。

これがある事で的を絞らせなかったわけです。

 

三上は横手ですがストレートがスライダー回転していました。

カッターとは、また違う変化。

その独特な変化から新人ながら大活躍しています。

 

話飛びますが、平良のストレートが球速表示ほど威力ないのはシュート回転するからです。(注意、去年のイメージです。)

 

横手投げはシュート回転し易いです。

 

今日、平良がヤクルト戦で陽に投げたような感じでストレート(インドア的に)を使えると楽しいのですが、

どうなんでしょ? 

注意点はスライダー回転と違ってシュートは失速しやすいイメージがあり当たると飛ぶんですよね。

味付け程度に使って欲しいです。

 

そんなわけで、

当時の三上のストレートは独特でした。

当時はです。

ごにょ、ごにょ不規則に動きます。

このボールとフォーシム、スライダーを組み合わせることで抑え投手として活躍しています。

これが2014年の4月ピークに動かなくなりまして苦戦し始め今年、モデルチェンジをしている状態です。

 

その対応で陽に投げたようなコースにスライダーを投じ始めています。(昨年も)

これ投げないと右打者に投げるインコースはストレートのみになります。

 

動くボールを駆使していた時代の三上なら良いのですが(フォーシムとムーヴィングファストボールの対比で抑えられます)、今の三上ですとフォーシムだけです。

 

外のみで抑えきれるのら良いのですが・・・

 

というわけで、

フロントドアです。

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残念ながら大魔神様の時代では一般的ではなかったスライダーの使い方。

インスラじゃないんですよ大魔神君。

三上の武器です。

インスラでなくフロントドア考えられないと言ってくれたら、ふ~んっと思ったんですが、あなたの解説の信用度、私的には低いので。

 

ごめんなさいです。

 

紹介記事にも書かれている通り、2013年のWBCで日本の打者が苦戦したぐらいです。

使ってないんですよね。

里崎君も夜のニュースで批判していたらしいですが彼も2000年代で配球概念が止まっているような部分があります。

昨夜の里崎の批判内容は詳しくは知らないですがイメージ良くないです。

 

インスラ考えられないと連呼していましたが武器なんですよ。

あなたの時代にはなかった投球概念です。

フロントドア(三上が使っている)を知っていて発言しているように感じませんでした。

配球がぁ、、配球がぁを連呼していました。

あの場面でフロントドアを使ってはいけないとなると三上の持ち球を考えると外一択ですよ。

できて外を意識させて奇襲的にインコースにフォーシムを投げるような投球になります。

残念ながら中に入り過ぎて(かつ浮いた)中村に打たれちゃいましたが・・・

 

個人的意見では、

外一辺倒で、中村を抑えられた可能性もあります。

ですのでフロントドアの選択が間違いというのもあり得るのですが、あそこまで言うほどではないでしょうか?

フロントドア(大魔神的にはインスラ)の選択自体アウトのような表現でしたが大丈夫なんでしょうかね。

確かに未だに一部投手を除き、フロントドアを使う投手少ないのですが。

 

因みに昨日の三上、フォーシムの状態良くなかったですが疲れ?不安です。

球速表示も150キロ超えませんでしたし気になる状態ですね。

デジタル表示だけ表現しますと普段より5キロ程落ちていた感じです。

昨夜の三上、ストレートで一球も空振りをとれませんでしたが。。。

大魔神、酷だぞ。

 

後、中継ぎ交代の場面。

なぜ左の青木で砂田を投入しないと言っていましたが青木左に強いんです。

対右.243に対して対左.326です。

 

大魔神さんの時代は左に強い左とか居なかったから知らないかもですが今は結構います。

この辺の事情は良く記事で書いていますが情報が古すぎます。

昔の左打者は中日森野のように常に左に弱かったですが左対左が有利とは言えない状況です。

だから横浜の左腕が活躍出来ています(右打者に強い)。

 

そして今シーズの砂田の対青木は3打数3安打でした。

監督バカじゃないか的に批判していましたが理由があるんですわ。

因みに坂口も対左良く打ってまして打率.410です。

但し、左の砂田には前日まで8打数1安打。

見て分かるとは思いますが坂口は砂田を苦手にはしています。

 

継投自体、凄く間違っているわけではないのですが批判が凄かったですね。

苦笑モノでした。

 

で、最後、あなたが坂口に対しスライダーを最後要求しろと言った瞬間、嫌な予感しましたが・・・

砂田の投じたスライダーも甘く中に入ったのでダメなんですけど。

 

スライダーと山を張る打撃をされちゃいました。

代わりにストレート来たら対応出来なかったと思います。

最も、ストレート投げてうたれたら佐々木は批判していたでしょうが。

佐々木のような批判ってファンも良くしますね。

どうしてタイミングの合わないボールを選択しないって奴です。

 

この辺が勝負勘で、打者によって様々なんですが二軍と一軍では思考が違うのでズレヤスイです。

高城、若干、ボケ(二軍ボケ)ていますね。

高城をフォローするなら、あの場面、満塁というのもあったからかもです。

普段の高城なら一球、打者の反応を見る様な球を要求します(ストレートが多い)。

ボール気味のスライダー要求していましたから、スライダーで一回反応をみるつもりだったかもですね。

確かに空ぶってくれますので良いのですが。

 

二軍だと荒い配球(力対力)になり易いです。

相手も未熟です。

ですが一軍ですと駆け引きが生じやすいです。

今の高城には時折、甘さのようなモノを感じる場合があります。

一流と戦う事で研ぎ澄まされていく感性。

対戦し続ける事で維持できるようなモノなので直ぐへたります。

谷繁が、そうでした。

 

大分戻りつつあるとは思いますが一軍昇格後高城を3週間ほど使わなかった理由でもありますかね。

っと思っています。

 

ベンチで観察しながら研ぎ澄まされるモノであり、さらに打者に近い所で観、実際にリードする事で感覚が戻っていきます。

 

投手のデキが勝敗の帰趨を決めますので、あまり配球に期待し過ぎるのもあれですが期待しています。

 

武藤なのような投手ですと逆にやり易いようですね。

武藤と高城ですと面白いって記事で書いた事ありますが丁度いい感じですかね。

東のように圧倒し過ぎると配球の妙を感じないです。

されとてコントロールが悪すぎても難しい。

要求に対しボール3,4個中に入ると打たれ易いのはしょうがないです。

真ん中でした。

 

 

短く、濱口について。

前々回、前回より球が来ていました。

相変わらず荒れ球(BB/9で5ぐらい。藤浪の1.5倍精度が悪いです)でしたが1失点でまとめています。

濱口に関しては高城も状態を熟知しているでしょうね。

自分の生存権を掛けたような必死のリードをしています。

毎試合、ドキドキしながら見ています。

このドキドキ感が東ですとないんですよね。

前回登板時はドキドキしましたが。

今シーズン最悪の出来?だった東と中日打線の好調さについて雑感 - 所持雑感

 

贅沢な悩みです。はい。

今日は平良です。

濱口とは、また違うドキドキ感を味わえそうです。

バッテリーガンバレ。