ラミレスが優勝に向けて仕掛ける事とは?

首位広島との差、7.5ゲーム。

優勝ラインを80勝とみて、

広島 46勝32敗(前半戦終了時) 34勝33敗

横浜 36勝40敗(前半戦終了時) 44勝21敗

 

広島が5分、かつ横浜が後半戦2勝1敗ペースで追いつけます。

広島さんが後半戦5割ペースで行くかは他力です。

それ以上のペースで勝ち進んだ場合はしょうがないです。

 

横浜としては自力として2勝1敗ペースを確立できるかです。

www.hochi.co.jp

 

勝率で6割を超えますから勢いが必要です。

地力があれば勢いなくても大丈夫ですが横浜のチーム力を考えますと、

 

「ここから優勝へ一気に突き進むには何かを変えないといけない。その中で完成に近いいいチームが出来上がってくる」

変えないといけないって言葉、盛んに出てきていますね。 

何かを変えないとダメそうです。

その何かとは?ですが、

 

横浜のストロングポイントは中軸の打力。

そして中継ぎです。(リーグでNo.1防御率

 

スモールベースボールは見ての通りです。

aaakkkaaa.hatenablog.com

笛吹けど踊らずなため、ビッグベースボール的なチーム作りになりそうです。

引き出しがないので脆いですが出来ないものを追い求めても結果を出せません。

育成に拘って良いなら別の判断にもなりますが結果を求められています。

 

ホームラン数のわりに得点が少ない原因である主軸以外の打力強化は必須です。

現在、横浜の捕手、二遊間、外野(筒香、ソト以外の外野)が記録して数字は芳しくないです。

打線でなく点。

点を線にすることで打線は勢いを増し得点力が増します。

一般的にランナーがでると打撃成績は向上し、ランナーなしの時に成績が悪くなりやすいです。

参考記事

ランナーありなしで見た 横浜2017年野手番付 - 所持雑感

打撃重視のチーム編成になるような気がします。

明確なチームカラーが必要な時期に来ています。

リスクをとらないとダメでしょ。

 

守備力の問題がありますがスモールベースボールができない以上目をつむって、

 

1番 桑原

2番 梶谷

3番 ロペス

4番 筒香

5番 宮崎

6番 ソト

7番 捕手

8番 投手

9番 遊撃 (遊撃、捕手の打撃が標準以上に良くなれば9番投手もあるかもです

 

課題として守備位置の問題がありますが大きく勝負するなら宮崎を二塁で使う事でしょうか?

血行障害を抱える選手の二塁起用を良しとしたくはないですが勝負するならです。

(途中交代前提の運用)

 

宮崎を使うかはわかりませんが二遊間の守備も含めた数字は首位広島さんを追う意味で座視できない数字となっています。

 

地力に劣る以上何かを大きく変え、明確なストロングポイントを構築する必要があるような気がします。

遊撃の打撃は諦めですかね。

大和の故障が癒えなければ出塁率重視で柴田(現在.330)が起用されるかもです。

 

横浜でレギュラーを確保しつつある選手は出塁の優れる選手です。

出塁力の低い選手は場を失いつつあります。

出塁力が低くても他に優れたものがあれば起用されますが現在、そんなストロングポイントはなく、無理して起用するにしても大和ぐらいでしょうか?

 

そして捕手は打力重視。

セの打者に詳しくなく自軍投手の状態も把握しきれてない伊藤を使う以上、捕手IQは問わないでしょう。

2016年のようにベンチからのサインが増えると思います。

捕手IQを鍛える余裕ないです。

伊藤か、戸柱になるかもです。

戸柱の捕手別防御率とか改善するかもですね。

戸柱のキャッチングとブロッキングは嶺井より上ですから打撃で優位性を確立できれば2016年同様、起用されやすい環境になりつつあります。

 

中継ぎは一回を任せきれる投手が少なく難しい投手が多いです。

相手を選ぶ必要がありますがベンチの采配に任せます。

かなりマニアックな起用になっています。

左腕砂田が左の青木に使われず(コテンパに打たれています)坂口から起用したりと、外目からじゃ謎采配していますが概ね上手く相手を選んで使っていたでしょうか?

酷使、酷使と批判されますが昨年より中継ぎの数字が良いです。

そして故障者は0。

ギリギリと言える部分もありますが横浜にとって中継ぎは命綱です。

注意深く使っています。

連投、球数制限とか設けています

そもそも論で、中継ぎの無駄遣いを抑える目的で捨て試合を作ってまで先発を引っ張っていた監督です。

宗旨替えはするのはいつもの事ですがわかっていてやっています。

ラミレス、手段にあまり固執しないです。

勝つことが目的です。

今シーズンはピークを9月に持ってくるような感じのマネージメントではないです。

 

優勝を目標にアクセル(正直、ギリギリな状態)を踏み続けています。

采配の質が過去2年間と違う故に、道半ばでリタイヤシナリオもあります。

そのチャレンジを私は応援したいですし見届けるつもりです。

 

中畑さん時代は年中、アクセルを踏みっぱなしでしたが久しぶりですかね。

中畑さん時代は中継ぎで深刻な故障が相次いでいます。(先発も完投育成させるために三嶋や伊納が故障しています。三嶋は特に影響大きかったですね)

 

ラミレス時代になって須田の試合中の故障を除けば初年度の藤岡ぐらいでしょうか?

チームの焦りのようなモノも感じつつ、その頑張り、想いを一緒に感じたいと思います。