強く振るの重要性 2014年のNPB最速が今では。。。最低水準に想う

今回は投手側視点です。

最近のトレンドと言いますと

①、統一球(飛ばないボール)

②、守備の可視化による内野守備力向上

③、①、②に付随したゴロを打たせる配球、球種の発達

④、球速の向上

 

の4点です。

巨人、阪神、中日さんが苦戦した原因に飛ぶボール時代の成功体験が邪魔したと思っています。

あの当時は右中間の意識(逆方向)を強く持つことは打撃向上の早道でした。

理由は明確で外のボールに対応し易いからです。

まずは外。

その王道が崩れてきています。

その結果、左投手対右打者対決で従来なら右打者有利と言われていた関係性が崩れてきている昨今です。

 

特に近年影響が大きいのが球速ですかね。

MLBを例にするなら益々進みそうです。

その変化に対応する早道は強いスイング。

振りまけない事が大事です。

従来の右中間を意識した打撃だけだと振りまけしやすいです。

つまりはあるレベルで以上の速球、球質に関しクロスファイヤーが大変有効になってきています

統一球になってインコースを攻める割合が減った後(アウトコースで料理できた)、最近インコース攻めが増えている理由です。

そして、そのインコースが危ないコースになりつつあるというのも世の流れでして互いにせめぎ合っています。

 

そのインコースを攻略する為の手段として球速が重視されています。

 

勿論、球速なくても他の手段でカバー可能なのですがテクニック(コントロール、球種)が必要となります。

これを即習得できるかですかね。

どちらにしろ純粋な力の前には無力です。

横浜が苦手とするヤクルト石川が広島戦を苦手としています。

試合になっていません。

純粋な力の象徴が振りまけない打撃。

ただ振りまけないだけでなく、そのスイングの速さを基本として小細工を打ち砕くような感じです。

力強いスイングと選球眼は相いれないのですが、それを実現来ているから広島さんは、

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好球必打と四球を両立できています

 

金本阪神が副作用を理解しつつも強いスイング至上主義に走った背景です。

その激しい淘汰を潜り抜けて抜擢される野手に私は魅力を感じています。

この面で横浜は苦戦しています。

中畑さん時代、スモールベースボールを目指した結果、小兵系の打者(先の記事に書いるとおり筒香や梶谷らは対象外です)は逆方向を意識した打撃をしていました。

 

中畑さん時代一軍に帯同し続けた白崎、高城は打てないなりの何かを求められ右打ち、犠打の練習をしていましたが文字通り打てないなりで終わってしまいました

強いスイングをするには肉体改造他をする必要があるのですが、あの4年間の出遅れ大きいように感じています。

高城や白崎、右打ち、犠打が上手いのですが結果的に遠回りしています。

 

ラミレスだけでなく全球団、好球必打だけでなく上位、下位関係なく強く振るを意識した打撃をし始めています。

 

そんな背景もあり中畑さん時代のドラフト(そういう選手を獲得してない?)、育成での失敗もあって横浜は苦戦気味です。

最近、入って来てる選手に関しては元々強く振れる選手、強く振るを意識した指導をしていると思いますが、

素材型に移行していた時期(高卒野手を獲得しています)でもあり選手が出てきていません。

そこに中畑さん時代に育成、獲得したの野手が苦戦した事で控えとレギュラーで深刻な差が生じてしまった横浜でした

 

2014年のチーム別球速は139.2~142.9 平均141弱でした。

これが2018年なると142.3~145.6 平均144弱。

ほんの数年前までの最速142.9(日ハム)が今は当たり前なんですよね。

今年の全体10位のヤクルトさんは143キロです。

2014年の日ハムさんレベルでは今は遅い方に分類されます。

この対応に横浜の控え野手陣が対応できていませんでした。

 

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絶対値では伸びているのですが相対比較で横浜は後手に回っています。

二軍で試合経験を重点的に与えられている選手は高卒1,2年です。

強く振るで指導された若手野手が出てくるのには時間かかりそうです。

そもそも、そのノウハウが横浜のファームにあるのかですかね。

 

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正直、悔しいです。

凄く努力しているのに・・・

倉本も新人時代とは比較にならないほどスイングが良くなりましたが今の球速を考えますと足りないようです。

悔しい。

だからこそファンには結果でなく過程を見て欲しいです。

これは監督に対してもなんですが、なぜ?今があるのかについてもっと考えて欲しいです。

 

ドラフトは他のブログに任せます。

毎年、記事を書いてましたが今年は書かない予定です。

未来に続く何かの分析はよそ様にお任せします。