ラミレス野球が長い回を投げるに向かないのは同意します。
6回程度を目安に野球はしていますが7回以降は状態を見ながらになっています。
投手によって6回から状態を見ながらの続投となっています。
投手の実力を見ながら決めています。
6回目安を優先にする監督ですので、
2016年のラミレスは失点しても責任回を優先し続投させていました。
当時、中畑さんの野球と違い勝つ気がないのかと良く批判されました。
点差が開いても代打を出さずに先発続投させています。
あの采配があって主要中継ぎ陣が投げ切れています。
中畑さん時代はシーズン通して投げ切れた中継ぎ投手は数える程でした。
そして投げ切れても、その多くは翌年故障しています。
ラミレスも長い回を投げる重要性は理解しています。
問題は先発の実力、許容量を超えた続投。
勝つことと長い回を投げるのが一致しない場合がある事でしょうか?
東とか無理に続投させれば4,5回完投出来たかもですがさせませんでした。
中5でのフル回転もさせてないです。
結局、9月の12連戦もしませんでしたね。
中5で先発登板させること自体を忌避する傾向がラミレス強いです。
クライマックスも視野に、その先を意識させると燃え尽きさせないですかね。
そのかいあって中畑さん時代の井納や三嶋らと違ってシーズンを投げ切れています。
そもそも論でラミレスは試合に勝つのを目的としています。
チーム構想と実際が毎年違う事でわかると思いますが現実に合わせ修正する事が常な監督さんです。
だから、チーム戦力に劣るにも関わらずAクラス入りしています。
手段であるべき方法論に拘りなく信念はないです。
参考記事
形に固執しないので毎年、しれっと野球を変えているラミレスです。
本当にやりたい野球はスモールベースボールなんですが毎年諦めています。
如何に勝率を上げれるかに重点をおいている監督さんでしょうか?
その価値観の基、先発投手に対してもただ長い回を投げさせると言うより責任回を毎試合投げ切って欲しいと考えているようです。
マネージャー的に言いますと、完封、完封の影響で打ち込まれて3回ノックアウト、完投より、毎試合6回投げ切ってくれた方がチームとしては助かるわけです。
9回150球無失点、3回6失点、9回150球無失点、3回6失点よ、9回無失点、3回6失点より
6回3失点を6回続けた方がチーム勝率上がります。
3回で降板されますと中継ぎへの影響も大きいです。
防御率は同じ4.5でもチーム勝敗上、QS勝率は6割超えますからQS続けてくれた方がチーム勝敗は改善します。
そんな意図の基、配球も、そうなっていまして完投を意識するような配球になっていません。
良く谷繁らに批判されますが7、8,9を投げ切るような配球になってないです。
一試合を通したゲームメイクになってないと良く批判されますが、まぁ、そりゃねぇ。。。あの先発投手たちをリードしようとすると難しさと言うか・・・
配球みてればわかりますが5回終えてから全力投球モードに入る先発投手が横浜の場合多いです。
5,6回ぐらいからラストスパートをかけ始めているわけですね。
先発がより長い回を投げるには配球も含めイロイロ変える必要があります。
それに相応しい力量が横浜の投手陣にあるのか?
私はわかりません。
投手の状態を見ながら実力ある投手中心に長い回を投げさせていますが、
中畑さんと違い状態を見ながらです。
目標ではないですよね。
そして、あれほど加減しているのに先発中心に故障者相次いでいます。
一方で長い回を意識しないと投げれないです。
課題が違ってくるのは明白です。
ペース配分、配球(配球の裏付けである変化球を覚える必要があります)も含め変える必要があります。
そして、それは短期的には中畑さんをみるまでもなく負け易くなります。
場合によると中畑さん時代のように故障者がより増えるかもです。
番長が投手陣に何を求めているかわかりませんが先発に長い回を投げさせるには0スタートさせて育成モードに切り替えた方が良かったかもです。
当然、横浜は短期的には勝てなくなる可能性がでてきます。
故障も増えるかもしれません。
その代わりに将来勝てるようになるかもです。
菅野のような投手育成を目指すなら、そうなります。
今と先々でラミレスと番長が対立するかもしれません。
光山コーチとラミレスが伊藤の使い方を巡り対立したように。
どちらが正しいとかは思わないです。
それぞれに言い分、理があるからです。
その場合、譲るべきはコーチなのですが今の横浜の組織マネージ上、指揮権が監督にない可能性がありますから次期監督予定の三浦コーチ次第でしょうか?
あれはコミュニケーションで埋められるような話じゃないです。
なんでラミレスを解任しなかったんですかね。
ラミレスに求められているもの(短期)と番長の目線(長期)がズレる可能性があります。
次期監督を意識した投手起用を番長する可能性があります。
波乱含みです。
通常は、そういった事を避ける為に二軍におくのですが・・・
横浜編成の意図が読めないです。
火中の栗をラミレスに拾わせて2020年に三浦新監督という絵図面だけは伝わってきます。
そんな雑なチーム計画で来季、セで勝てるとは思えないです。
しっかり交通整理してくれているですかね。
部長(監督)と課長(投手)で意見を違えそうな場合、上層部が交通整理した上で人事をしますがしていそうに感じないです。
どういうチーム像をフロントは描いてるのか?わからなくなってしまいました。
長い回を投げれる強力先発陣を育成する気なら監督変えるべきだったと思います。
番長が育成に比重をおくなら来季は負けるかもです。
一方、ラミレスの目指している方向性は2015年ヤクルト型と思っています。
個の弱い横浜で勝てる分野があるとしたら中継ぎの運用面だけです。
そこで差をつけないと個が強い巨人や広島さんと戦えないです。
普通にやったら勝てないだけの差が広島さんや巨人さんとはあります。
あるからリスクを負って今シーズン戦い続けたわけです。
方向性の一致出来ているんでしょうか?