梶谷降格にみる柴田2塁2番の是非、神里1番との相性の良さに関し思う

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

前記事の続きです。

今回は主に2塁2番柴田について書きます。

外野の起用は二塁柴田の先発起用との比較になります。

 

これが梶谷降格理由の2つ目とみています。

 

対広島オープン戦 柴田の打撃にビックリ - 所持雑感

2月の記事で、

 案外、オープン戦後半で2番柴田になってたりして。

その場合はソトが外野に回るわけです。

っと書きましたが、

そうなると外野にソトが回りますので梶谷、神里、クワ、楠本の布陣では外野が多すぎる事になります。

梶谷降格をみますと、その形になりつつある予感が強いです。

ただ、柴田の打撃状態が良くないんですよね

相手も調整途上でしたし相手によっては良く見えてしまうのですが振り遅れ気味の打撃となっています。

開幕戦をみた選手評価 フルカウントスタートを決めた大和に天晴 - 所持雑感

にて柴田を評し、

9回のスイングをみて不安を覚えました。

う~ん。

 っと評しましたがやっぱり状態悪いです。

一軍投手相手ですと引っ張れないようですね。

速球について来れないので逆方向の打撃になっています。

外角の速球の対処法は逆方向です。

筒香とかスコって当てに行きます。

いわゆる野球の常道で柴田は対応しているのですが今はそれだけでは打てないんですよね。

実績上ですが。(倉本が良い例)

 

柴田のヒットになった打球はエラーもどきで出塁した(中日戦)ものを除けば逆方向の打球だけです。

引っ張った打球は詰まり気味。

今後に心配な状態ではあります。(10打席で実質1本のヒット)

 

それでも最低限を出来そうな素養を見せており先発の座を奪いつつあります。

ラミレス、スモールベースボール好きなので最低限できる打者を使いたがります。

ラミレスに批判的な人ほど見誤りますがラミレス、スモールベースボールやりたがってまして理想的とは言えませんが近いものを実現できる可能性を柴田に感じたのかもしれません。

 

犠打上手くなった気がしますし(犠打3つ成功。上手いと感じる犠打でした)、なんとか進塁打も打てています。

相変わらず出塁重視の打撃で犠打を除いた打席で3四球/13打席と出塁しています。

その影響もあり打席少ないですが出塁率が4割弱あります。

後ろが強力でストライクゾーン中心に攻めてくることの多い2番と言う打席で打てないのは残念ですが、

打席少ないと言えど四球を3つも選べているのって凄い事なんですよね。

昨年の2番柴田は監督指摘している通り二番の役割が出来きませんでした。

低い犠打成功率+進塁打も打てず、さらに2番ですと相手も必死に攻めて来るので四球も選べず・・

それでも横浜の選手の中では選べている方なんですが打撃成績芳しくありませんでした。

6番とか相手が歩かせるのも止む無しの配球するので四球(出塁率4割弱。投手の前の8番とか打席少ないですが出塁率5割)多かったですが本当に重要な打順で打てず、四球も選びきれずレギュラーダッシュまでは至りませんでした。

 

2018年に柴田はキャリアハイの打席265を与えられています。

柴田以上の打席数と言いますと神里の273打席、桑原の421打席ですから限りなくレギュラーに近かったです。

ただ、もう少し選手でして。

柴田ファンには申し訳ないですが横浜だからと言うのが大きかったと思っています。

だから野手WARでリーグ最低を記録しています。

 

横浜の2番ですが相手がコア4を警戒するが故にあるレベルがないと重荷になるようでして、その重荷に柴田(大和も実績上去年はダメでした)らは耐えきれませんでした。

その重荷(ストライクゾーン中心に攻めてくる)を利用して打てたのがソトであり宮崎だったのは記事でこれまで書いていた通りです。

 

そんな柴田でしたが

その四球が四球率(IsoD)でみますと前年の2番先発時の成績が打率.194 Isod0.113(これでも横浜の選手としては高いです。)が、

今年は未だ打席少ないですが、

打率.125 Isod.239と成績を出しています。

IsoDで.239って、これ凄いです。 

私の懸念通り打てないですが出塁しているんですよね。

しっかり選んでいる印象で確変に感じません。

そして、

その前を打つのが神里。

 

これが神里一番でなくクワや、楠本が一番ですと話が変わるのかもですが神里の走塁を活かしやすい2番となっています。

ノーアウトで出塁して盗塁。

柴田ですと神里が盗塁するまで我慢できそうです。

さらに最低限の打撃をして3塁に進めてノーヒットで生還とかもシナリオ的に十分あり得そうです。

走塁センスが神里良いんですよね。

その神里を活かす為の2番柴田と言う形。

去年レベルの犠打では柴田2番はありえませんでしたが、より個性を際立てさせてシーズンインしています。

こういう起用にラミレスのスモールベースボールへの渇望ともいえる想いを覚えます。

打撃に目を瞑るわけです。

柴田の走塁能力はリーグ平均でみますと低いです。

2番向きかと言うと渋滞を起こしそうですし神里のような高い帰還能力もないです。

ないですが、彼の後ろを打つ人たちは長打力のある選手たち。

コア4が健在で、その前を神里が打つことで2番2塁柴田が現実化してきました。

 

柴田の打撃状態は気になりますが梶谷降格に、その形を覚えます。

単純に外野2枠を梶谷、クワ、楠本、神里で争っていた開幕時とは違う状態と考えても良いでしょうか?

 

これも柴田2塁の影響なのですが。

以上はポジティブに評した二塁二番柴田と神里、梶谷降格情報でした。

 

今の横浜に柴田以上の2番適性を持った野手見当たらないと見ています。

コア4を除けば2番候補としてクワ、楠本、神里らが試されていますが柴田が第一候補ですかね。

だから、オープン戦後半には柴田が2番?とか記事で書いていたわけです。

他のチームの2番2塁との比較で実力が落ちるかもですが必死に、その役割を意識し奪いに行く姿勢は好感を覚えます。

 

ラミレス監督の求める2番像を形作っているように感じてます。

もしくは他の横浜の選手にない尖った個性を柴田は意識して作っているとも言えます。

その証左がストライクゾーンで攻められることの多い2番と言う打順で奪い取っている四球に見て取れますし改善した犠打能力や進塁打でしょうか?

今回、クローズアップして書きませんでしたが同じことを高森さんが記事で書いてましたがまぁ、そりゃラミレスの評価も上がります。

 

ラミレス好みの選手ですね。

その好みを柴田も良く理解しています。

勝てる野球を意識してラミレス采配をふるいますが好みがありましてスモールベースボールを意識した相手の心を攻める野球をしたがっています。

これでメンタル的にタフなら、確定ロン。

二塁柴田本決まりになります。(午後の一軍公示で楽しみですが)

気持ちの強い選手もラミレス好きです。

 

ラミレスは犠打を失敗したり進塁打も打てない打者に対しては厳しい采配をします。

凡事徹底を求めます。

流れを失うプレーが大嫌いです。

まぁ、それ以上のプラスを見せれば使うのですが流れを失うようなプレーをすると外れやすいです。

選手批判しないので分かり難いですが起用で見て取れます。

 

柴田が期待通りに2番で個性を発揮できれば横浜的には大きいです。

ファンの期待も大きそうですし楽しみです。

 

以下、柴田二番に関してでした。

次、若干のネガ(懸念)が入りますが二塁柴田で続きます。