楽しみな2番筒香の試みと佐野
2番筒香に今からワクワクしています。
結果はともかく相手バッテリーが悩みそうな打順ではありますね。
現在の横浜の課題は何といっても筒香の前の打者。
出塁率リーグ平均.321に対し1番が.319、2番が.342、3番が.323となっています。
1番は神里に頑張って貰うとして問題は2,3番。
横浜の2番の出塁率がイメージと反して高いのは宮崎の影響。
宮崎の2番占有率33%。
その成績は打率.351、出塁率.398、長打率.617 OPS1.015と大変すばらしいものです。
反面他の2番打者の成績が悪く数字を押し下げています。
ソトの2番成績(18試合)が打率.219 出塁率.278 OPS.799と渋い数字で活かしきれていません。
まぁ、ぶっちゃけコア4は筒香の前打たないと成績悪い面ありまして・・・
2番宮崎ではなくなった原因でもあるのですが筒香の前で復調を促していたケースが多かったです。
宮崎も含めソト、ロペス皆さん筒香の前の方が打っています。
筒香への批判が多かったですが勝負して貰えるような環境でなくゾーンギリギリで勝負され四球おkの攻防をされ続けている筒香でした。
過去を省みるまでもなく、あそこまでゾーンギリギリで四球おkの勝負され続けますと打撃のリズムが狂いやすくなりますでしょうか?
デジャブ―覚える成績悪化の兆候でした。
筒香の不調サインとも言えます。
そんな状態でしたから2番筒香の腹案自体あったと思います。
問題はコア4の各打者の調子が悪く特にソト。
この選手をどうしよってありまして3番(打率.251 出塁率.332 OPS.847)で打たせたり様々やっています。
やってましたが下位で打たせそうな状況となりそうです。
確実性があまりに乏しいです。
現在のチーム得点王は筒香の45得点。
筒香起点になっていた部分あり、
「流行りというよりは、出塁率などを考えて、彼を一番活かせる場所だと思った」
という監督の構想は理に適っているように感じます。
この結果、何が起きるかですが3番ロペス、ソトのような効果が1番神里に期待され、その攻防がタフさを増しそうです。
相手バッテリーからすると今まで以上に神里は出したくないです。
そして後ろに出塁モンスター筒香が控え、宮崎(筒香の後ろを打つと併殺多くなりそうで嫌ですがしょうがない)、ロペス。
バッテリーいきなり初回から来るわけですね。
2番筒香のトリガー様々ありますがロペスが復調気味というのが一点。
7月打率.324 出塁率.359 OPS1.089と状態が良く、かつ宮崎も打率.382 出塁率.447、OPS.1036と良くなっています。
筒香の後ろでも彼らいけそうです。
漸く筒香の打順を動かせそうな環境になりつつあるわけです。
(宮崎はコア4で一番タフな環境である一番後ろを打っての成績なのが凄い。これは昔からですが)
そして佐野。
左への対応に関しては不安ありますが現時点でコア4に準ずる(以上?)打撃内容を見せており回りの評価も変わりつつあります。
筒香の後ろを打つのが宮崎、ロペスだけでなく佐野というのも大きいです。
私、相手バッテリーなら嫌です。
これがソトじゃないのが面白いですがソトの確実性が上がるのを待つより佐野に賭けた方が良いと判断したと見ています。
ラミレス監督は「明日はどうなるかわからない」とした上で、15日の試合では5番に佐野恵太を起用することも明言した
佐野のスタメン固定の可能性も覚える談話でした。
不確実なソトは6番で、その不確実性を最大限に発揮して貰う事になりそうです。
日本のバッテリー、配球の定石は最悪想定にあります。
試合序盤は大量失点避けたいので一番後ろにソトはバッテリー嫌でしょうね。
ランナー貯まってのソト。
ボーンっは痛い。
そして一点を争う試合終盤における6番ソトは穴が大きい故に魅力的とも言え・・・
一失点も大量失点も変わらんだろう的な展開の時に横浜は大量得点のチャンスを迎えそうです。(無得点もかもですが)
序盤と終盤でソトを巡る駆け引きが変わり1~6まで気が抜けません。
そして、止めに伊藤、大和が控えているわけ愉しそうな打順です。
バッテリーが、あーだこうだリスク計算し出しますと打線は打ちやすくなりますが良い感じですかね。
これが今年のソトが上位ですと、彼、ホームランか凡打なので怖くないと言いますか割り切りで配球できるわけです。
そして最後にラミレスの野球哲学。
「基本的にこちらが指示することはない。そういうことは、必要ならば選手間で個々にやればいい」
これ。
相手バッテリーの配球などで状況が目まぐるしく変わります。
間のあるスポーツ故に考える事が互いにできます。
必要ならば選手間で個々にやればいい
これ常に監督見ています。
ボーダーの選手とかの判断基準にあえて指示出さないとかありますがラミレスらしい感じでした。
乙坂2番は止めるだろうっと書いた場面ありましたがフリーハンド与え得る事で様々適性をみています。
そして上記談話は筒香なら出来ると言う信頼の表れでもあります。
大人の野球。
考える野球。
頭のいい野球に最終的につながっていきます。
そして選手判断で失敗しても、それが野球といつものように言うでしょう。
それがラミレスでもあります。
尚、2番筒香の目的が筒香の復調にあるのか、2番筒香、5番佐野にあるかはわかりませんが、
2番筒香の場合、5番(もしくは4番)に佐野を置くのは基本線になるとみています。
これが機能した場合の破壊力はワクワク感しかないです。
2番筒香でなく打線としてみた場合のシナジー効果は大きいです。
アンチスモールベースボールと批判されそうですが現状の横浜に俊足巧打の2番候補は居ません。
監督初期構想の2番クワ(他)が頓挫してしまった以上リーグ優勝を意識すると最善手には感じています。
中継ぎで上手くいっておりジョーカーとなりえた石田の先発復帰同様、チームを大きく動かさないと巨人追撃覚束ないです。
勝負の時です。
開幕時よりワクワクしています。
結果出る前って楽しいですよね。
結果、失敗しても私はワクワク感忘れない派ですので批判しません。
今日の試合、本当に楽しみだ。
試合前ラインアップ
1番 神里
2番 筒香
3番 ソト
4番 ロペス
5番 佐野
6番 宮崎
7番 嶺井(伊藤体調不良)
8番 大和
でした。
ソトを後ろに置くと完全沈黙のリスクもあるしな。
宮崎6番が勿体ないが意図もわかる。
ソトの状態が上がると監督見ているのかな?
ふむふむ。
6番ソトと想定して記事書いてました。