昨夜の試合、代打野手陣の弱さにがっかりした方も多かったと思います。
8回表、2点差でノーアウト満塁。
宮崎が最低限を打って一点差。
しかし後続の伊藤に代打でた神里(併殺を避ける意味もあっての代打。本当は、そのまま伊藤でも良い。この辺は好き好き。)、投手に代打で戸柱が凡退します。
スアレスも良い投手ですのでしょうがないんですが戸柱の打席内容があまりに良くなく(ボール球に手を出し続け三振)。
打撃で今の戸柱は期待し難いです。
守備で貢献する選手です。
その選手が試合終盤、競った場面で代打で出てくる現状に横浜の課題を覚えます。
これが2016年ですと代打攻勢が主要な戦術手段となっており大きな得点源だったのですが今はできません。
基本
2018年に書いた当時と変わらない状況です。
横浜の育成状況投打に深刻となっていると感じる部分ありレポートしていますが。
当初は野手により根深い問題があると、その育成方針(巨人式の模倣)にスポットを当て2018年レポートしていました。
が、他にもありそうで
にて予告を書いてます通りです。
+40勝を12球団で唯一超えた事がない横浜です。
過去実績上、優勝するチーム条件ありますが、その条件をクリアしますとWARでも+45勝を超えます。
その目安の+45勝に対し横浜が記録した事がある過去最高のチームWARは+36勝。
ゲーム差にして18です。
真の強豪チームになる手前で超えられず苦戦している状況に感じます。
今の横浜が記録している数字は大変よいですが上記状況が関係して一過性に終わりかねない危うさがあり、
昨年も伊藤、宮崎が故障し成績悪いと言えども貴重な中継ぎだったパットンが離脱した事で8月以降横浜のWARが急減しましたが控えが細っています。
今、出場している主力選手が離脱しなければ昨年と同様な戦力読みできますが代わりが弱い横浜です。
先発10人体制を見直した事でベンチ入り野手メンバーが足りなくなっています。
10人体制を敷く利点は野手か中継ぎを多く登録できる事でした。
その体制を止めた事で途端に野手のカードが寂しくなり始めています。
オースティン居ればまた状況変わるのですが一枚欠けて、この状況ですとリスクヘッジ上厳しいです。
野手の追加登録を模索する事になりそうです。
先発の手持ちカードを考えた時井納落せません。
中継ぎ再編する事で野手の枠を作る事になりそうです。
大貫を中継ぎに回す可能性も覚えます。
ファームみますと先発10人体制してまで試したい投手が手薄になっており故障後再調整を続けていた上茶谷ぐらいでしょうか?
ドラ2坂本は先発初勝利をあげた試合で足首をひねって故障し即日抹消。
未だファームで投げていません。
10人体制の前提である層が今の横浜にはないです。
去年も10人体制で勝敗を悪くさせていましたが育成向きな体制です。
中継ぎでは飯塚の状態が極めて悪く。
防御率だけみると砂田、三上、藤岡らが良いですが下から推薦状を出せない感じのようです。
再編に絡んで誰かしら昇格してくるとは思いますが誰があがる事になるでしょうか?
代打としてみてみたい野手でいうと山下となります。
守備位置の問題もあり悩ましいですが。
走攻守で課題多い野手が多い事で代打専門枠作り難い横浜です。
これは2018年に書いた当時と同じ事情になります。
以前は倉本、桑原、戸柱(ないし他)が最初から最後まで出れることで2016年などは代打専門枠を作れていたのですが。
守備交代、代走を意識し、さらに中継ぎに厚みをもたすなどすると野手枠を圧迫し昨夜の試合や2018年の試合のような事になり易いです。
捕手3人制も崩してくるかもですね。
伊藤の状態次第ですが。
本当は崩したくないのですがフル出場期待できる走攻守に安定感ある選手が横浜の場合少ない事で、このような事が起きやすくなります。
優勝チームには菊丸田中に鈴木誠也、会澤と1試合通して出続けてくれる選手が居るのですが横浜の場合交代を意識せざる終えない選手があまりに多いです。
WARの良い選手=菊丸田中、鈴木、会澤のように交代され難い選手たちです。
その面で横浜は課題を抱え数字悪くなりやすいです。
代走、守備交代を常に意識する采配をすることで、なぜ?と言われ易いのですが。
窮屈な采配してはいます。