なぜ?横浜と中日が非効率だったのか?その改善の芽について

今期、打撃で非効率だったのは横浜と中日でした。

チームOPSから期待される得点で、この2チーム過去11年でワースト1,3位を22年に記録しています。

横浜は昨年に続いての傾向でした。

 

方向性的に両チームともやりたい野球が良く似ておりシンパシーを覚えます。

21年の横浜は選手特性よりやりたい野球を優先した結果、あの打撃バランスリーグトップの得点圏打率非効率を極め最下位の原因になってしまいましたが

 

因みに22年中日さんの得点圏打率はリーグ最下位、これも効率悪い理由かも。

う~ん、横浜は何をやってるんですかね。

これで石井コーチが素晴らしいと褒められているわけですが未だ道半ばです

2,3年かかると明言していた通り未完成です

未完成故に効率悪いわけですが・・・

 

さて、今回の記事のトリガーですが阿部のトレードが理由です。

この非効率性を取り除けるのか?で両球団の伸びしろを図れます。

これが原因で阿部が立浪監督の構想外になってしまった部分もあるとみています。

嵌ると来期の中日は強いです。

 

実は横浜より中日さんの方が伸びしろあるんですよね。

横浜は難しい局面になり始めています。

最下位からの22年上位進出を予告していた私ですが来期の横浜は難しいです。

 

まずは如何に非効率だったか今回は走塁能力も含めた指標で確認したいと思います。

チームOPSからの乖離は下記の参考記事を

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

相関0.95という極めて高い相関が得点とチームOPSではありますが下限に近い数字を横浜と中日は記録してしまいました。

 

今回は盗塁(ベースランニング評価入りません)と犠打含むの数字です。

使う数字はRC。

打撃成績全般から期待される得点です。

死四球、三振、盗塁、盗塁死、犠打、併殺打。。。などからなる数字です。

詳しくはRCで検索を。

MLBの数字を元に計算式でていますのでNPBですと相関悪いです。

個人的所感でいいますと期待より実際がNPBでは低めにで易いです。

進塁打が多い事で効率を押し下げている?進塁打は多すぎるチームは数字悪化し易いです。

 

そんなRCでみると

22年RCランキングと実際の得点

1位 ヤクルト 630 実際の得点619

2位 巨人 579 実際の得点548

3位 横浜 539 実際の得点497

4位 広島 531 実際の得点552

5位 阪神 491 実際の得点489

6位 中日 489 実際の得点414

 

乖離 

ヤクルト -11

巨人 -23

横浜 -42

広島 +21←かなり良かった これ来期のマイナス面? 下がるかも

阪神 +3

中日 -85

 

チームOPSでみた期待得点でみると中日さんと横浜の乖離は同じぐらいの評価でした。

しかし併殺死、盗塁、盗塁死、犠打なども含む含む評価入り始めますと

 

中日さんの乖離がかなり酷い数字となっています。

この乖離-85は過去ワーストかもです。

記憶にない数字でしょうか?

横浜が22年に記録している-42も悪いとは言えば悪いですが

2014~2016年広島さんが毎年-50ぐらい記録しており極端に悪いかと言うと悪いと感じず

谷繁中日も2015年に乖離-60点記録(当時のワースト?レベル)するなど22年横浜に関しては評価がポジティブ?になります。

どちらかと言うと打線バランス的に横浜が22年に記録した-44点の方が酷く・・・

得点圏打率リーグ一位でって嘆いていた通りです。

 

この打線バランスに関して22年立浪中日は極めて悪く優秀な1,2番を活かせない構造をもっていました。

要はランナー出塁して盗塁しても、送っても返せないわけですね。

 

RAで期待される得点から-15%も押し下げていた中日さんです。

これ修正できるかのかのポイントは新外国人次第。

 

クリーンアップの打力を上げたい。

その結果、阿部が外れてしまった。

二塁の守備力を考えると(2019年の阿部は上手かった)守備型とも言えない部分があり

打撃型選手としては物足りない。

そんな評価を立浪監督から受けていた感触を覚えます。

これが22年外野コンバートの要因であり今期流出の背景とみています。

 

守り勝つ野球を標榜しているようですから二遊間は打撃に目を瞑りつつも守備重視で使いたいんでしょう。

返す役割は新外国人。

打線バランス的に強打者二人(衰えも覚えるビシエドと新外国人)だけでは足りないのですが経験的に半分程度は改善が期待され

 

それだけで+40点ほど得点増が期待できます。(効率性の改善

そこに新外国人のベース成績が加味されますから当たりを引けば100点ほど増えるんじゃないかとみています。

今期、貧打と言われたチーム成績で中日さんのRAは500点近くあります。

投打のバランス考えると実は中日さん強いんですよね。

実際強いのですが

 

横浜は逆に野手で新外国人居ませんので伸びようがないです。

強いて言えばオースティンなんですが肘の再出術を22年オフにしており術後の回復具合が・・・

万全なら打線バランスよくなるかもですが

横浜の場合、21年に平均以上の打者がオースティン、ソト、宮崎、桑原、牧、佐野と居て

あの非効率を極めたチームでした。

選手構成的にチーム方針がマッチしてない感があり石井コーチの苦労も覚えます。

大きなマイナスを記録し続けた2014年から2016年広島型に近く(選手に経験が必要)

もしくはより酷いと言うか・・・

 

三浦横浜がやりたい野球に必要な走力がないんですね。

ベースランニング評価、かなり悪そうです。

 

これでWAR4勝ほど押し下げているかもです。

 

過去記事読むと

投手面はポジティブに22年横浜を評しており

捕手は三浦次第、来期の総失点は-50~ー100 優勝争い出来る根拠の1 - 所持雑感

期待通り

21年に624失点喫した投手陣が534失点と90失点ほど改善しています。

最も、その投手力も加齢に伴なう衰えのようなモノを覚え始めており今期の数字を維持できるか

難しい時期に入り始めました。

 

そして打撃。

横浜がやりたい野球に向く選手居ないんです。

オフに走塁改革だと片岡を招いしてましたが早々身に付くわけがなく

 

その点、中日さんは岡林と大島がいる。 1,2番向きな選手がいる。

後は新外国人次第。

外から補強に頼れるのは大きいです。

返す能力だけに特化するなら未だ選択肢あると思うのですが大島や岡林のような標準以上の出塁力がある上に走守に優れた選手はなかなか。。。

 

1番は居ても2番までおける中日さんのようなチームってなかなかいないんです。

1番岡林、2番大島でいけるじゃないかと。

大島の年齢的な衰え気になりますが未だいけるはず。

 

中日さんは如何に、この二人の得点を増やすかです。

横浜は桑が21年に3割以上打って佐野、牧、オースティン、宮崎ら返す選手が居たにも関わらず、あの得点効率でした。

 

どうしたもんだか・・・

ベースランニング評価が悪いと非効率になり易いですが

どれだけ低いんでしょうね

スモールベースボール向きじゃないんです。

今の横浜の選手構成。

だから、ファームはすばしっこい選手だらけになっています。

 

この辺があって三浦監督が投手でも代走に出したいと言い始めてるかもです。

 

CSでの敗戦が理由でしょうが代走出したい選手が多すぎて。。。

 

 

 

両選手にとって良かった?と感じる中日阿部と涌井のトレードについて

中日さんから持ち掛けたトレードのようです。

一見すると中日側不利に思えますが

 

阿部の中日での立場を考えると・・・ありかなっと。

2022年阿部は内外野、目まぐるしくポジションを動かされています。

 

背景として立浪監督の意向、若手野手を使いたいからあったようです。

 

www.sponichi.co.jp

引用

「今の現時点ではサード、ショート、セカンドが空き家になった」

あえて空き家にしていたわけで・・・

空き家故に阿部がシーズン中に再コンバートされています。

○○を使うが大前提にあり、その都度、都合よく阿部はポジションを動かされました。

盤石な立場がある選手のそれでないです。

 

シーズン開始は外野。

石川負傷に伴い、内野へ。

そのまま二、三塁を守りましたが

チーム事情上、あくまで急遽です。

22年に外野にコンバートされた背景が重要でしょうか?

 

横浜ですとコンバートも編成マターなんですが(そういうチームが多くなりました)

中日さんは監督の意向が強いようです。

コーチの人事権も横浜の場合、監督にはないですが中日さんは監督の意向で勉強してこいと一軍コーチに招聘したコーチを二軍に研修にだすようなチームです。

 

かなり監督権限強いです。

その意思決定プロセスを鑑みると今回のトレードにおける立浪監督の想いの強さを覚えます。

 

その外野には大島、岡林が二席埋め、残り一席を新外国人。

野手で補強するなら外野が最有力、立浪監督が現在外国で視察中です。

実質全権監督として頑張ってますが・・

そして若手切り替えのチーム方針。

使われ易い21年ドラ2の鵜飼やドラ1ブライトらと外野で競う構造です。

かなり厳しい。

 

元々手薄だった内野から候補が豊富な外野(根尾も居た)に阿部をコンバートした所をみますと

阿部の立場の厳しさを覚えます。

 

実質で立浪監督の将来構想から阿部は外れかけていたように感じます。

石川らと競わせていたならわかりますが

あの薄い内野陣であえて阿部を外野コンバートですからね。

その決意の堅さを覚えます。

 

三塁は故障から復帰の石川を固定で22年同様使い切るようですし空いているポジションは二塁。

そのポジションで中日は内野を22年ドラフトで4人補強しており若手優先のチーム方針を考えると阿部が外れやすそうに感じます。

外れやすいから外野にコンバートしたわけで、その方針を変えるように感じません。

変えないから出されたと解した方が良いかな。

 

期待通り伸びるかは知りませんが

方針がそうなので・・・

 

また、阿部の二塁での守備力が衰え始めてまして(これが外野コンバートの主因?

難しい。

個人的にファンに好かれ易いタイプの選手です。

大卒社会人経由でプロ入りも遅く二軍で3年ほど研鑽を積んだ苦労人です。

ファンの多くが阿部流出に否定的なように、その背景(打撃課題のチーム・・・打撃と言うかチーム成績の割に非効率過ぎる)を考えるとわからなくもないですが

 

中日における阿部の立場と楽天での立場を比べた時阿部個人には良いトレードではなかったと感じます。

横浜から右の伊藤を獲得していますが右の内野手楽天の補強ポイントでしたから。

 

さて、中日おける涌井です。

今回、涌井を欲しくて中日さんがトレードを持ち掛けています。

当然、欲しいから呼びかけてるわけで

 

先発、中日さんの補強ポイントでもありました。

 

5人目(柳、大野、松葉、高橋、小笠原)まではまずまずですが6人目の先発が弱く、厚みとして課題がある中日さんです。

 

育成上がりの上田(横浜の育成はなにやってるのやら。。。)や、投手にコンバートされた根尾など居ますが未知数の部分があり、そこに22年ドラ1の仲地が絡みますが

 

大野、松葉、福谷、岡田ら30歳以上で先発の40%ほどを占めており来期、29歳の柳も含めると層を厚くしても良いかなはあります。

高齢化が進む横浜の先発陣と同じ構図を持つでしょうか?

 

36歳の涌井はどうなの?はあるかもですが良いかもですね。

投手有利なホーム球場に経験豊富な投手の移籍です。

球速も未だ150出せます。

 

中日さんが持ちかけて、阿部でおkっという背景のトレードですから極端に悪いわけじゃないです。

立場が厳しくなる阿部への温情トレードにも思え良かったじゃないでしょうか?

 

 

因みに

私が中日ファンの立場でしたら怒っていたかも。

ポジションは与えるものでなく奪うものです。

阿部の守備力低下傾向(三塁では未だやれますよ)は確かに問題ですが若手優先というのがどうにも・・・

感覚的に森の出場を増やそうとして大和をトレードに出すような感じです。

物語的にも面白くないじゃないかと。

 

プロ入りが遅く遅咲きの選手が主力選手となり衰えても職人肌の活躍をし代打となりチームを支える。

ベンチから若い選手を叱咤する。

そんなストーリー奪われるわけですからハレーション強いのは想像に難くないです。

そこに貧打が絡む。

山崎が空き屋状態と指摘する内野の層の薄さ。

22年のチーム成績上、2番目に打点を稼いでいた選手の流出。

 

若返りを図りたいという立浪監督の大方針を考えると必ずしも悪いトレードではないのですが(上手く行くかは知りません

news.yahoo.co.jp

引用

先発の枚数に厚みを増したいドラゴンズと、野手を強化したい楽天の思惑が一致した。

中日はドラフトで内野手4人を指名するなど若返りを進めていた。

さらに、経験豊富な右腕の加入は高橋宏ら若手投手陣への相乗効果も期待される。岩手出身の阿部にとっては地元球団でプレーすることになる。

 

この説明文通りとなります。

ただ

経験豊富な右腕の加入を喜ぶなら、経験豊富な内野手の流出に伴う若手内野野手陣への影響も考えても良いよな気がします。

 

投手陣はバランス(想定外に強い)よくなりましたが野手陣が歪な構造(想定外に弱い)になり始めていますね。

内野でベテラン選手がいると横浜大和のようにいろいろと善き影響ありますが

それを高橋周平(28歳)に期待しているんでしょうか?

京田はトレード話が出ているような状態ですし・・・

 

堂上(34歳)? 

しかし、堂上、一軍にあまり登録されていませんからね。

 

そういうデメリットもありつつも断行したトレードです。

立浪監督もわかっていてやったと思いますが

直接的な影響より間接的な影響への懸念が個人的には強いトレードでした。

 

涌井は試合に出れば活躍できると思いますし

阿部もまずまずやれると思いますから選手個人にとっては善きトレードのような気がします。

それでも中日側でハレーション強いのは野手側で想定外に弱くなった事。

目算通りに事が進まなかった場合が酷い目にあうからなんですが

若い力に賭ける。

賭けたわけですのでしょうがないです。

このままじゃじり貧という立浪監督の判断があるのでしょう。

性急すぎる気もしますが

 

 

阿部は二塁の守備力低下傾向を抑えられるかでWARが違う感じでしょうか?

どちらにしろ

 

これがベースにあり

全員が全員、こうなるわけではないですが

そのトレンドに逆らう両選手の活躍を期待しています。

 

そして、このトレンドがあるので横浜の来期予測が面白くないのですが

ギリギリ行けるか、果たして・・・

横浜投手陣、力を落しているんですよね。

えいやっで投げて抑えられた時代が懐かしいです。

個人的主観とWARの補正、ズレ始めていますが。

WARの元になっているパークファクター。

球場改造によって横浜球場変化した可能性があるんですよね。

投手力が必ずしも長所とも感じなくなり始めており知恵を覚え始めています。

おまけ 現在のチームMVP(個人ではない?)は捕手陣かな? - 所持雑感

 

力の衰えを上手くカーバーしていた横浜投手陣でしたが、そろそろ危うい時期に

2014年以降、横浜の長所と言うと投手陣でしたが局面変わりつつあります。

 

来期、横浜は故障上がりの投手も多く非常に読みにくい状況となっています。

期待のドラ2社大卒の吉野もコンディション不良で日本選手権出場しませんでしたが

 

 

2022 ゴロが多くなった森の打撃成績変化に想う

今期、森以外にも何名か打撃改造、アプローチを変えた野手がいます。

ソトは2021年OPS.738でしたがOPS.815まで復調?しています。

復調と言うより昔のソトとは違う打撃アプローチなので新生感強かったです。

ソトも石井コーチに感謝していました。

 

問題はソト以外が芳しくなかった事です。

 

22年桑原も積極打法を封印した結果、一時深刻な不振に陥ってしまいました。

途中から積極打法に戻しましたが・・・

 

柴田も酷かったですね。

小力タイプのプルヒッターでしたが・・・逆方向の打球が増えました。

来期以降立場が厳しくなりそうです。

 

さて、森です。

 

まず、大きく変わったのはゴロが増えました。

相対的にフライが減ってます。

かつ、柴田や桑同様、積極的に打ちに行かず我慢強い打撃スタイルを指導している節を覚えてます。

チーム自体は途中であきらめて積極打法よりになり快進撃始まりましたが

粘り強い野球をするにも時間がかかります。

2,3年、我慢してくださいと石井コーチが呼びかけていた理由です。

彼等の目指す野球自体、方法論として確立している手法です。

過度に否定しませんが

積極打法でも点を奪えまして(実際快進撃した)・・・

 

このいい塩梅がチームのテーマとなっています。

21年開幕序盤はチーム全体が待ち球をしており酷い状況になりましたが

失敗経験をチームは活かしている感じです。

 

参考記事 当時、積極打法をチームで封印した結果(出来る限り我慢しよう野球)、深刻な打撃不振に陥っています。

チームが復調したのは田代コーチがベンチ入りした時期からでしたが・・・・

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

そして打球方向的に森も逆方向への打球増えています。

 

逆方向に関してはチームがテーマとして取り組んでいる印象あります。

昨年ほどねばならないで野球してないのですが

テーマとして取り組んでいる横浜です。

逆方向の意識自体は方法論としてありでありです。

問題は逆方向の意識だけではダメでして・・・

インコースの速球に対応する為にも引っ張れないとダメです。

倉本が逆方向を意識しインコースの速球はファールでカットする振り子打撃で2016年に3割近く打ちましたがヒットの45%ほど(左中間で75%)逆方向。

かつゴロがほとんどという極端な成績だった結果シーズン中に攻略され2016年8月には打率.200程度になっています。

 

参考記事

菅野対策①と答え合わせ、倉本のファール数はかつてリーグで一番だった件 - 所持雑感

 

この課題に対応できなかった事で倉本は横浜を離れる事になりましたが・・

 

ゴロを増やしているのは内野安打を増やしたい?チーム打撃をする為?

消極的な打撃スタイルは四球を増やしたい(結果、出塁率が上がる?)という事と推論していますが難しい野球にチャレンジしている感じです。

 

この手の指導で結果出た野手って最近いるんでしょうか?

 

今期の森なみにゴロの多い(フライの2倍以上)野手で結果を近年出した選手というとヤクルト川端(今は以前ほど多くないです)、2016年倉本、昔の横浜宮崎らです。

 

その後、川端と倉本は不振に陥り倉本は今期でチームを離れます。

宮崎は横浜の人工芝を変えたあたりでゴロを減しています。

 

関連記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

フライの2倍以上。

ゴロの多い打者の多くが成績が安定せず苦しんでいるのは過去記事で報告している通りですが新たなアプローチを目指しているのかもしれませんね。

どんな理論で臨んでいるは不明ですが

 

 

以下、忘備録です。

 

 

2021年 森 

打率.194 長打率.272 出塁率.272 OPS.513 三振率(PA/k)3.77  

ゴロ、フライの比率 1:1 

初球ヒッティング15%

 

打球方向

左31% 中33% 右36%

ヒットの打球方向占有率

左25% 中40% 右35%

打率 内野安打含む

左方向 .217 中方向 .333 右 .270

 

 

2022年

打率.234 長打率.292 出塁率.292 OPS.586 三振率(PA/k)4.00

ゴロ、フライの比率 2:1  

初球ヒッティング率10%

 

打球方向

左42% 中23% 右35%

ヒットの打球方向占有率

左38% 中35% 右27%

打率 内野安打含む

左方向 .276 中方向 .461 右 .230

 

21年との比較で左中間への打球の打率が良くなっていますが

代りに右方向の率が悪化しました。

 

打撃成績トータルで成長の跡も覚えますが

 

同様に石井コーチが森を評し

www.sponichi.co.jp

 

物足りなさを指摘していますが同じ理由かもです。

もっと練習しましょ。

努力は報われます?と言いたいですが

今の森ですと打撃に関しては努力しても報われないかもしれません。

 

それでも器が大きいのでOPSで0.700ぐらい打てるかもですが(横浜の遊撃手の打撃能力的に一番手になりかねない状況)

伸びどまりしそうな感じを受けています。

 

大きく育って欲しかったですが優等生タイプ過ぎるのかもしれませんね。

 

筒香はチーム方針と自分の理想のギャップに悩み、苦しみ二軍に落され秋季キャンプにすら連れていかれなかった事で大村コーチと濃密な時間を過ごし2014年に覚醒しましたが

news.livedoor.com

 

そういう良い意味での試行錯誤感を森には感じないんですよね。

回りに指導されちゃってる感が強いです。

石井コーチの影響が強すぎるのかもしれません。

石井コーチの言う選手に出会うという表現。

石井コーチも自身の指導の限界を覚えてるが故に出会うという表現を使っています。

石井コーチの指導に嵌る選手と嵌らない選手が居て森は嵌らない感を覚えています。

嵌らないタイプでは?っと過去記事で書いていますが懸念強くなり始めました。

 

ソトのような実績ある選手の指導には長けているのですが

森のような実績ない選手の指導実績は良いとは言えません。(一軍打撃コーチというのもあるかな

 

森は高卒3年ぐらい下で自分との対話に注力させた方が良かったかもです。

もしくは

筒香や二番打者として育成されていた梶谷が2013年二軍で自分をホームラン打者と再定義したように一回、下に落しちゃうかですが

 

 

当時、期待はされても現実的な戦力として除外されていた筒香や梶谷と違い来期、森は一軍で居ないと困る戦力となっています。

チームに余裕がなくなりました。

 

 

21年の期待先行の一軍帯同もどうかな?っと思いましたが

編成状況が森の成長を待ってられない状況になっています。

 

押し出せれるような形で森がチームNo.1遊撃手評価になり始めています。

一軍でOPS.700弱程度期待(個人的には0.650ぐらい?)できちゃうのが彼にとってマイナスになるかもです。

ライバルの知野と比較である意味凄いのですが・・・

 

知野はOPSで0.600も期待できない状況になりました。

チーム打撃目指すといろいろ副作用でます。

チームが2,3年待ってくださいと言った副作用かもです。

知野も予定通りお休みとなりました。

そこからの巻き返しを期待しています。

 

参考記事

2番知野にみる渇望感 そして知野への悪影響に思う - 所持雑感

21年開幕前は二軍でOPS.800程度打てる実力評価でしたが

引用

二軍でOPS.800程度打てるぐらいだった選手の姿は最早ありません。

やり直しかな。

21年オフに予期した通りやり直しないし一見すると停滞となりました。

概ね、森に近い事をやってる感じです。

 

森に対し辛い評論でしたが難しい野球に知野と違って不十分ながらも未だ対応している所は流石と言うべきか・・・

複雑な想いも抱きつつ私の懸念が覆される春の打撃を期待したいです。

 

キャンプを通じて変わる選手居ます。

期待しています。

 

 

尚、石井コーチもオーバーティーチング副作用を知ってるハズなので

自分でもっと考えろっと促しているのかもです。

それが森に対する石井コーチの評価。

「プラスアルファで本人の努力がないとね」

に繋がり

この努力に関して

森の個人のうちから出るモノと評しても良いかもです。

 

ただベースがランナー1,2塁でクリーンアップピンチ論を唱えるガチガチのスモールベースボールです。

そのベースの考えに基づき自分で考えなさいというスタイルの可能性があり不安を覚えています。

これも野球ですかね。

その物語の結末を見守りたいです。

不安、期待も含めて、それが野球でしょうか?

その思考錯誤の過程が横浜の血肉になる事を強く期待しています。

球速アップに伴う 三振の増加と必要要素に関して

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

2014年のNPB全体のストレート平均球速は141.7キロ。2005年は140.7キロだったので、この10年間で1キロ上昇しました。

 だったわけですが、

この上昇速度が2014年を基準年とするなら昔の7.5倍になったとでも思って欲しいです。

そして何が起きたかというと、

スピードの真価は、奪三振につながりやすいことです。スピードが上がるほど三振割合(三振÷打席数)が上昇し、打率の低さに直結しています。

 っという話になります。

結果、見て分かります通り右肩上がりで三振数が増える事になりました。

 

自分の間を作るのも大変です。

交流戦で対戦していてパの打者、投手が以前との比較で迫力を覚えなくなりましたが実はセの方が平均球速早いんですよね。

数年前からですが。

球界の球速アップに関しパが先行していたのですがいつのまにかにセの方が早くなっています。

 

この対応に、あるレベルの完成度(八雲スカウトリーダーの語るセンス?)がないとついてこれないのかもしれません。

 

順調と感じていた横浜、日ハムの育成がアレ?評価に変わり異変を認識できたのは2018年でしたが

概ね、この球速向上に伴う投打のいたちごっこ

これについてこれなかったからとみています。(=BOSが以前との比較で機能しなくなった)

現状維持ではマイナス。

成績低迷です。

これは一軍選手にも言えてデルタの数字見ればわかると思うのですが横浜の投手陣皆さん、当該期間中に球速を上げています。

パットンも横浜在籍中に球速上がりましたが上げてなお直球が通用しなくなりチームを離れる事になっています。

 

この毎年上がり続ける出力アップに対応するにはあるレベルの完成度が必要なようです。

最近のトレンドかもしれません。

つまりは体の操作に優れたセンスがないと成長し難いのかな。

 

投手側の出力アップに対応して打者側も対応する必要があり

その対応にセンス(操作性)がないと継続して成果出し続けられない。

体を大きくすることで操作性が追い付いて来ない。

ハードを強化してもソフトが付いてこない感じです。

 

ソフトが出来ているなら、ハード強化(出力アップ)は容易です。

今はトレーニング技術が上がった事でハード強化(出力アップ)容易になりました。

 

結果より注視され始めてるのがソフト面という事なのかもしれません。

 

 

 

軸がない選手はダメで、そんな選手に1000スイング課してもと愚痴っていた理由にもなります。(ソフト面がないぞって話)

 

 

 

練習時間と成果がますます一致しなくなり始めていますが

練習時間とセンスは相関し難く、ある日、突然天啓のように閃くようなモノと感じていますから

どうなんですかね。

センス閃けば練習時間と相関し易くなり体大きくしても修正し易いです。

練習時間増大に伴う耐久力増加はシーズン戦う上で重要なファクターになります。

秋季練習における牧らの練習時間増大は良い効果もあるとは思うのですが

 

参考

「すばしっこい」と 「たくみ」について - 所持雑感

引用

こうして記事化してみると今の横浜ファームで育成中の選手が出て来るのかわかりませんが

それも含めて試行錯誤中なんだとは思います。

選手も、コーチも、チームも暗中模索、試行錯誤中。

その頑張りが報われることを願います。

っと言う話になると思います。

ただ、先行知見に対しあまりにチームが遠回り過ぎる気がして。。。不安を覚える部分はあります。

成功体験が邪魔している懸念があります。

 

「すばしっこい」と 「たくみ」について

先の記事のフォローアップ記事です。

以前は素材型選手も大成(日ハムのBOS)しており高卒選手が多かった球界です。

今は過渡期に位置しており何処もファーム育成状況に課題があるようには感じています。

 

出てくるにしてもヤクルト村上や巨人岡本(4年目でレギュラー)らのように早めに出てくるような感じでしょうか?

横浜森の同期、中日岡林も3年目でブレイクしています。

同じく高卒3年目のヤクルト長岡も、その守備力で正遊撃手を確保しました。

 

岡林に関しては2月の練習試合でビックリしており珍しく他球団の選手にも関わらず表題にしています。

aaakkkaaa.hatenablog.com

今は出てくるのが早いです。ドラフト方針、他球団も変えてるのかもしれませんね。

そして

出て来れないと年々早くなる球速アップについて来れない印象です。

 

高卒5年目の清宮の評価が難しいですがバットをボールに当てる部分に課題があり所謂、操作に属す分野ですが

 

この指導が難しいようです。

個人的に記事を書く際、二軍成績で注目する数字は野手なら三振率(k/PA)と長打力

投手なら奪三振率と伴に与四球率(阪口や京山の評価が辛い理由)を注目していますが改めてまとめてみると操作、八馬スカウトの言うセンスに属す分野でした。

 

記事で所々、言及してはいたんですがまとめるとなるほどと思います。

参考記事(2015年オフの宮崎推し記事)

PA/kでみた二軍卒業状態の選手について、横浜、宮崎敏郎に期待 - 所持雑感

 

私が期待している神里に課題あるのは、この三振率です。

 

昔は時間かければ当たるようになる選手も多かったのですが(日ハムのBOSが機能していた時代、ほんの少し前?

環境が年々厳しくなっており原因は何?になると球速アップ。

一昔前、2000~2012年までの比較上、今は8倍弱ほどで年々上がっています。

過去記事上、

球速アップに伴い強い打撃が必要で、その指導に横浜は遅れたと書いてましたが

 

強い打撃の要素分解しますと

強く振るは単純なスイング速度、球の早さで言う球速がありますが出力に相当しハード面の強化、筋力アップで対応し易い分野。

ボールを当てる、コンタクト力、コントロールなどの操作、センスに属す使いこなすに相当します(ソフト)。

 

筋力アップに伴うハード面強化と体の使い方を担当するソフト面を含めて強いボール、強い打撃が出来ると表現していまたが育成を語るとなると分けて表現した方が通りが良さそうです。

 

出力アップに関しトレーニング技術向上で上がり易いですが

使いこなすの指導には八馬スカウトリーダーのコトバを聞く限り課題がある感じです。

 

チーム力は上がってるよな、っと思う の前に改めて育成苦戦の原因に思う - 所持雑感

参考記事の最後に脳科学的な話をしていますが

 

サッカーで言うゴールデンエイジにも関係しており伸び難さを覚えます。

ボールを当てる、コントロールするは神経になります。(体の操作、指令)

 

参考記事

ゴールデンエイジとは?子供の運動神経がググっと伸びる黄金の成長期 – Fungoal

引用

筋力もジャンプ力も、スポーツでは必要な能力ですが、それらが脳によって「コーディネート(協調)」されて「すばしっこい」「たくみ」な動作ができるようになると、「運動神経がいい」と周囲から言われるようになります。

 

「すばしっこい」

「たくみ」

に関し走力も脳の指令に属し才能と言って良い分野です。

指導で伸び難いですがたくみの分野も伸びにくいです。

 

現在、横浜が進める野球に走力は必要です。

結果、たくみの分野が疎かにされてしまっている。

チームもたくみの重要性を認識していますがより指導が難しい走力を希求している状況が見えてきます。

そんな関係性でしょうか?

両方兼ね備えている選手はドラ1級ですから早々、居ません。

高卒で言うなら浅野ぐらいでした。

横浜のスカウト陣全員で観戦しに行ったと聞いていますから横浜でも評価高かったとは思います。

 

スイング速度というカタログスペックで元楽天、戦力外後に横浜に入団した右打者の中川大志などスイングの早さはチーム一でしたが速球に差し込まれ気味で左腕の投げるクロスファイヤー苦手としていました。(関根や楠本も速球苦手です)

 

これ指導するの難しい感じです。

白崎も同様な課題がありました。

倉本も同じ課題に挑み続けて今期、チームを離れます。

 

今は、強いスイングという単純に振る能力(スイング速度、トップスピード)以外のモノが昔との比較でより重要なのかもしれません。

 

総じて間という表現を本ブログではよく使います。

間が良い、悪い、狭い、深い。

間を壊す、間を修正するなどです。

 

タイミングと言った方が通りが良いかもですが強い打撃をしようとするあまり崩れやすくなり易い分野です。

 

昔は球速向上が緩やかでしたから(2014年ごろからジャンプアップします)対応し易かったのではないかと見ています。

 

こうして記事化してみると今の横浜ファームで育成中の選手が出て来るのかわかりませんが

それも含めて試行錯誤中なんだとは思います。

選手も、コーチも、チームも暗中模索、試行錯誤中。

その頑張りが報われることを願います。

 

ドラフトで成功し易いタイプとは? そして今の横浜で育成中の選手(野手)の多くは素材型?

先の記事はチーム強くなってるの表題で書き始めてます。

そして

途中で内容が変質してしまったのですが良くある形と言うか・・・

雑感記事らしいでしょうか?

 

チーム力云々は後に回し(述べたかった事と関連はしています

横浜スカウト陣が語った投手と打者を見極める上で大事にしているポイントは?

についてもう少し雑感を。

 

自分も記事で横浜野手陣の状況が芳しくなかった2018年オフの分析記事から同種の事を書いています。

また、新人選手や選手寸評の成績予想などで見直してみると同じ内容を書いていました。

 

参考記事

横浜ファーム状況からみたドラフト2022 - 所持雑感

にて

浅野を高く評価している理由が自分の軸で回れるようなバッターだからでした。

松尾は現時点で浅野ほどではないです。

新人高卒野手としては完成度が高かった浅野です。

 

これは奥川と小園に関する評価記事でも同じでして

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

完成度の違いによります。

素材型に属す選手の育成状況芳しくなく小園にも懸念を表明しています。

 

先の記事書いているように横浜編成も育成状況を鑑みてドラフト方針を変え始めていますが

じゃーなんで横浜のファーム育成が順調さを欠くと言えば

選択している選手が素材系に属すからで・・・うん?

 

打者の軸をみてるのでは?でなく実際は素材系に属す選手を獲得し続けています。

年を追うごとに感覚の良さ をより注視してはいるようですが現実は違っているような印象を持ちます。

 

理由は走力。

足の速さ

足が速くて、自分の軸で回れるようなバッターは希少です。

投手側の方が未だセンスに属す内容をより注視し始めている?かもですが走力や天性のばねに関しては伸び代が限られます。

 

横浜期待の森も素材系に属しておりバネの強さを覚えますが

間が悪いというか・・・

 

この課題、指導してもなかなか修正できないセンスに属します。

その分野の指導に関して石井コーチも課題があるようで(あるというより難しい

そりゃ、そうだよなっと妙に納得しています。

出来て当然というより極めて難度が高い分野でしょうか?

 

スカウトが従来からのドラフト方針を変え始める程伸びない分野です。

従来は成功していた方程式の変更を強いられているわけですから・・・

 

石井コーチの指導で花開くには、あるレベルの技術レベルが必要と過去記事で書いています。

その理由を改めて思い知りました。

先の記事で妙に納得しています。

間が悪い選手の修正難しいですからね。

 

この手のセンス評価に属する事は私も明確に言語化できてなく、ぼわぁっと時間がかかるとかで誤魔化しています。

昨年のドラフト2徳山,4位三浦の指名をみて時間かかるなかな?程度の評価は外す事は少ないです。

2019年のオープン戦でファンの評価の高かった楠本(オープン戦首位打者)でなく佐野を推していたのも間が理由です。

故に楠本は2019年は難しいんじゃないかと当時の記事では書いています。

1,2年かかるような評価でした。

これ逆説的に楠本評価しており細川に関しては○○年ぐらいかかるとか書いてませんでした。

細川も良くはなってるのですが後一歩、間が悪いと評しています。

 

コメントで

高卒:出来れば四年以内に活躍しそうな選手、でないと厳しいかな、と思うところはあります

 

っと頂きましたが

昔は8年ぐらいかかっても出て来れました。

今は確かに4年ぐらいで出て来れないと厳しい面があるかもです。

 

理由に早めに出て来れない選手は操作に課題ある場合が多く・・・

なんで操作性に慣れてないと成績向上できないのか?と言えば

原因は球界の出力アップ。

昔は出力アップの速度が、ここまで早くなかったので追いつけたのかもしれませんね。

 

先の記事で二軍状況良くなってるような表現使っていますが

出てくるのは時間かかるかもしれません。

素材型に拠ってるようで指導の難しいタイプを獲得しているからなんですが・・・

一点を奪う野球にとって走力は大変重要です。

 

ただ走力に拘り過ぎると打撃に課題が

打撃に拠り過ぎると走力が・・・

そんな感じです。

 

それでもドラフト方針を変更する程度には現状の問題点把握しているようですので

順調に試行錯誤しているようには感じます。

どう?対応するのか今後の推移を見守りたいです。

 

もう少し続きます。

 

 

チーム力は上がってるよな、っと思う の前に改めて育成苦戦の原因に思う

高卒選手中心に育成順調さを欠くとは言え

即戦力中心に活躍する事で横浜のチーム力上がってはいます。

 

そんな記事を書こうと思ったのですが

横道に逸れたので、まずはそちらを。

 

横浜育成の原因は様々ありますが一つに横浜が参考にした日ハム式育成が芳しくなった事が関係していると過去に記事で書いています。

 

横浜が育成に苦戦した理由、モデルとした巨人と日ハムが育成に苦戦した事について - 所持雑感

閑話休題 横浜が育成に苦戦した理由、同じ方向性を目指した巨人と横浜の違い結果的に横浜が転換に遅れた原因に思う - 所持雑感

補記、当時は巨人が順調でしたが(高橋監督時代)

原監督再就任以降、巨人育成順調さを欠き始めており、あっという間に状況か悪化しています。横浜も順調だったはずが急に崩れましたが今は変化激しいです。

横浜が育成に苦戦した理由、参考にした日ハムのBOSのリスクについて - 所持雑感

機能不全に陥ったBOSと高齢化が進む横浜、その未来に想いを馳せる - 所持雑感

 

横浜DeNAになって参考にしたのは日ハムと巨人。

特に日ハムが行ったベースボールオペレーションシステム。通称、BOS。

この輝かしい成功を他球団も大なり小なり模倣しています。

 

www.nikkansports.com

引用

高田は現在DeNAのGM。5年目の今季、3位で初のAクラス入りを果たした。「吉村君のマネをしてやっているけれど、まだまだ追い付かない。トレード、ドラフトなんかを、監督とかがやる時代はもう終わり。この世界は結果。彼には結果がついてきている」

 

横浜は日ハムを参考にしたが故にチーム力が上昇し、それ故に高卒育成にコケタ面もあったとみています。

 

そして横浜、日ハム育成で低迷した原因は野球環境が変わったからと当時分析しています。

「吉村君が、ある球団のデータを持ってきた。主力になっている高卒野手は、1年目からファームで年間何打席以上、立っています。で、何年後に1軍で活躍していますとか。投手なら年間何イニング以上を投げていますとか。それはすごいデータだった」

このファーム育成の方程式が近年機能してなく両球団とも芳しくありませんでした。

急にダメになりました。

私もモニターリングしていたビックリしましています。

順調と思っていた横浜育成が急に芳しくなくなり懸念記事を書き始めたのは2018年オフからでしたが

 

これ巨人も同じで順調だったはずの育成が第三次原巨人以降、急速に悪化しています。

今はあっと言う間にチーム状況悪化します。

 

その背景にあるのが野球の変化。

その変化によりもたらされる育成メソッドの変化。

このタイプの選手なら成長するだろうが変化してし始めている昨今です。

この辺はドラフト方針にも見て取れ

 

number.bunshun.jp

引用

投手と打者を見極める上で大事にしているポイントは?

 これまで数多くの選手を担当してきた八馬氏であるが、例えば投手と打者を見極める上で大事にしているポイントはどこになるのだろうか。

「ピッチャーであれば、以前は速いボールを投げる、ポテンシャルが高いということを注視していたのですが、年を追うごとに感覚の良さというか、しっかり変化球をコントロールできるという部分に重要性を感じています。もちろん出力が高いに越したことはないのですが、今はトレーニングが進化しているので、球速を上げることは後からでもできる。しかし制球力など感覚の部分は、持って生まれたセンスが重要になってきます。そこで特に重要視しているのが股関節の使い方です。現在の生活習慣の影響なのか股関節の固い投手が多く、そこは気をつけて見るようにしています。そこはバッターも同様で、股関節や足首の使い方に加え、タイミングやコンタクト能力など元々持っている感覚的な部分を見ますね。あとはピッチャーのテイクバックもそうなのですが、トップの作り方を見ていますね。トップというのはなかなか修正できないものなので、そこがしっかり決まって自分の軸で回れるようなバッターは高い評価を付けるようにしています」

 

ピッチャーであれば、以前は速いボールを投げる、ポテンシャルが高いということを注視していた

制球力など感覚の部分は、持って生まれたセンスが重要になってきます

 

バッターも同様で、股関節や足首の使い方に加え、タイミングやコンタクト能力など元々持っている感覚的な部分を見ますね

 

full-count.jp

引用

「真っすぐのキレ自体は、ルーキーの時(2016年)が一番良かったと思いますが、当時は何も考えずに投げていた。今は体の使い方がわかってきましたし、それを言語化できるところが強みだと思います」

 

この体の使い方を八馬スカウトリーダーはセンスと評し

今永投手はそれを言語化能力できるわけです。

センスを彼、具体的に言語化できているんですよね。

結果、修正が容易になる。(相談できる)

 

また、バッターもコンタクト能力が高くないとだめなようで、良く言う間が良いと本ブログでは表現していますが

これなかなか修正できません。

間が後少しと言及する選手で細川居ますが修正できないんですよね。

少しづつ前進してはいるのですが

 

センス=操作。

体の動かし方と定義して2019年頃に語っていますが

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

スポーツやる際にコトバで体の使い方、動かし方を伝えるのも理解するのも難しい場合ありますが、

「体の軸をどう使ってどの部位をどう使うか」に球界シフトしていきそうです。

自分の体と対話するような感じですかね。

この自分の体と対話し言語化できるのが今永のような投手。

そして

この体の軸を使ってが八馬スカウトリーダーの語る

そこがしっかり決まって自分の軸で回れるようなバッターは高い評価を付けるようにしています

っと見ています。

これなかなか身に付きません。

 

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

倉本のような特殊例は常に存在しますが体幹を鍛えることによる出力アップと、その力を有効に使う操作系のトレーニングのバランス難しいと思っています。

 

この体を操作する=八馬スカウトリーダーの語るセンスとはみていますが

これが伸びて来ませんでした。(育成の停滞

 

参考記事で指摘している飯塚も出力アップしましたが体の操作がついてこずバランス悪化し戦力外となっています。

京山も出力アップした事でバランス崩れ暫く出て来れませんでしたが(今も正直良いとは言えないが)

 

体を意図して動かす、操作する。

それを言語化できる(今永)。

 

これがより成績に直結し始めている感じです。

これが昔は出力重視(素材系)でドラフトしており、その元々ある力をファームで集中的に実戦訓練する事で伸ばして行ったのが日ハム式でしたが

 

今はドラフト方針が逆になってるのかもしれませんね。

 

二軍育成中の野手全般に長打力を感じないような事を先日書いています。

長打力はもしかしたらトレーニングで伸ばすつもりなのかもしれません。

 

出力アップに伴う操作系の課題に関して2018年オフから同じような記事を書いている錯覚ありますが漸く商業媒体でも八馬スカウトリーダーらが語るようになってきました。

 

方針転換に伴う、なんか良くなり始めてる?(特に根拠はなかったのですが伸びそう?と感じる状況になりつつある)は2020年オフぐらいから記事で書いていますが

 

育成方針が変わったというよりドラフト方針も変わった事による変化なのかもしれませんね。

急に切り替わったというより徐々に切り替わりつつあり何時頃に成果として出て来るかわかりませんが

 

そろそろ関根以外にも高卒野手出てきて欲しいです。

 

森も、一軍戦力と言えるのですが間(タイミングが悪い)が悪いというか・・・

技術は低いですが器で打ってる面あるので今一評価低いです。

 

2023年新春みないとわからないですが今一な印象です。

体の操作以外に森のバネの良さは天性のものとみています。

その面で森は抜けており楽しみな素材なのですが教えているコーチが石井コーチなので危ないというか・・・

 

大丈夫かな。

石井コーチのコーチングは選手に出会うという形なので合う合わないがあり心配しています。

 

おまけで体の操作、センス=脳科学的な側面をもっており

その面で進んでいるのがオリンピック競技でしょうか?

 

www.nttdata-strategy.com

 

www.natureasia.com

 

こういうトレーニングは旧来野球関係者してないハズなので

DeNAもチャンスです。

スポーツを科学するでアプローチしているハズです。期待しています。

 

オリックスの育成が投手力で急に順調になりましたが

そういう背景とかあるのかもしれませんね。(調べていません)