李大浩 2年総額7億円じゃあ…「話にならない」
っとの事ですが、
その年棒(期待)の妥当性に関して、個人的に検証してみたいと思います。
年棒を構成する要因は、過去の成績を基に未来の成績に対する期待値によって決定されます。
成績が良くても、終盤で致命的な故障を負った場合、情的に忍びないですが、一般的に年棒が低く抑えられてしまいます。
また、他に選択肢がある場合も同じで、その期待は下げられ年棒が低く抑えられます。
DeNaの中村選手が成績の割に年棒が低く抑えられているのは、この為です。(筒香がいるから)
でわ、今回、オリックスが提示した2年7億以上とは、どんな数字(期待)を持つのでしょう。
李大浩の守備は一塁ないし、DHです。
得点能力(60)も低く、守備走塁面に関し、チームに貢献しているとは言えません。
李大浩の期待値、年棒を決めているのは、その打撃能力によるモノが大きいという事で、その代表的な指標であるOPSで評価したいと思います。
昨年が.846、今年が.878。
パリーグというカテゴリーで見ますと、リーグ5位程度です。
守備・走塁能力、年齢を考慮しますと、比較としてはSBの内川選手(OPS.853)や、ロッテの井口選手(OPS.903)と比較するのが妥当と感じます。
でわ、そのお二人のサラリーは一体、幾らなんでしょう?
内川選手、井口選手の今年のサラリー、実は同じぐらいで1.7億です。
お二人とも今年サラリーが上昇・・・するかもしれませんが、年3.5億以上出すかと言うと、正直、想像できません。
年棒の検証結果ですが、
オリックスは李大浩に対し市場価値以上の高評価したサラリーを提示したと思います。
競合する可能性がある阪神を意識した結果なのかもしれません。
それに対し、
2年総額7億円じゃあ…「話にならない」
契約、難航しそうですね。
2012年の成績を基に書かれた『セイバーメトリクス・リポート2』による
オリックスのチーム事情ですが、
選手の構成上、27歳以上が41名と今後チームは退潮期を迎える公算が強く、糸井を獲得した今季2013は、是が非でも結果を残さなければならないシーズンとなる。
フロントにとってまさに勝負の年となるだろう。
っと事でしたので、オリックスフロントとしては、ここ数年が勝負とみて、本気で上位進出を狙っているからの提示だと思います。
が、なかなか上手く行きません。
糸井をとった意味があるのやら。。。
本来ならメジャーのようにWARで、その年棒の妥当性を評価したいのですが、日本の場合、web上で開示されてなく、
今年の場合、ランキングのみWeb上で見つける事が出来ました。
01位 阿部(巨)11.4
02位 バレ(ヤ)11.2
03位 田中(楽)10.7
04位 ブラ(横)8.2
05位 長谷(ソ)8.1
06位 浅村(西)7.4
07位 村田(巨)7.3
08位 金子(オ)6.5
09位 鳥谷(神)6.0
09位 糸井(オ)6.0
OPS.852で、守備と走塁面でも評価の高い糸井でさえ6.0です。
(2012年の糸井のWARは8.0です。)
その糸井の年棒が2億ですから、如何に李大浩が評価をされたか伺え知れるものと思います。
チーム編成上、本当に必要と判断した本気の条件提示だったんでしょうが・・・
無念です。