楽天苦戦の予感

リーグ初優勝を飾った楽天が、今日よりポストシーズンを迎えます。

2位西武との間で広げたゲーム差は7.5、十分、強いチームと言って良い結果でした。

しかし、セ・リーグを制した巨人と比較し、その戦い方が圧倒的だったかと言われると、そう感じないのは私だけではないと感じます。

一つに、楽天が貯金した23という数字が、田中投手一人で稼いだ数字と同義である事。

これに15勝8敗の則本投手を含めると、二人で30勝も稼いでいます。

やや他の投手が手薄と感じます。

また、クロザ—の成績も良くなく、そこも不安を感じさせる要因でもあります。

一方、打撃成績です。

核として加入したジョーンズ、マギーが効果的に活躍したの間違いありません。

が、チームとしての打撃成績が他のチームを圧倒したかと言うと、そこまでの破壊力はなかったと思います。

楽天のチーム投手成績、チーム打撃成績ともにリーグ上位ですが、今年のパ・リーグの場合、成績上、他のチーム成績と大きな差異がなく、結果としては楽天が大きく貯金しましたが、内実はそうでもなかったと思っています。

実際、パ・リーグの得失点差一位はSBでした。

セ・リーグの場合、巨人が文字通り総合力で他の5球団を圧倒して優勝したのとは対照的な感じを受けます。

セ・リーグの場合、打撃が良いチームの投手成績が悪かったり、もしくわ、その逆が多く、打撃、投手双方が良かった巨人が安定した戦い方をしています)

短期決戦で非常に有利な条件でもある、絶対的な切り札、田中投手擁する楽天の方が圧倒的に有利とみられますが、案外、そうでもないと分析しています。

楽天の対戦相手、伊東監督は短期決戦で現役、監督ともに優秀な成績を遂げています。

一方、星野監督、長期的なチーム作りには定評がありますが、短期決戦での戦績大変、宜しくありません。

楽天の前身、近鉄も短期決戦は弱かったですが・・・

こうしてみると、大きいのは一勝のアドバンテージ。

この一勝がCSの帰趨を決するような気がします。

予想としては楽天の3勝3敗、楽天スーパーセールもありますし(笑)、期待を込めて勝ち抜け予想ですが、苦戦する予感十分です。