人気球団故の宿命か、原監督、采配疑問でググるっとあるわ、あるわ。
落合監督、原監督、双方ともに週刊誌ネタ的な批判記事はありますが、個人プロガーが書いた記事を見ますと、原監督の場合、いろいろと物議を醸す采配があるようで、
実際、ルンバは、セオリーとは反するプレーですし、まぁ、しゃないかなぁっと思います。
原さんらしいと言えば、らしいですが、たまにセオリー無視の野球をします。
ただ、原監督の場合、優勝した年ですら、原監督の解任を求むというスレッドが立つほど、手厳しく糾弾されています。
流石、人気球団ですねぇ。
10年、監督を続けるのが、如何に大変か、わかるもんです。
さて、一方、落合監督は、どうかと言うと、
異論反論のある采配(山井の日本シリーズとか)はあるのですが、原監督と違い、細かな采配に関しての批判はあまりありませんでした。
オチシンとはって、ググると、ありますが、ハラシンが、なぜ?いないのかを個人的に考えると、
思うに、
原さんは支持するけど、あの采配、ちょっとがある為、全面肯定出来ない場合が多い。
一方、落合さんは、
その発言以外に、
あれぇ?が少なく(あるかもしれないが、巨人ほど注目されていないので目立たない)、何より選手成績の割に強かった事実がある為、
→
監督能力とチーム戦力の視点から考えるプロ野球
http://www.murc.jp/thinktank/rc/column/kataoka/column/kataoka131108
落合さん以上に成績を上げられる監督が居たのか?という現実的な話の前に、その批判が霞むって言うのがあるのだと思います。
落合さんのマイナス点は、次世代のレギュラー野手を作れなかった事にありますが、
一応、努力はしていまして、ノーチャンスという訳でなく(万遍なくチャンスを与えていたので、規定打席に達しはしませんでした)、その責任の所在を何処に求めるのかは、実に曖昧に感じます。
結果責任で落合監督、若手、育てられないようなぁ、はアリなのですが(8年と言う長期政権ですからないわけでない)、
「でわ、どうすれば良かった」、で、多くは反論できなくなるかもしれません。
そこは大田が巨人で苦労している事。
ここで反論受けるとしたら、他所の球団なら大田が大成出来たのか?だと思いますが、答えはわからないになると思います。
落合中日も事情は同じと私は思っていますので、まぁ・・・
落合さんが起用した若手の結果をみると、野本にしろ、平田にしろ、堂上にしろ、レギュラーとしては抜きんでた成績でなく、その点で坂本や、長野、鳥谷とは違うように感じます。
私が監督なら、坂本を使ったと思いますし、鳥谷を使ったと思います。
守備が二人とも良いですからねぇ。
強いて言えば、坂本レギュラーの奪取の年に巨人が二岡を放出したのには驚きましたが、厳しいですが、その後の成績をみると巨人の慧眼が正しかったのは言うまでもありません。
二岡の場合(怪我が多い)、守備範囲でしょうか?
見切っていたのかもしれません。
他球団にドームランを打たれ難くなった傾向を強く感じ始めるのは2008年以降ですが、東京ドームにあった選手を揃えはじめるのは清武時代に強く感じます。
尚、堂上の外れ一位で坂本を巨人はとりましたが、皮肉と言えば皮肉な結果になっています。
当時、堂上を指名したのは、当時も、今もセ・リーグ有力三球団、巨人、阪神、中日です。
有望な内野手が上記三球団の場合、手薄であり、結局、それを解決できたのが巨人だけというのが、今の差につながっていると感じますが、さてはて。。。
で、そう言った事情を無視しますと、産経新聞のスポーツ部、部長のような、無理なこじつけ。「若手にチャンスを与えなかった」的な捏造記事になるわけです。
野球のスポーツライターって、まともに取材しなくても偉くなれるし、書けるんですねって、強く批判しておきます。
一方、原さんの場合はルンバに見られるように、動きすぎる傾向があり、目立つと言いますか、
言われているほど、常にセオリー無視をしているわけでないのですが、時たま、直観野球をする事があります。
(その行動理由を論理的に説明できず、勝敗に影響しかねない目立つ采配をする。人気球団故に、それが批判される。)
ドームランは自軍のみ(空調をいじっているなる風評もありますが、守備タスクを見る限り、そんな事はなく戦略の賜物です)、対戦相手には打たせない嫌らしい投球、守備傾向。
極めて高い盗塁成功率や失敗しない犠打率、etc。
12球団を見渡しても、実に質の高い野球をする事で、
全体では結果を残しつつ、はにゃ?がある原監督。
選手成績と結果から予想される勝率をみても、他の現役監督より優れていそうなのは間違いないのですが、何か勿体ないと思う今日この頃です。
同時に、そこまで言われるのかとも思います。
が、そんな愛嬌ある采配をする原監督も、他を超越するモノが、原さんにはありまして、
愛があります。
この愛の前に総てが許され、この愛の完成(されつつあるように思えます)により、様々な雑音は今後、封じられる事になると思っています。
2012年、13年ともに雑音ありましたが、徐々に小さくなって来ています。
実績とは、そういうものですし、愛とはそんなモノと思います。
権藤さん的には偶像化への挑戦と揶揄していましたが、そう言う域に達しつつあると思います。
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO54147220Z10C13A4000000/
強いです。
この愛が、落合さんには感じ難い故に、落合さんの場合、雑音はいつまでも続くかもしれません。
決してないわけでないのですが、愛を全面には押し出さないですよね。
個人を強く感じさせる人間
対 愛というか神(アイドルを偶像と言います) の対決。
注釈つけると、
落合さんの根本は個人に強く立脚し、そのモチベーションの上げ方も個人に準じます。
一方、原さんのモチベーションはチーム愛により強く立脚します。
落合さんは個人のプライドを大事にしますが、原さんはチームの為に容赦しない場合が多いです。
個人主義者故に、個人に優しい所がある落合監督と、優しいんだけど愛ゆえに、バッサ、バッサ切る原監督。
阪神にも、これぐらいの個の強さがあると面白いのですが、弱い感じがします。
個人的に、どっちもありと思いますので楽しみです。
他球団のファンなので、もっとストーリー(ドラマ)を感じたいですね。
チームの強さを図るうえで、
采配等の戦術。
選手成績と実際の勝敗を見比べると見えてくるようなモノ。
↓
チーム方針、誰を根幹に添えるかどうか、シーズンを通したモノ。
戦略
↓
経営方針、チームとしての方向性、ブランド構築。
長期的な補強計画。
逆指名がなくても、実質、逆指名的な、このチームに入りたい、etc。
大戦略。
原監督が、何処まで大戦略に関わっているか不明ですが、原監督からは巨人を愛を感じます。
それ故、他のチームでは、不協和音が出かねない采配も、許される面があり、そこを長い時間をかけて徹底させた事で、完成の域に近づきつつあると感じます。
采配は下位概念故に、上位概念がしっかりしていれば、巻き返し可能です。
逆に上位概念がしっかりしていないのと、単年で結果が出ても、長期に渡り、上位成績を維持し続けるのは難しいと感じます。
そんな強い原巨人に、
原巨人に強いて問題があるとすれば、原巨人に対抗できるチームがセ・リーグに見当たらない事でしょうか?
大相撲で言う白鵬みたいな感じになるかもしれません。
ライバルがいないから勝てるでは、詰まんないですよね。
言い換えれば、他が弱いから勝てる・・・
逆に言うと、それ意外にケチがつけられない領域に原巨人が達しつつあると感じます。
現在、原監督に対抗出来そうな監督は、
実績上、未知数の谷繁監督のみ。
せめて、戦力運用で、原さん以上の強さを見せないと、総合戦力に劣るチームでは、その劣勢、挽回できそうもなさそうです。
大戦力面では、観客動員不足を理由に監督を切る中日を筆頭に、セの場合、弱く感じます。
今の中日の戦力状況を鑑みて、成績不振を理由に落合GM、谷繁監督を切ったら、正直、笑ってしまいますが、案外しそうで、その脆弱性を覚えずにはいられません。
(ベイは、TBS時代がひどく、あー人財がいないんだなぁって感じでした。
今も、ベイに、おやっはたくさんありますが、主体的に勝ちたいという意欲は感じます。
TBS時代は、何処か他人事と言いますか、パッションを感じませんでした)
パのように経営のプロか、異業種(日ハムの球団社長は系列ながらセレッソから招いています)からの参入があっても良いのですが、内に籠っている印象が未だ未だ強いと感じます。