山口投手をみる事で田島投手の復活を期す

良くコメントを書いて頂いています中日ファンさんへ

特別寄稿です。

野球知らないの?、野球見た事あるの?等々、書かれた経験があるので、そのコメントに、いつも、ほっとしてますし、癒されています。

同時に、興味深い等のコメント、いつも楽しみにして下さっていると書いて下さる皆様方。

個別に謝意を表していませんでしたが、実は、そのコメントに、内心喜んでいます。

いつも読んで頂いて感謝いたしています。

m(__)m

さて、予告していました通り、田島投手復活の一つの方策として巨人の山口投手と田島投手を比較したいと思います。

現在、二軍で調整中の田島投手。

持ち球のストレート、スライダー、フォークの内、ストレートの切れが、活躍した2012年との比較で半分近くに落ちた事で、その成績を大幅に悪化させてしまいました。

ところで、投手タイプには様々、ありまして。

四球シリーズでは基本的にパワー型投手を取り上げているせいか、ストレートの空振り率が盛んに出てきますが、

→パワータイプは、基本的に四球が多いです。

実は、それと同じぐらい大事なのが、ストライクゾーンの見逃し率。

同じ三振をとるにしても、

振らせるのか、見逃し三振なのか?

田島のストレートの切れが戻らない場合、今までと同じような投球スタイルでは限界があると思います。

今の配球パターンは

まっすぐか、縦に変化するか(フォーク)、もしくわ、横に変化するか(スライダー)

基本的に速球ベースの配球です。

一方、見逃し型の投手と言いますと、巨人の山口投手。

彼の場合、チェンジアップ、シュート、スライダーで、ストレートの配球配分は田島投手の60%に対し45%。

そのストレートの空振り率は、田島の3.7%に対し、山口のそれは2013年シーズンでも2.5%弱。

そんな山口投手が如何に、相手打者を抑えたかと言えば、

まっすぐか(速いか)、遅いか(チェンジアップ)。

もしくわ、左に変化するか、右に変化するか(スライダーとシュート)。

つまり駆け引きできるパターンが多く、特に速いか、遅いかでタイミングをずらせることで、投手有利な状況を作り出しています。

結果、山口の場合、ストレートの見逃し三振が多い結果になっています。

また、そのストレートのストライクゾーン見逃し率も26%(2013年シーズン)

田島の、それが2014年場合、10%ですので、配球に苦労するのも致し方ない状態です。

田島投手復活の為に、これからの野球人生を考える為にも、

球種を増やすのは有効な対策と私個人は思います。

中日として、どう考えるか?

ストレートの切れが戻れば、2012年のような活躍も期待できるかもしれませんが、ここはじっくり時間をかけても良いかもしれません。

何より若いですし。

是非、ガンバって欲しいです。

因みに、中日の場合、谷繁が居ますので、その球種を、きっと有効に機能さてくれると思います。

今シリーズを書くにあたって、ざらっと中日投手の投球内容をみたのですが、配球の軸になるような球を持つ投手が少なかったです。

結果、全体的に四球が増えているのですが、

それでも被打率(シリーズ冒頭書いていますが、当時、被打率、長打率等々の指標が広島に次いでリーグ二位)がリーグ一位の低さ。

けれど防御率が悪い。

度々、すみません四国の方。

それには理由があります。

というわけで、次回、本シリーズのクライマックスに続きます。

途中、マシソン編を書いてしまったので、

四球を出すと流れは変わるかシリーズなみに、長くなってしまいました感もありますが、そろそろシリーズを〆たいと考えています。

尚、比較で登場した山口投手が、今年、今のところ、打ち込まれているのは、スライダーが昨年との比較で有効に機能(半分程度の威力)していないからです。

打たれる事で、今はマシソン同様、配球パターンを変える事で対応しているようですので、今後は、ある程度は成績を戻すのではないかと考えています。

そう考えられるからこそ、原監督も山口を起用しています。

(コーチが進言しているのかもしれませんが)