鬼になったキヨシ監督? に関する雑感

セ・リーグ阪神13DeNA、7回戦、阪神4勝3敗、16日、甲子園。

DeNAは16日、阪神戦(甲子園)に31で勝ち連敗を3で止めた。先発の井納翔一投手(28)が九回一死まで1失点の好投。今季6勝目は巨人、菅野に並びリーグトップとなった。最後をD4位の三上(JXENEOS)がきっりちと締め5セーブ目をあげた。

九回一死一、二塁とされた場面で中畑監督はちゅうちょなく交代を告げた。

「追い込んであの球はない。攻め込んで欲しかった」。

エースとしての活躍を期待する指揮官は鬼になった。

転載終わり

鬼になったは、一般に交代する必要がなく、続投可能な時に使われる言葉であろう。

が、実際は、9回2点差、一死一、二塁とされた場面での交代である。

鬼も何もピンチになったから交代しただけである。

そもそも、

球が高めに浮き始めたのは、その前の回(厳密には7回からか?)からだ。

その高めに浮いた外角ストレートを今成にホームランされている時点で、

危険な兆候があったのは間違いない。

そんな状態で中軸から始まる9回の続投である。

中継ぎ陣が疲れていて登板させずらいのならわかるが、御存じのとおり、横浜は連敗中。

幸か不幸か、疲弊気味だった三上を4日間温存する事が出来きた。

普通は9回から三上だと思うが、

井納(だけに限った話ではないが)には、期待があるのか変え時を間違う傾向を感じる。

危うく勝ち試合を落すところであった。

三上に救われた形である。

鬼になったとは、産経スポーツがつけた表題だが、もし、負けていたら、なんと付けたのだろう ?

球場特性より(相関係数0.25)、采配、投手起用方法(相関係数0.5)の方が、より強い特性を与えるが、

エースとしての活躍を期待する指揮官(産経記事より)。

この文脈で説明される起用で、三嶋、山口が二軍に落とされず起用され、チームとして大いに苦しみ、彼らが落された事で、投手陣が整備されたのは記憶に新しい。

期待だけで選手を起用するのは簡単だ。

腹を括れば誰でも出来る。

期待と結果を伴わせるのは一般的には至難だ。

横浜が優勝するには、力が足りなさすぎるのが今の状態である。

チームが、監督が、一段高いレベルに上る為にも、その至難を中畑監督には是非、目指して欲しい。