阪神、借金1に対する雑感

阪神が昨夜、中日に負けた事で借金1となってしまった。

中日とはゲーム差なしである。

戦力の読みでいくと、阪神のそれは、巨人に対抗しうる戦力を保有しているハズなので、正直、?でもある。

上本のボール見極め率は鳥谷のそれに比肩し、その出塁率の高さは、ずば抜けている。

また、鳥谷の質の高さは相変わらずでもあるし(WARという数字で11勝分。打撃、守備両面で貢献度の高い選手です)、調子を落としているとは言え、4番ゴメスがおり、マートンもいる。

三塁で出場している選手も、まずまず打つし、俊介、緒方、田上も、それなりに頑張っている。

投手陣に目を移せば、エースが居て、抑えもいる。

OPSは、中日に次いで二番であり、投手本来の力から予測される疑似防御率はリーグ一位の3.53(広島は3.92、巨人は3.83)。

先発も、まずまず試合を作っており、QS率も、リーグ一位。

うん。

数字ほどの強さを感じないチームが阪神であり、数字以上の強さを感じるのが巨人。

そう思っていたら、数字も、巨人の場合、首位に相応しい数字になってきているのだが(調子が悪い状態をいつものように整えてきている)、阪神の場合、借金1に相応しくない数字でもある。

全般的に勝ち切れない印象があるが(効率が悪い)、困ったモノである。

昨年も、出塁に対する生還率(リーグ平均に対し10%以上低いです)が最下位であったが、こう非効率な傾向を感じるのは私だけはないだろう。

選手を活かしきれない、チグハグ感。

昨年、巨人の阿部や、橋上コーチが阪神の巨人対策を褒め称えていたが(総論すると阿部対策)、データ解析も悪くなく、個別評価で行くと上位に行くのだが、なぜか?、借金1。

チーム力(選手個々の力)はあるのだが、まとめる力が弱いような気がする。

この力を上手く運用できた時、秋に美酒を飲めるのかもしれないが、

広島の9連敗時より、こう、状態が悪く感じる不思議なチームでもある。