国吉投手について、雑感

三上投手に代り、抑え投手として抜擢されました国吉投手。

今回のきっかけは、8月6日の巨人戦で投じたスライダーです。

うん。

ガンバって欲しいですね。

っと、書きつつ、

国吉投手の基礎タスクについて。

球種は、ストレートを軸に、スライダー、フォークを。

味付けでカーブ、シュートを投げます。

ストレートの威力は、ベイといういより、NPBでも上位の実力をもっています。

一般に変化の少ないストレートで空振りを奪うのは難しく。

楽天の田中投手でさえ、6%程度です。

(先発投手と比較するのが適当かわかりませんが)

私の知る限り、2014年、ストレートの空振り率が10%を超えるような投手は、マシソン、呉、中日の又吉だけです。

さて、そんな基準で見た時、国吉投手の空振り率は8.81%というのは、かなり上位(中日の福谷クラス)です。

因みに、

今日、ヤクルト戦で登板する井納の、ストレート空振り率は、3.81%。

また、空振りのとりに難いストレートという性格を考えますと、

被打率で、その威力を判定しても良いかもしれませんが、

国吉のストレート被打率は.227と、最優秀とは言いませんが、大変すばらしいです。

(井納のストレート被打率は.351)

被打率という観点でみますと、国吉のストレートはセで10本の指に入ります。

空振り率と含めると、かなり上位とみて良いでしょね。

三上のストレート(空振り率7.9%、被打率.259)も素晴らしいと思いますが、球威という意味では国吉に軍配が上がるかもです。

さて、国吉の他の球種は、どうなんでしょ。

幾らストレートが良くても、キングマシソン程の威力はなく、山口を見るまでもなく、他の球種も重要です。

2014年05月03日

横浜の四球病 山口君の場合

山口の場合、先発で、井納と同様、カーブを使う事で、生き返りましたが、

2014年05月26日

ベイファンがドヤ顔で語る 井納

国吉投手の場合、どんな感じなんでしょ。

はい、こんな感じです。

ストレート被打率 .227(投球比率 53.9%)

フォーク 被打率 .348(投球比率 16.9%)

スライダー被打率 .212(投球比率 25.4%)

カーブ  被打率 .750(投球比率  3.5%)

シュート 被打率 1.00(投球比率  1%未満)

全球種の8割弱を、ストレートとスライダーが占めており、その球種で勝負できているので(出来ている場合がある)、抑えられているようです?

抑え落第した当時の山口の場合、ストレート、フォークは良いのですが、追い込むまでに苦労しており、

その点で、カウント球にスライダーを使える国吉の場合、有利なようです。

問題は、そのスライダー。

はい、冒頭に戻ります。

そんなに良いスライダーというわけではないです。

少なくても左打者に通じるレベルではなく、非常に使い方が難しい。

で、そんなスライダーを、国吉と黒羽根のバッテリーはボール1から、カウント球として使用し左の橋本に二塁打を打たれ、一点を失うと。。。

(8月6日 対巨人戦)

実は、国吉、左打者を苦手にしており、右の被打率.234 被OPS.693に対し、左は、.328の .857。

左の好打者と勝負になっていません。

右の強打者であるバレンティンとかとは相性が良いのですが・・・

ちょっと気になりますね。

フォーク(変化が少ない)が機能してなく、配球の軸として、スライダーは必要ですが、どう組み立てるか?

ベイの、上位進出の為にも、国吉の成長(黒羽根も)が待たれます。

キングマシソンや、中日又吉レベルなら、ストレート一本槍でも良いんですが、良い機会ですし、是非、知恵で乗り越えてみて下さい。

応援しています。