CS仕様の攻め方をした阪神バッテリーに天晴

初回、好機で凡打した広島の松山について、記事があり、それについてコメントする為に、

いろいろ調べたのですが、

今回、阪神バッテリー上手く、広島の主要打者を抑えて居ます。

CS仕様と言っても良いのですが、

ストライク、ボール関係なく早いカウントで振ってくる菊池、松山に対しては、普段、浅いカウントで投げないフォークを序盤積極的多投し、

後半は、フォークを意識させ投げない。

(いつも通り)

一方、ボール見極め率が高く、鳥谷二代目の呼び声高い丸に対しては序盤いつも通りの攻めをし、8回のチャンスで初球フォーク。

こういう、駆け引きってCSならではと言いますか、

緊張感あり、良いですね。

明日、そのフォークを意識した菊池、松山(出場するかわかりませんけど)が、どう対応するのか楽しみですし、丸に対する攻め方も、興味が尽きません。

次戦、登板予定の能見は、メッセと、同じ持ち球でスライダー、フォーク、ストレートが主体です。

大きな違いは+チェンジアップを能見の場合、投げますので、

今日、フォークを意識させられた菊池、松山は苦戦するかもですね。

初球は基本的に打者有利です。

バッティングカウントでもあり、球を選べるので打ちにいった場合の平均打率は3割を大きく上回ります。

あの楽天田中でさえ、初球被打率.300を超えます。

横浜の井納が、一時、凄く調子が良かったですが、この初球の攻防で有利にたっており、結果、月間MVP獲得しています。

打たれるのようになったのは、この攻防で負けるようになったからです。

2014年05月25日

ベイファンがドヤ顔で語る 井納

初球の攻防の良し悪しは、勝負の行方の大分部を握る場合が多いです。

楽天の田中は初球被打率.319でしたが、あの成績です。

逆に言うと、見逃しも多く相手に対し有利な立場で投球をしています。

その初球の攻防で阪神バッテリーは主導権を握ったようにも感じたCS初戦であり、その影響は当然あるものと考えます。

今日の配球を、菊池、松山は意識すると思いますが、

その残像を、如何に阪神バッテリーは利用するのか?

駆け引きが始まっています。

10/12 9:30 補記

菊地と、松山ですが

チェンジアップも打ちこんでおり、何と言うか、特別なタイプの打者のようです。

PA/kですが8打席に一回の三振。

要は早打ちなのですが、その割に当てに行くと言うより、強くスイングしてまして長打力もあります。

どうも、直球を待ちつつ、他の変化球も打てちゃう天才系の打者のようです。

当てるのが一般的に難しいとされるフォークも今シーズン、.280ほど、打ってまして空振り自体が少ないようです。

昨日と同じやり方で、上手く行くのか、わからんです。

特に菊池。

メッセだから出来たのかもしれませんね。

能見のフォークも素晴らしい部類ですが、メッセより空振り率で劣りますし、どう抑えようと意図するのか楽しみです。