低反発球?とも感じる数値の変化についての雑感

2015年04月07日

チームDERからみたセ各チームの守備力と今後の失点傾向雑感

にて、守備の諸数値をみたが、

実は、あえてふれなかった点がある。

試合数も少なく試行錯誤の数の問題もあるかもだが、被本塁打率が大幅に減っているのだ。

そうなると、違反球?

っとも、

考えてしまうのだが、

セの場合、

各球団の主力が本調子とも言えず、バレンティンやミューレン、和田、エルドレッドと、Isopの高い選手が、

軒並み欠場中と、

選手構成の影響も無視できず、

自信をもって、そう言い切れない面もある。

が、

パも低く、

どうも例年よりは低そうである。

とは言うモノの打撃は投手と打者の相対関係で決まるモノなので、投手の成長を打者が下回っているかもしれないという推論も成り立ち、絶対ではなく、

球の反発力を数値で確認するまでは、かもしれないでもある。

そこを留意して貰いつつ、

諸数値、

2014年と、比較して貰うと、

パの被本塁打率が

0.71→0.53(セ程、極端な落ち込みは見せてない)

IsopP(=長打率-打率)で長打の割合を出している。単打だけの打者はIsoPが0になる。低反発球になると下がり易い。

0.122→0.096

BABIP:インプレイのヒット率。打球の勢いが弱いのなら、野手の処理が増えるので低くなる。

0.303→0.281

一方、セは

本塁打

0.87→0.39 大幅な減少

IsoP

0.127→0.085 本塁打減少の影響?

BABIPが

0.307→0.303

うん?チームDERの記事を書いて不信に思ったのが、

このセのBABIPの数値だ。

(2014年、高反発球を暫く使っていたので、それとの比較で変化が少なすぎる。)

これは別枠でとっておきたいのだが、

推測通り低反発球なら、

DERが向上するだろうという推論が成り立つ(昨年は高反発のボール使っていたので、前半戦、BABIPの数値が高かった。)

のだが、現実は、そうとも言えず。

その結果を基に推測すると、

セの場合、各球団の守備が前年との比較で宜しくない(低下した)という推論が成り立つ。

使っているボールは同じであり(同じ条件下で野球をしている)、点が取れない以上、

この守備力の変化の方が勝敗に直結し易い可能性もあり、個人的には、その変化を注視している。(その為に前回記事を書いたとも言える)

尚、2010年と2011年の比較で言うなら、

セの場合、BABIPが、

0.306→0.287へと低下したが

再度、うん?

2010年のBABIPと、2015年のBABIPが、ホボ同じなのだ。

飛ばないという意味ではIsoPを見るのが適当なのかもだが、

もし、低反発球になっているとしたら、2010年のBABIPと同じというのは、

リーグとして野手のアウト奪取力が低下している可能性を想起したくなるし、、もしくはバッテリーのリードが甘いのかもしてない(球種を読まれて打たれる)。

(参考IsoP 2010年 0.143→ 2011年 0.097)

各チーム同じ条件で野球をしているので、

殊更、球を問題視したくはないが、釈然としないのも(何が原因で数値が変化しているのかわからない)、事実だ。

とは言うモノの、

広島が、

点を取れない対応で、

打撃力を落してまで、

前田、石原(打撃力強化でなく、バッテリーを強化した)と言うコンビを巨人戦(相手投手が菅野といのもあったかもだが)にぶつけていたが、

諸条件への対応と言う意味で、首脳陣による臨機応変の采配も問われそうな感じでもある。