久保が8回を無失点で抑え、待望の初勝利です。
おめでとうございます。
これまで有効に機能しなかったフォークが、この試合では、決め球として機能しており、結果、広島打線を抑える事が出来ました。
広島の打線の調子が悪いのか、久保が復調したのかわかりませんが(中日戦では後半、マズマズ、そのフォークが機能していたので、復調もあったとは思う。)、
フォークが全く機能せず、狙い打ちされたとも感じる被打率.600を超えた巨人、ヤクルト戦で、その真価が問われるかもです。
7連敗中、巨人、ヤクルトにスイープされましたが、彼らに共通するのは、
結果(データ)に対し、有効な対策をとる場合が多いこと、そして、昨年、横浜に苦戦(負け越し)していたという点で共通しています。
特にヤクルトは横浜に大幅に負け越し、対戦別で最も打てなかった相手が横浜ですので、いろいろ対策を練った可能性を覚えます。
次回、久保が登板するのは、そのヤクルト戦ですが、そこでフォークの空振り率と、被打率を見る事で、その復調度合いを確認したいと思います。
さて、巨人、ヤクルトに大変、分が悪そうな、今年の横浜ですが、
捕手も影響している可能性もあり、
打線も含めてですが、
ボロボロです。
横浜の通算防御率が3.75ですが、
それに対し、
対戦防御率が、対巨人戦 5.44 打率が.230。
対ヤクルトの対防御率 4.94 打率.212です。
この2チームとの対戦結果により、横浜は成績を大幅に下げているのですが
その2チームの総合対戦成績が2勝9敗というのも止む無き成績状態です。
7連敗の真相とは、
巨人とヤクルトと対戦した結果なのかもしれません。
特にLOB率(残塁率)が、この2チームと対戦すると悪い印象なんですよね。
というより、悪い。
対巨人が60%、ヤクルトが61%ですので、実に効率よく得点されています。
他のチームと対戦した時の横浜のLOB率80%近いので、際立っている感じです。
この結果、横浜の疑似防御率2.67と、実際の防御率3.75に乖離が生じている感じです。
暫く、このヤクルト、巨人と対戦していませんので、大分、この疑似防御率と実際の防御率の乖離、埋まって来ましたが、
その真価は、来週のヤクルト、巨人戦で問われるかもです。
巨人に関しては、黒羽根を完全に見透かされているかもですね。
実に効率良く得点されています。
巨人戦における横浜の被打率等の被打撃成績をみると、あそこまで得点されるような成績ではないです。
ヤクルトは万遍なく打たれた印象でヤクルトの方がより最悪ではありますが、効率良くという意味で言うと巨人に軍配を挙がるような感じです。
黒羽根、正捕手陥落の危機です。
上手く乗り越えて欲しいですが、さて。
今回、久保のフォークが上手く機能したのが、
嶺井のリードによるものだとしたら、うん。
そこまでの差はないと感じましたが、久保用にフォークを機能させる高低を意識した配球を嶺井はしていたとは思います。
黒羽根のリードを見ていると高低の使い方が今一と感じると言うか、井納とのコンビが機能していないので実績上、下手と思ってます。
高めの球を、あまり投げさせない印象です。
外角縛りのありそうな得点圏を除けば、
左右の使い方、高城より上とは思いますが、二人とも投手特性に合わせられない引き出しの少なさを覚えます。
(経験がないから?、しょうがない?)
本日も、二軍でリードし、好投していた高橋の先発ですので嶺井が先発マスクを被ると思いますが、これで好投したら、
良い意味で、横浜の捕手争いは混とんとしてきます。
昨年、ベイの二軍は、力が下降気味で、かつ実績のあるベテラン(三浦、高橋、藤井)だらけでした。
リードを学ぶには最適な環境(今年も?)なのかもしれません。
勿論、ただリードしていただけではダメですが、
何かを感じやすい環境に嶺井が居たのは確かです。
勝負を気にせず、試しやすい環境でもあったハズですし(首脳陣了解の基)、
皮肉な話です。
遊撃の倉本の打撃状態が非常に悪く、それに伴う選手編成にも興味がありますが、
捕手も、注目ですね。
もし、今日、高橋&嶺井のコンビで好投したら、
捕手の序列が大幅に変わりそうです。
結果を出した選手が、試合に出るのは至極当然です。
この辺は、しょうがいないのですが、これがプロの世界です。
皆、ガンバレ。