横浜の方針変更と、倉本先発起用におけるメリット、デメリット

倉本の打撃は一軍レベルでないと思われますので(結果を見る限り)、二軍で飛雄馬同様、先ずは打撃を鍛えて欲しいのですが・・・

そこは、ともかく、

倉本。

山崎先発起用時に、批判を受ける内容(主に昨年)と、ほぼ同じ論理ですが(先発起用でなく守備固めで起用すべきと良く聞かれました)、

その山崎(昨年の)以上に、酷い打撃内容です。

打てない、前に飛ばない、三振が多い。

未だに二塁打以上の長打がなく、IsoP 0は、100打席以上の打者で見た時、寂しいとしか言いようがなく。

ボールは球に当たらず、三振はスラッガーなみに多い。

強振している印象ないのですがストライクゾーンの空振り率15%超は、スラッガー並の数値です。

この数字は、

広島のエルの数値が13%、巨人の漢、村田さんの空振り率13%と遜色なく、そんな数字です。

数値的には西武の森君なみですね。

また、選球眼の悪さで言いますと、悪いと言われるエル、菊池よりさらに悪く、中日の福田よりもボール球の見極めが悪く、打てない球、つまりは変化球を振らされています。

結果、IsoD(四球率)も0.03とリーグ平均の半分以下になっています。

また、苦労して当てたインプレイの打球も、ほとんど詰まらされていますので、そのヒット率はリーグ平均.298に対し、.219。

打撃に関しては、見ての通り、非常に苦労しています。

通算OPSは、長打がなく、四球も少ないので.376と非常に低く、対左に限るとさらに悪化し.237。

出塁率長打率の合算がOPSですが、この数値からわかりますように非常に低いです。

原因は、

見た目、分かるとは思うのですが、軸が崩れており(壁とも言いますが)、自分の型で打ててません。

これが、二軍で鍛えられた飛雄馬ですと、型があるので、体制を崩されてもヒットを打てます。

雄馬の打撃成績が悪かった時も、飛雄馬落されませんでしたが、私も同意見で、一軍の球に対応出来そうな可能性を覚えましたが、二軍降格前の倉本に関しては、難しいかったという印象でした。

故に、冒頭通り、まずは、二軍で研鑽をして欲しかったのですが(そう言うつもりで二軍に落としたと思います)、

チーム事情が倉本の二軍での研鑽を阻んでいます。

理由は、守備。

打撃が良くなったから上げたというより、チーム事情で求められての昇格と感じます。

横浜の守備戦術が交流戦前後から変わったようで、

三振を狙うような配球から、

昨年に近い外角、低目を軸とした配球に変わった可能性を感じています。

三嶋が前回登板した際、高めをほとんど使いませんでしたが(結果、残念ながらボンしました)、

チームとして被本塁打が多すぎ、

全体を見直した可能性を覚えます。

久保の球速も、三振(空振り)をとりにいくような150キロ超の直球主体でなく、

140キロ前半の軌道の汚い直球主体になりました。

昨年のようなゴロ戦術主体になりそうです。

もう実は数値的に変化してまして、

4月までは、二遊間の補殺数、リーグでも少なかったのですが、今はリーグで最も多くなっています。

(倉本が二軍に居る間に野手の処理位置が三振、フライアウトからゴロが多くなって来ています)

知らない間に石川の補殺数、かなり多くなっており、二塁手としてはリーグ一番です(一番少なかったのに)。

チームとして遊撃も、そう。

丁度、エラー続出し始めた時期に、

内野の処理が増え始めているようですが、

そんなわけです。

2015年04月24日

堅守?ザル?、失策はリーグで最も少ないけど。。。DERが悪い横浜についての雑感

レンジファクターでみたとき、二遊間は当時、最悪でしたので、結果、DERが悪かったのですが、

その原因、ボールが飛んでなさそうというのは、気付いてまして、モニターリング自体はしていました。

疑問には思いますよね。

守備が強化されているハズなのに、処理数増えてないのですから。

(高めを積極的使っており、三振が多く、結果、FIPが非常に良かったです。)

昨年のような配球に戻ると言う事は、

昨年と同様、内野の守備機会が増えますので(実際、増えている)、

内野を強化したいという欲求が出て来ます。

結果、倉本を先発起用したいという事になります。

一方で、三嶋のようなタイプは使い辛いと言う事になります。

(上手く相手の登板を読んで、倉本の分が悪い左投手が登板する日に、飛雄馬とセットで起用する手もありますが)

三嶋以外にも、ベイには高めに威力のある速球を投げる投手居ますが、この辺、ケースバイケースで状況をみて配球して行くと思います。

というより、

井納と黒羽根(低目主体)のコンビが昨年度実績上、全くダメなので、比率を低めに持っていきつつも、柔軟に対応するとは思われます。

三浦も、四隅を使う投手なので、結構、高めを使います。

低目一辺倒ですと昨年の前半のように打たれていましたので、その辺は流石に切り替えてくれるでしょう。

以前、投手タイプ関係なく、ベイの場合、頑な印象でしたが、ベイ捕手陣も、新沼コーチと伴に成長しているでしょうっと見てはいます。

その結果に、ベイの捕手陣(コーチ含む)が、どう対応するのか、試行錯誤の一環として彼らのアプローチを見守りたいと考えています。

昨年のバージョンアップと言う事で、ゴロと三振を両立させようという試みは、

今回、どうも頓挫したようですが、

まずは初心に立ち返る事になりそうです。

が、その影響で、

7、8、9に死亡フラグが立ちますので、得点力が落ちそうであり、

3、4、5、6で得点を獲れるような形。

この場合、一番がカギを握る事になりそうです。(大量得点をとる為には、点でなく打線でないと難しいです。点でとるとしたら、長打、ホームランになります。)

二番倉本で、犠打前提打線が一番、良いのですが、それはそれで得点力を落しますし、

この自動アウトが多いというのが、

ベイの破壊力を落している原因でもあり、広島打線との違いでもあります。

広島の場合、捕手、遊撃が打てるので、打線構成上、大量点を取りやすく破壊力があります。

出来れば、

今回の三連戦で、しょぼんさせて欲しいですが、

逆に、

横浜がしょぼんするか、

中継ぎ問題もあり、この三連戦、目が離せません。

先ずは、井納にガンバって欲しいです。(相手も強敵ですが)

毎回、思いますが、ホント、混戦ですね。

ここで、踏みとどまるか、さらに転落するかで、チームの空気も変わりそうですが、

転落しても、今のベイなら、試行錯誤を感じるので、

私は、その努力を応援しますし、その試行錯誤が実るのをファンとして期待したいと思います。

いろいろ言いましたが、

取り合えず、

倉本、猛打賞、お願いしますw 

何だかんだ言いながら、

期待しちゃうんですよね。

ファンは。

短期間でしたが、二軍で何かを掴んでいる事を期待します。