処分の分岐点は不問にしたハズの高校野球賭博だった、前年との比較で不整合と感じた処断について雑感

高木の処断事態に関しては、私個人の考えとして異論ないです。

同時に、そういう流れが出来ていたので意外でもなんでもないのです。

一方で、懸念していたのは、無期失格処分にした3人との違い、処断の重さの違いに関しての説明についてです。

それを、どう説明するかが、事の成否(納得性につながる)を決めるものと思っていましたので、その説明に関し注目して居ました。

結果は無残。(私個人の雑感)

私個人は、今回の説明に関し、全く納得できませんでした。

一度、不問にした高校野球賭博を蒸し返してしまいましたので、世論の動向次第では失敗しかねない危うい行為だったとみています。

さて、

まずは、確認の意味で、

3人と、高木の差について記述します。

笠原投手

・39歳の大学院生(仮にAとする)と共にプロ野球10試合を賭けた。

・Aが野球賭博の常習犯と知りながら高校野球の勝敗や麻雀、バカラなどを賭けたり、Aと共に行動を共にしており、金品を授受していた。

・飲食店経営(仮にBとする)と共にプロ野球10-20試合を賭けた。

・更にBも野球賭博の常習犯と知りながら高校野球の勝敗やゴルフなどを賭けたり、松本投手の賭ける金額を伝達したり精算行為を行ったりした。また、Bとも行動を共にしており、金品を授受していた。

福田投手

・Aと共にプロ野球10数試合を賭けた。

・Aが野球賭博の常習犯と知りながら自ら単独もしくは松本投手と共同で高校野球メジャーリーグの勝敗や麻雀、バカラなどを賭けたり、AやBらと共に行動を共にしており、金品を授受していた。

松本投手

プロ野球10数試合を笠原投手を介してBらと共に金銭を賭けて賭博した。

高木

プロ野球8,9数試合を笠原投手を介してBらと共に金銭を賭けて賭博した。

高木(一年)と、松本(無期)で処断に差があり過ぎると感じたのは、私だけではないと感じます。

その差を調査委員会は、高校野球賭博に関わったかどかとの事でしたが、

高校野球賭博(巨人軍選手10数人が関与)における処断は、野球協約に底触してないから不問にしていたハズです。

それが今回、急にクローズアップされたような感じです。

ちょっと、これはどうなんでしょうね。

個人的には、高木と松本の処断で、バランスを欠いた裁定のような気がしました。

巨人高木京介を1年間失格処分、調査委が経緯説明

を読む限り、

苦しい言い訳をしているように感じます。

今年に入って、NPBの対応に関し、強い不信感を覚える事が続いています。

これでもかと、不祥事対応における禁忌を繰り返しているのですが、大丈夫なのでしょうか?

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拙い不祥事対応(ドラフト、球界再編、薬物、統一球・・・etc)、に、喝を入れたいです。

喝を入れたいのですが、繰り返されるんでしょうね。

諦観の想いです。

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高木投手に関しては、ただ、ただ、ガンバって欲しいと思います。

NPBが昨年、真面目に量刑判断(その説明も怠った。)をしなかった結果、余計に世間から厳しい目で見られるかもしれませんが、ガンバって欲しいです。