巷で言われているラミレス監督への誤解について、ちょっと書かせて下さい。
1,乙坂、俗信のように調子が良いから上げられたと言われますが、
二軍成績.247です。
打撃でなく、一軍昇格理由は、代走、守備要員としてです。
守備代走要員だった桑原が代打で結果を出し、先発するようになった事による玉突き人事的な昇格です。
その後、桑原と同様、代打で結果を出して使われるようになっただけです。
打撃を期待されて昇格したわけではないです。
ファンの期待も高いようですし、結果を出し続けて欲しいですね。
2,左右病
左右には、それほど強い拘りはないです。
能見先発が予定されていた日曜。
1、関根 2、石川 3、乙坂は左です。
1番か2番に右の桑原を入れてもっと思いますが、2番石川でしたし、左右というより、他を優先します。
むしろ、
左右関係なく、
1番白崎、2番荒波、3番、ロマックの並びに固執し続けた事の方がチーム成績を悪化させたとみています。
オープン戦も基本的に同じメンバーを起用し続けています。
打撃フォームが固まらず、打率.158と低迷した倉本を遊撃で起用し続けてもいました。
オープン戦で好調だった白崎(右)は、今年、公式戦は無論の事、オープン戦で一度も遊撃で起用されていません。
遊撃で起用された選手は、倉本と、柴田の二人だけです。
右投げ左打ち、選手特性も同じな二人だけ。
左右病監督ではないです。
当時の酷い状況の倉本の打撃をみて(春キャンプの打撃練習みましたが酷かったですね)、白崎を起用しないような監督です。
最も、これ自体、昨年から宣言していた事を実行したに過ぎません。
その目的も明確で、経験不足な選手が多い対応で、軸を決め、経験させる為でした。
戸柱とか見ていて、新人(新人即正捕手は異例です)ですし、時に経験不足を覚えますが、左右関係なく起用され続けています。
倉本もですが、凡事徹底不足対応で選手を、使い続けたいわけです。
君子豹変している部分で、乙坂、桑原、関根に関しては左右を意識して万遍なく機会を与える事で競争を促すかもですが、継続で戸柱を起用し続けているように、必ずしも左右病と言うわけではないです。
頑固な部分もありますが、あくまで目的は勝利です。
凡事徹底対策で継続している部分と、豹変している部分があります。
そこは、見ていてあげて下さい。
そもそも、ラミレス監督の経歴を見ますと、チャレンジ、自己変革、変わる事を躊躇していません。
ちょっと異質なんですよね。
異国の地で成功するには、他の日本人とは違う何かがあるとは思います。
群馬で月給40万円で試合に出ていましたが、2000本安打打った選手で、そんな選手居ませんし(独立リーグがなかったと言うのもありますが)、目標に向けて貪欲に準備する方ですから、時間を与えれば、修正してくると思っています。
何の伝手もない中、
打撃に関しては、オリックスで仕事ぶりを評価(巡回アドバイザー)されて、コーチ打診されるような人です。
野手の見極めに関しては、投手ほど不安はないとみています。
(選手が混乱するとの事で、指導は控えているそうですが)
3、投手起用
基本的に投手コーチが見ています。
投手コーチが意見具申し、それに対しラミレス監督が承認しています。
現場責任者として結果責任は問われて仕方がないですが、大本は投手コーチです。
4、中継ぎ、ダメな部分
不満なのは中継ぎ。
序列が混乱しています。
どう試合を終えるのか想定しきれてない部分を感じます。
5、先発の見切りが総じて遅い
先日、好投していた100球にも届いてない井納に代打を送りましたが、これは点が欲しいという監督の意志と思います。
が、
先日、5点差を逆転された際、山口を引っ張ったのは、投手コーチの意志だと思います。
変えるべきと具申した専門家の意見を退けるような監督には思えません。
アメリカ人の場合、役割分担を意識する組織文化が強いです。
結果、責任を明確にする事で、責任を問います。
当然、退けた場合には、その理由説明と、その結果責任が生じますが、新任監督で経験浅い監督が、そんな事をするとは思えません。
現在、ベンチで座しているのは、熱血コーチの木塚投手コーチです。
引っ張りたがるのかもしれませんね。
この辺は、木塚コーチに反省して貰うと伴に、ブルペン担当の篠原投手コーチ共々、試行錯誤していって欲しいです。
全面的にラミレスが悪いとは言いませんが責任者として、責められるべきとは思います。
全体総論としては、
選手も経験不足なら(先日の阪神戦、逆転される前の回における石川のボール球空振りは多くのファンを落胆させたかと)、首脳陣も経験不足と感じる部分があります(特に投手コーチ、投手の状態見極めが悪い)。
一方で、
乙坂、桑原、関根の先発とか、見てて楽しみですし、
もう少し、経つと打線に関しては、かなり状況良くなると見ています。
一方、投手コーチについて懸念があります。
教えるのと、調子をみて準備させるのでは、求められる能力が違います。
そして、その辺の見極めに関して未経験。
川村投手コーチが対応していた時代、木塚コーチはスカウト。
篠原投手コーチはブルペンコーチでした。
木塚コーチ、かなり選手よりの投手コーチですから、どう折り合いをつけるか、今後に期待したいです。
横浜は選手も若いですが、コーチも若いです。
そして、監督も若い。
本来、なにやってんだぁっと私も強く批判したい部分もありますが、
選手共々、彼ら(首脳陣の頑張りも)の成長も期待しつつ、応援を宜しくお願いします。
成長を期待しつつ、批判ありの批評記事を私も時に書きますが、憎しみ100%でなく、期待を滲ませるような、愛ある記事を、お願いします。
尚、監督個人は、目標に向けて貪欲に準備する方ですから、修正してくるものと思っています。
成績如何で解雇というより、個人的意見ですが二年ほどみて欲しいです(投手コーチもですが)。
失敗に対し、どう修正して行くか?
それをみて、ラミレス監督を批評(最終的な評価)して欲しいです。
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木塚ブルペンコーチに、篠原投手コーチはベンチだそうです。
申し訳ありませんでした。
間違いを指摘くださり感謝です。