本日、選球眼も定まらない選手にエンドランを仕掛けていましたが、その意図は何処にあるのでしょう?
考察してみました。
まず、前提で、横浜の選手のほとんどは未熟です。
経験不足なんです。
ボールがみえません。
みえないので、大雑把な指示しか機能しない場合が多いです。
打てか?、打たないか?(3-0で多い指示)ぐらいですかね。指示するとしたらです。
一般に、
力が劣る場合、どうせ打てないのなら待球作戦をっと希望するファン多いですが、結構、難しいです。
打つ気がないとされると、棒球放って、カウントをとってきます。
待球の前提として、そのカウント球(棒球)を打てるような技量が求められますが、
それ、甘い球なら打てるような力がないとダメです。
好球必打です。
そして、難しいクサイ所を見逃せるような技量でないと有効な待球できないのですが、これが出来ません。
好球必打の裏表に待球があります。
歩く歩行機と呼ばれるほど四球の多い鳥谷ですが、存外、早打ちな打者です。
2015年の初球打率は
鳥谷 81打席で.333
ゴメス 59打席で.373
鳥谷は総打席の12.5%、初球に仕掛けているわけです。
これ、結構、高い部類なのですが、四球が多いので勘違いされ易いです。
待球と、好球必打、早打ち裏表のような関係性を持ちます。
(梶谷も同じ特性持ちます)
本当は、こんなこと言いたくないですよ。
経験と実力がなく、これからの選手達ですから。
ただ、それを知って貰わないと、その後の話が出来ません。
以下、本論です。
横浜の好球必打が有効に機能して居ませんでしたが、それはコース、球種を、彼らなりに絞っても、彼らが打てなかった事にあります。
(逆説的に待球作戦はかなり難しいです。これが実行できてるのはヤクルトと、阪神の一部選手。)
ボールを絞っているハズなのに打てなかったのが横浜の実力です。
そんな横浜の各打者に、より高度なエンドランが有効に機能するかと言いますと、機能し難いです。
技量を読み違えているとも思えますが、
素人の私が感じるようなレベルの課題を、プロが求める意図。
そこに采配意図があるわけです。
どうして、そんな未熟な打者に、
今日で言うなら山下に、エンドランを監督は指示したのでしょうか?
エンドランの難易度。
カウントで難易度が変わって来ます。
3ボール以外と、それ以外で、かなり難易度が変わります。
3ボールの場合、ボール球をふる必要がない為、リスクありますが他のチームも割合仕掛けて行きます。
向く打者は、転がす事が出来る打者で、選球眼に優れた打者です。
可能なら、右ですと、より良いと言われています。
流す感覚で打てるので、空いている1,2塁間をぶち抜く事が出来ます。
昔で言いますと、ノリのような打者に向いています。
要は、
ランナーが動くことで、セカンドがカバーに入りますので、空いちゃうわけです。
ヒットの可能性は高くなります。
一塁にランナーが居ると打率上る選手が居ますが(多い)、それは、そう言う理由です。
当然、相手バッテリー心理的に、
右打者で言うなら、外。
左打者で言うなら、インを攻めにくくなります。
配球が狭まるわけですね。
ボール3で、走ってくる可能性がある以上(1,2塁間があく)、配球傾向変わって来ます。
2アウトなら、転がされても良いので低めを使いたくなるますが、2アウト以外はフライを打って欲しいので高めを使いたくなります。
また、可能なら2塁で刺したいので速球系。
要は、3ボールで走ることで、打者はコース、球種を限定して待てるわけです。
後は、打てるかどうかなのですが、その要求通りに山下からみて、高めの速球系が来て、結果はレフトフライ。
バッテリー側の最も望む形になったわけです。
これ、誰が悪いですかね。
どちらも悪くない気がするのですが・・・(私的には打てない時もあるよねっと言いたいですが)
コース、球種をほぼ絞って打てない打者に、何を望んだらいいのでしょう。(絞り切っても打てない時ありますので過度に責めたくないです。積極性が失われます。)
確かに、3ボールでなく2ボールとかですが、打者側にいろいろ求められますのでダメですが、
今回は、3ボールです。
個人的には悪くない采配だったとは思います。
で、なければバントですね。
それこそ、愚策と言われそうですが(コントロールの悪い投手にです)。
ここで、
もう少し、考えますと、広島側のバッテリーがシュートを選択した事です。
これを織り込んで打てなかった山下の未熟さでしょうか? (横浜の打者で多いです。所謂、動くボールです。)
個人的には、ドンマイ、ドンマイ、次、行こうで、お願いしたいです。
この辺、こういう経験を積んで行きませんと出来ませんので、ガンバって欲しく期待したいです。
他、要因について
良く盗塁失敗しても良いじゃないかで、相手が盗塁を警戒してくれるから後々活きて来る論があります。
それで言うなら、意識付けとして、3ボール走ってくるかもしれないと思ってくれるわけです。
かつ、エンドラン。
それを意識した戦いになるわけですね。
そうすると作戦練り易くなるわけです。
ロペスでダブルスチール(ボール3)を敢行しましたが、あれロペスがストレート待ちしており、バッテリーがそれを警戒して、変化球の可能性が高かったからです。
右打者(三塁への盗塁)、変化球、ボール3。
シチュエーション的には成功しやすい状況でした。
そう言う揺さぶりが効いています。
これが、経験のある捕手なら、ここまで仕掛けていたかわかりませんが、そいうもみていたかもですね。
最後は、
倉本(ボールの見えている人)に仕留められましたが、ツーアウトですし、リスクを負って山下でも良いわけです。
まぁ、コントロール悪かったですし、満塁で四死球というのも考えられるシチュエーションですから、ジエンド。
倉本君は、読めてます。
カーブなので、意識せず打ったかもですが、打つ気満々だったのは事実です。
だから去年も打点稼げていましたが、これ天賦の才かもです。
初球を仕留めました。
これ凡打しても、私、ありと思います。
高城がストレートを仕留めきれず、初球凡打しましたが、これしないとカウント球とって来ちゃうんですよね。
荒れ球=打ってはいけないわけでなく、見れればいいわけです。
このコラボが、いい塩梅で機能する事で、相手バッテリーは追い込まれ、厳しい球を投げねばなくなり球数が増えます。
早打ちと待球、両輪な場合が多いです。
尚、
この手の相手のマインドを攻めるような事、ラミレス監督、好きと思います。
配球読ませ、絞らせる。
オン ジョブ トレーニング的な部分もありますし、後々の仕掛けの為の準備とも言えますし、要はマインドゲームと言うコトバです。
現役時代、配球の読みあいをしていたわけですから、この面で拘りあるかもですね。
必要以上に、やり過ぎていますので、何やっているだろって思いもわかりますが、実地訓練している部分在ります。
というより、それ前提で凡事徹底があり、選手の集中起用があります。(経験がないので)
以上、宜しく、お願いします。