各チームの中継ぎ 実績2015 後、相変わらずな雑感横道

山崎、酷使というコトバが昨年も在りましたが、大事には起用されています。

それでも疲れていました。

一応、各チームの主要中継ぎエースたちの投球数と、投球回数、試合数を。

参考程度にしかなりませんが、こんな感じでした。

これに登板間隔、頻度があると完璧なのですが、その辺は各自で。(すみません)

尚、個人的に注目したいのが投球回数です。

疲弊度という意味では投球数の方が重要なのかもですが、

仕事として、上位進出するには、これぐらいを投げなくてはいけないわけです(仕事をする)。

どう?その仕事(投球回数)をこなさせるか?

分担させるか?

MLBですと、この投手は年間何回投げさせようとか、年間計画のようなモノを感じますが、

ラミレスさんも外国人ですし、そういう戦略を持って、事に望んでいるかもです。

中継ぎの全体負担量とかみこんでいるかもですね。(全体で救援は400投球回数とか)

以下、2015年の各球団の状況です。

主要投手として、50試合以上、50投球回数以上としてみています。

途中から手抜きしていますが、ご勘弁を。

巨人

澤村 投球数1066 投球回数68 60試合 回マタギ 11回

山口 投球数826  投球回数53 60試合 回マタギ  3回

マシソン 投球数908  投球回数58 63試合 回マタギ  9回

他、高木、宮国

特徴、横浜と違い、山口、マシソンが、味方の危機を救いに登板してきます。

その頻度、回数が多いです。

その山口や、マシソンを救いに、さらに澤村登板する事で、全体的な荷重を分散している部分があります。

比較で登板が少ない傾向の抑え(コントロールしやすい)ハズの澤村が一番仕事をこなして居る(投球回数)というのも面白い傾向です。

ヤクルトさんとは好対照です。

ヤクルト

バーネット投球数919 投球回数63 59試合 回マタギ  8回

オンドルセク  1121 投球回数70 72試合 回マタギ  4回

秋吉    1238 投球回数76 74試合 回マタギ 18回 

ロマン    1258 投球回数79 58試合 回マタギ 14回 先発3回あるため、投球回数と投球数に関しては注意

バーネット、オンセドルクの起用方法は、割合、横浜の三上、山崎に近い(回頭が登板が多いです)ですが、回マタギが多いです。

その分、秋吉、ロマンが味方の危機を救いに、横浜で言う今年の須田やタナケンのような役割を担いつつ登板して居ます。

先発の投げた投球回数、横浜と並びリーグでもかなり少なかったですが、高津投手のマネージメントの高さを覚えます。

阪神

呉  投球数1135 投球回数69 63試合 回マタギ 9回

福原 投球数885  投球回数54 61試合 回マタギ 0回

安藤 投球数686  投球回数45 50試合 回マタギ 4回

阪神さんの場合、主戦選手と、それ以外で差があり、呉、福原、安藤、高宮以外の救援投手が出ますと、防御率が6点台近くまで跳ね上がっており、安定的な戦いが出来ませんでした。

記事にも何回か書いていますが、勝ち試合を落さないような起用方法はしています。

(勝ち限定で福原、安藤を起用していた)

広島

中崎と、大瀬良が良く頑張りました。

いろいろあって、

毎年誰かが怪我する事で、中継ぎに厚みが加わりません。

また、あまり社会人(横浜で言う、三上や、野川、萬屋、福地、大原・・・のような25歳前後の人たち)を獲得しませんので、中継ぎ専門の補充も少ない球団です。

印象深いのは2012年の今村でしょうか?

1425球を投げ、その投球回数は86。回マタギは実に20回です。

実績上、中継ぎだけで1300球超えますと、100%、次の年、離脱しています。

久しぶりのCS進出をかけ、ヤクルトと熾烈な3位争いをした結果でもありますが、その結果、後の優勝を逃したのか、それとも、当時の経験があるから、Aクラス常連の戦力を保持できるようになったのか・・・

中日

先発が手薄なので、昨年も登板頻度荒いです。

参考に、

2011年

浅尾 投球数1286 投球回数87 試合数79 回マタギ20 

最近、過去の経験に基づき、比較で中継ぎを大事に起用していますが、この時期は凄いですね。

もっとも、当時、阪神でもっと凄い人がいたり、巨人の山口のような投手(多い時で88回投げています)も居た事で感覚麻痺していたかもですね。

横浜 

ヤスアキ 投球数886 投球回数56 58試合 回マタギ 2

エレラ  投球数882 投球回数52 52試合 回マタギ 4

タナケン 35試合

須田   29試合

三上   21試合

長田   45試合 

横浜の特徴と言いますと、回頭が基本と言う点です。

他の球団との比較で、あまり味方の救援で登板する事が少ないです。

ワンポイント的に左、右専門な使い方が、2014年以降、増えています。

過去の反省に基づき、準備し易くはしています。

一方で、

割合、ギアを前監督さんが踏みたがる面もあり、

投手が集中起用される事が多く、コマは揃っていたハズなのですが、須田、三上、エレラ、タナケン、長田、山崎、etcが同時期に、揃った事がないです。

こういうと、中畑監督、酷いになりますが、2012、13年はもっと酷かったです。

試行錯誤はしています。

中畑監督を少しフォローしますと、横浜の場合、実績上、毎年、安定的に中継ぎをこなせた投手が少なく、手薄になり易い箇所ではありました。

また、諦めさないという意味で、そう言う登板もさせていた面もあったとは思います。

(弱い時期が長かったですから)

川村さんもわかっていたと思いますが、現場のボスには敵いませんし、中畑さんも言うほど、昔よりは酷くなく、その努力も覚えますので、2014年以降は、良しとしています。(それでも疲弊します)

関連記事 2014年

中畑ベイスターズ通信簿 試行錯誤 投手起用について

今年は、その反省に基づき、より自重的に投手起用をしているようには感じています。

監督でなく投手コーチがですが。

勿論、最終判断は監督なのですが、その辺の判断は、投手コーチの意見を尊重しているモノと感じます。

若干、慣れていませんので見切りに問題を覚えますが、投手のケアに関しては、気を掛けてはいますね。

昨年、横浜は山崎の投球数、回マタギ、試合数にもみてとれますように、他の球団との比較で、

気を使いつつ起用しては居ました。

それでも疲弊しています。

そんな過酷な職場が中継ぎなわけです。

コントロールしやすい抑えですら、そんな感じですから、タナケン、須田が担当している部分。

ヤクルトの秋吉やロマンではないですが、かなり過酷です。

実績上、もう一人、二人必要とは見ています。

この部分で、どうマネージメントしていくか、非常に難しい部分とは思いますが、期待してみていきたいと思います。

避けようとしても、どうしても、疲弊しちゃうんですよね。

正解がなく、いろいろ悩ましているとは思いますが、

ガンバって欲しいです。

以上、参考に程度に。