そのメンタルティの行きつく所とは諦めない事-ラミレス監督の目指しているモノとは? の

ラミレスさんの目指す野球はメンタル野球です。

メンタルと言いますと、強気が強調され易く日本の場合、個人に帰結し易いパーソナルティとされていますが、監督は、それをチームで共有するような野球をしています。

ですので、勢いにのると怖いというか、まぁ、怖いですよね。

結果的にかもしれませんが、横浜と対戦すると、その対戦相手の多くが調子を崩しています。

今、一番当たりたくないと思われているチームでしょ。

ベテラン(広島新井、荒木、鳥谷、福留・・・のような経験豊富なチームの支柱)、中堅が手薄ですので、この勢い何処まで続くか危ない部分もありますが、横浜のメンタル状態、今は極めて良好と感じます。

持続しそうな根拠としては、

そのメンタルを持続させる為の努力。

良くいうメンタルがぁでなく、強気に出れる為の準備。

以前、四球がぁ記事(谷繁ファンなので時折フォロー記事を書きます。)を連載していた事がありますが、

2014年

中日の四球病、その病魔についての雑感

横浜の四球病 山口君の場合

中日の四球病、田島投手の場合

四球を出すと言う事象に対し、私達は気持ちが逃げていると表現をする事が多いです。

そう言う面もあるのですが、

気持ちが逃げるのは理由があるわけです。(もしくわ力む)

私は、それを技術不足、思考能力不足、引き出し不足等で説明しますが、端的に言いますと、準備不足なわけですね。

若い時の清原のような選手はイケイケドンドン(相手を圧倒出来るのですから当たり前です)で、強気のメンタルを維持しますが、

2000本打った選手に対して言うコトバではないですがラミレスさんのように圧倒的な技量(打力)がない場合、その準備が必要とされるわけです。

私は強いメンタルを保つための準備を習慣化して、毎日必ずこなすようにしています。

たとえば毎晩、2種類のDVDを観ます。

ひとつは翌日対戦するチームとの試合を収録したDVDと、もうひとつはその日の自分のバッティングフォームを収録したDVDです。

私がバッターのときにキャッチャーがどんな配球をしているか研究するのです。

これは狙い球を絞るためでもあるのですが、メンタルを強くする意味合いが大きい。

こうしておくと、「僕は相手のバッテリーよりも一歩先んじているぞ」と思えて、有利な気分で打席に立てるのです。

ラミレス語録で誤解されるのは、

準備をした以上、後は、信じるのみという点でしょうか?

これも大事なのですが、これから引用する文言の方を強調されてしまっている点です。

どんなに優れた能力を持っていても、メンタルが弱ければせっかくの力を発揮できません。

たとえば、「打てそうにないな……」と委縮していたら、思い切りよくスイングできず、打てるものも打てなくなってしまいます。

私は「恐れることはない。軽く打てる!」という気持ちでバッターボックスに入ります。

そういう強い気持ちでいた方が、いい結果につながる確率は間違いなく高いのです。

良い結果につながるのは事実なのですが、悪い意味でのポジティブシンキング(良い努力をしないと結果に結びつきません。PDCAが結果でなくプロセスを注視するのも、そこから来ています)にも感じ共感できませんでした。

ポジティブシンキングだから、成功するのでなく、

良い準備があっての、ポジティブシンキングなわけです。

『悲観主義は気分のものであり、

楽観主義は意志のものである。

およそ成り行きにまかせる人間は

気分が滅入りがちなものだ』

なんて、コトバありますが、意志(メンタル)の強さとはラミレスさん仰る通り、弛まざる準備によりもたらされモノです。

その準備が足りませんと、現実に負けます。

俺は日本最強、いや世界最強の人類だぜぇーーっと、その強いメンタルティーで臨んでも、準備が足りないと、ただの空元気になり易いです。

一方で、十分準備した場合(準備しきれないと感じても)、後は、もう、やり切ったんだからと、自分を信じる必要があります。

彼女に告白する時、自分を信じるメンタルが重要です(ウソ)。

メンタル強すぎますと、ナルシストとも言われます。

自己肯定能力が強すぎますと、そのギャップに苦しむ場合もあります。

その逆もダメですが・・・何事もバランスですかね。一方で角が立つと、逆に、それが才能にまで昇華するのも面白いですが、人それぞれです。

以上、余談。

まぁ、なんというか、

両輪なのですが、その両輪をバランスよく意識している監督がラミレスさんである可能性が高いと思っています。

強い時の中日が、猛練習により、強いメンタルを。

やり切ったモノが勝ちえるメンタルを保持して居ましたが、強いチームとは大なり小なりメンタルの強さを感じます。

強いメンタルとは、清原のような形でなく、ラミレス監督のような足掻く力、試行錯誤、準備力でもたらされる事によるメンタルの方が質として持続性があります。

これが非認知スキルというモノなのですが、諦めない強い気持ちと言うのが最終的なラミレス野球になっていくと想像しています。

この部分で強い、才能があると感じる選手が、倉本です。

参考記事

ゾーンでみて急低下した倉本(復調気味な石川)の守備について、その理由と考察、雑感

全員が倉本のようになれるかわかりませんが、倉本はラミレス監督の目指す野球観の体現者っと思っています。

方法論、違っても、中畑さんと、ラミレスさんの目指す野球の最終形が同じと言うのが感慨深いです。

天の時、地の時、人の和を大事にし、強いチームがもつメンタルティーを備えつつあるチームが今の横浜と思っています。

より強くなっていくモノと信じています。

強調したいのが、備えつつあるであって、現時点ではないです。

そこは留意願います。(経験がない)

一応、監督を、チームを褒めてはいますが、監督(采配面)も含め根本的に、このチームは経験が足りないチームです。

試行錯誤が生じるのは間違いなのですが、

非常に面白いチーム状況になっていますね。

今は横浜の時ですが、今後、長いシーズンを考えますと、4月のような苦しい時が来ると思っています。

その試行錯誤をみてあげておいて下さい。

宜しくです。

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