倉本が、こうなって欲しい的なモデルケース、坂本の守備(5/18 対巨人戦)について

ゾーンでみて急低下した倉本(復調気味な石川)の守備について、その理由と考察、雑感

や、

2015年、倉本寸評 守備に関する期待

にて書いています打球予測について、丁度よい場面があったので、倉本の打撃における坂本の守備について説明させて下さい。

場面は、5/18 巨人戦 2回の表のプレーです。

倉本対策 そろそろ真価を問われる時期が来たかもですね

にて書いてます通り、振り子の弱点とも言えるコース、つまりインコースの速球系のボールを使った攻めが顕著になり始めています。

(インの速球を意識させて外という配球。目線も遠くなります。少し前まで、もう少しラフな攻め方でした)

対応として、

倉本は振り遅れ気味になり易い速球系のボールについては、引っ張らず、逆方向へ弾き返す形で対応してます。

要は、速球が来ますと、レフト方向への打球が増えているわけです。

ですが、インを攻めますと、窮屈になりますから、詰まり気味になります。

この動画、いつまで残っているかわかりませんが、

http://baseball.yahoo.co.jp/npb/video/play/101633/

かなり三塁側に飛んだボールに坂本が追いつき、倉本をアウトにしています。

私が倉本に求めるのは、こういうプレーです。

(元ヤクルトの名手宮本の言う打球予測。この精度が上がることで守備範囲が広がります。)

今の倉本ですと、インコースを速球系のボールで攻めた場合、高い確率で逆方向に詰まった打球が飛びます。

遊撃ですと、捕手のサインがみれますので、予め、その配球がわかり、その配球と、相手打者の関係がわかっていれば、その打球方向も予測できます。

三遊間にボールガ飛ぶだろうと心の準備が出来るわけです。

つまり、メンタルで優位に立てるわけですね。

配球を読んで打つとは、そう言う面がありますし、守りも含め駆け引きがあるわけです。

二遊間を長く守っている選手に、そういうクセモノタイプの打者(荒木、井端・・・)が多いのは、そう言う駆け引きをしているからとは思います。(経験がある)

三塁ですと、そう言う駆け引きわかりませんので(見えない)、画像でもわかりますが、村田の反応が坂本との比較で打球への反応が鈍いですよね。

動画005-006秒の所で、坂本は三塁側へ走り出していますが、村田は重心が二塁側によっただけで、反応仕切れていません。

画像で切り取りたい場面です。

動画録画している方、居たら是非、確認してみてください。

打者倉本について雑感

これを打破するには、ただ流し打つだけでなく、強い打球を飛ばすか、引っ張るかが必要です。

そうでないと三遊間に守備の重心を置かれ易くなります。

相手は三塁方向にボールが飛びやすい事がわかっていますから、様々な場面で、この状況を利用するかもです。

例えば1,2塁なんて恰好の餌食になりかねない危険な状態です。

当然、倉本は、それを予測して対応するとは思いますが、そこに駆け引き、メンタルで優位に立つ為の準備があるわけです。

因みに、倉本が今回、打ったボール。

インハイのボール気味の球で、強打者へのカウント球として良く使われます。

(川端へも有効)

目線に近いボールが来ますと、どうしても反応しちゃうようです。(多くの打者が反応します)

長打力のある打者ですと、この高さ、怖いのですが、そう言う心配をする必要性が倉本に対しては低く、比較的リスク少なく投げれます。

さぁ、倉本は、どう対応するのでしょう。

あるレベルの速球なら、対応出来そうな部分も覚えますが、どのレベルの速球にまで対応できるのか楽しみです。

注目です。