中日おける世代間断裂と、他チーム比較

先に二軍に関して記事にしましたが、

今回は、具体的な選手層についてです。

また、他チームと比較する事で、その状態を確認したいです。

対象は野手です。

投手の場合、ご承知の通り新人即通用するケースがありますが、野手の場合、そのようなケースはほとんどありません。

その多くは、チームによって鍛えられることで頭角を現していきます。

新人即で規定打席をクリア出来るような野手は本当に稀です。

最近では巨人の長野ぐらいです。

阪神高山に、今年、その可能性を覚えますが、難易度が高いです。

簡易ですが、

私の場合、

ドラフト指名能力をみるなら投手。

育成能力も含めてみるなら野手を参考にしています。

以下、中日ならびに各チームの7/16現在における一軍帯同選手です。

中日の場合、

あの二年の空白の影響(リスタートの影響、体制の0スタート?の影響)のせいか、

平田(28)以下の世代が薄くなっています。

あの二年以降に入団した遠藤(27)、亀澤(27)は年齢的に、これからというより、今が勝負ですし、福田(27)、堂上(27)は、落合時代からの選手です。

20台前半から中盤にかけて、選手が一軍に居ません。(少ない)

そこに該当するのが、ブレイク手前の周平や、桂(25)、杉山(25)なわけです。

意欲的に世代交代を進めてはいますが、これからを感じさせます。

現在、一軍帯同中の選手は遠藤を除いた5人(平田を含めて20代野手は6人)なわけですが、他チームとの比較で、ちょっと少ないですかね。

最も、数は少ないですが、期待感を覚える選手達ですので、質は高いように感じます。

(+周平も含めると)

他、

二軍試合割当で、誰が戦力として今後期待されているか見えてきますが、

皆さん、これからの印象が強いです。

友永に、本格化の兆しを若干、覚えますが、二軍で長打率.400超えないと難しい印象です。

一軍定着一歩手前の選手、もしくわはバイプレイヤーが20代に少ないです。

20歳代、実績上、規定打席をクリアした事がある選手は中日では平田一人です。

では、他のチームは?です。

巨人

後手後手に回っています。

清武の乱の影響というのもあったのでしょうか?

坂本(27)を境に苦戦して居ます。

強いて言うなら小林。

チーム方針もあり、重点的に経験を積んでいます。

かなり有力な捕手として成長して来ているように感じますが、他は、苦戦中(一歩手前の感触)です。

単年の活躍はあるのですが継続して活躍出来ていません。

現在、一軍にいて、あるレベルの試合出ている選手は、

坂本勇人(27) 83試合 344打数 打率.322

橋本到 (26) 23試合 101打数 打率.250

大田泰示(26) 49試合 104打数 打率.212

中井大介 (26)  22試合 42打席  打率.143

山本泰寛(22) 16試合 48打席  打率.279 2015年ドラフト指名

小林誠司(27) 70試合 247打席 打率.208

6人、試合出場の少ない藤村を含めると7人が現在一軍帯同中です。

20歳代、実績上、規定打席をクリアした事がある選手は坂本一人です。

藤村も、立岡も、橋本もクリアした事はないです。

横浜

皆さん、若いです。

桑原、関根、乙坂、梶谷、筒香、白崎、山下、宮崎、倉本、戸柱、高城、嶺井 の

計12人が一軍帯同中です。

経験値がリーグ断トツで足りない若いチームです。

酷いチーム状態からは脱しつつあり、二軍で鍛えられて一軍に上がってきた選手が多いです。

倉本と、戸柱以外、みっちり二軍で鍛えられています。

TBSの拙いマネージメントの影響下から逃れられたのは2014年オフ。

2015年から二軍が正常化しています。

一度、狂うと、それまでの経緯もありますので、元の状態に戻すのにも時間が掛かります。

横浜や、中日もですが、

現場が悪いという話でなくフロントが原因でしょうか?

何を基準に評価し、見て行くか、組織統治が出来てない事で空白が生じ、組織が、組織として機能し難くなります。

横浜TBS時代、優秀なコーチ(杉村打撃コーチ他、各チームで評判の高いコーチが、かつて在籍してました)を抱えていたのですが、フロントがぐっちゃ、ぐっちゃなので、思ったように選手が、伸びませんでした。

育成計画も、ドラフト戦略も、書面に残してなく(検証不能)、監督交代=白紙状態だったようですし、行き当たりばったりだったようですね。

この辺、観客マーケティングも、そうだったらしく、DeNAに普通に仕事をしたら観客が増えたと皮肉られています。

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中日空白の時間とは、

コーチが悪いとかではなく、

0スタート、白紙状態的な感覚になりますと、個人と組織が切り離され思うようになりません。

その0スタートを繰り返していたのが横浜TBSです。

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投手が多過ぎて登板機会すら与えられなかった時期がありましたが、そんな二軍が、ほんの2年前までの話なわけです。

現在、鋭意努力中です。

20歳代、実績上、規定打席をクリアした事がある選手はツツカジ二人です。

ヤクルト

主力選手の年齢構成は理想的に感じます。

川端(28)、中村悠平(26)、山田(23)

ただ、存外、20代で活躍している野手が少ないです。

西田明央(24)26試合 77打席 .296ぐらいでしょうか?

妙に中日同様、1.5軍層が薄く、レギュラーが離脱すると途端に戦力が落ちる傾向があります。

20代と言う括りでみますと、他に上田剛史(27)、西浦直亨(25)らが居ますが、打率1割台と貢献できていません。

投手力に課題があるにも関わらず高山を獲得しようとしましたが、故なき事ではないです。

また、試合出場は少ないですが、奥村(21)もいます(2打席)。

新春記事に書いてますが、主力と、それ以外で大きな差が生じています。

現在、一軍帯同中人数は8人です。

20歳代、実績上、規定打席をクリアした事がある選手は川端、悠平、山田の三人です。

広島

菊丸、田中、鈴木、松山、堂林、安陪・・・万遍なく30歳まで各世代に居ます。

野手側の層の厚さも含めコメントする事ないです。

理想形です。

20歳代、実績上、規定打席をクリアした事がある選手は菊丸、田中の三人です。

*追記 堂林も含め四人でした。

阪神

鳥谷(35)と、大和(28)の間に大きな断裂があり、

かつ、大和、上本が他のチームと違い主力として出れていません。

プロとして心技体、バランス上、最も良いと思われる年代でもある27、8の選手が唯一、主力(菊丸、川端、平田、梶谷、坂本)として出れてなくバイプレイヤー扱いになっています。

上本については振り切る打法に適応できていません。

選手構成上、上本は、浮きかけています。

全体総論

平田前後の世代、以下でみますと、

中日は、阪神、巨人と並んで陣容が薄く。。。というより、20代の選手の経験値がないですかね。

これからの選手で、ピックアップされ掛けているように感じます。

ですが、

かなり有力な選手として、

福田(福田使えの声に対し、去年は、打撃フォーム上、未だダメって記事を書きましたが、この間、見た感じでは本格化しそうです)、周平、堂上というますので、彼らが核になりそうな感じです。

後は、捕手と二塁でしょうか?

関係者の努力もあり、大分、バランスがよくなって来ています。

ですが、未だ、Aクラスという段階に至っているか、わかりません。

チームが強くなっていく場合、もう少し選手が供給されるですよね。

1.5軍層(バックアッパー層)が薄いと、主要選手の怪我が大きく響きます。

その面での選手育成、拡充も急がれますでしょうか?

一方、巨人さんは、より深刻に感じます。

見えて来ません。

大田がつかみかけているように見えますが、

二軍成績、特にPA/kで、その成績を確認しますと、中日福田の約半分の数値です。

本格化の兆しを、二軍成績からは感じません。

また、一軍定着の一歩手前として、バイプレイヤーとして活躍できそうな選手が今の所、不在です。

阪神さんは、

有望な選手が次から次に出てきています。

誰を軸に起用して行くか、チームの青写真を引き直す事になりそうです。

横浜は、

有望な選手が多いので、まずは経験を積んで下さい。

広島は完成系。

言う事ないです。

ヤクルトは主力以外の層の拡充が急務とは感じます。

巨人、中日さん同様、1.5軍層が薄く感じます。

中日において、二軍イタっがあったのは成績上、十分考えられますが(鈴木二軍監督のマネージメントにも問題があったようです)、

ここ数年の努力もあり、大分、戻して来てはいます。

だから、福田や、周平、堂上がモノになりかけているわけです。

今年、急にではないです。

二軍イタっと言いますと、ファーム現場責任者の責任ともっと感じてしまいますが、

なんらかの混乱があると、巨人、阪神さんのように、妙な世代間断裂が生じます。

あの混乱が主因であるとは、はっきり断言できませんが、エアポケットのように生じています。

あれ程、豊富だった巨人さんのバイプレイヤー層が、中日さん同様、枯渇しかけているですよね。

巨人さんの場合、FA補強、外国人補強して居ますので、目立ち難い部分もありますが、

バイプレイヤー層も、自前で揃えられなくなって来ているようにも感じています。

フロントが昨年、刷新されましたが、体制一新即、成果が出るような話ではないので、今後、どう変わっていくか注目です。

阪神さんの場合、中村GM以降、何だかかんだ言って、整流化され始めていたと思っています。

超変革で、ある日突然、選手が出現したような感覚在りますが、その準備は、され始めていたんでしょう。

これは今年における中日二軍成績と同じ評価軸になります。

ある日、突然、チームは強くならないです。

ヤクルトが最下位から、優勝を果たしましたが、あの優勝も継続がもたらした勝利と分析して居ます。

勝つためには、

準備なんです。

準備が重要です。

エレベストを登るにも準備が肝要です。

登れたという成果の前に、どういう準備をして来たかで、そのプロセス評価を確認できます。

そのプロセス評価を確認せずに、単に成果だけを問うても継続しません。

この辺、結果しかみてない方は、中日の二軍成績が良い=新監督(小笠原二軍監督)がぁっと言っちゃうわけです。

確かに、

彼が優秀である可能性は高いですが、その下地が前年からあったのは記事で書いている通りです。

二軍成績みていれば、前年から、ファーム二軍成績が投手力面(前年ですし、小笠原が関与している問題ではありません)で改善されていることぐらいわかるハズなのですが案外、ファンでも見ないわけですね。

成績向上する要因は様々ありますし、何が原因であるとは言い切れない側面在ります。

そして、関わる人が多いほど、ある日、突然変わるような事はないです。

日本敗戦の原因を紐解くと、日露開戦、その勝利の当たりにあると良く分析されますが、1945年から遡る事、40年前に、その萌芽があるわけです。

ですので、坂の上の雲のような小説が書かれるわけですが、

野球も程度の差こそあれ、そう言うモノと思っています。

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