負けを呼び込んだと感じてしまったラミレス監督の満塁策について雑感

今日の試合は、本当に残念でした。

個人的に気になったのが9回表。

監督の敬遠策です。

ノーアウトで満塁策。

問題は、投げている投手が、どういう投手かです。

BB/9 3.62とコントロールが良いとは言えない投手にノーアウトで満塁策です。

これ厳しいです。

定石とは思いますが(表なので微妙な部分もあります)、

北条相手です。

北条の右は、打率.236。

右のPA/k=4.0と左の2倍(PA/k=8)、三振し易くなります。

右が苦手で、初見に近いヤスアキのツーシムに、北条が対応出来たか疑問だったのですが、本当に惜しい。

結局、満塁策をとり、江越を打ち取って高山で押し出し四球。

そして大和に打たれ、最後は集中力を欠いた狭殺プレー(4点目を献上)をして試合を終えています。

監督についてですが、

選手特性を考えた采配をして欲しいです。

確かに満塁は、守り易いシチュエーションです。

定石と言えば、定石です。

ですが、投手もキツイです。

また、相手との相対関係(北条)、ヤスアキの特性を頭に入れて采配をふるって欲しいです。

満塁策自体は有効な策ですし、一点差勝負と考えた場合、本来批判され難い策です。

実際、

北条に勝負して打たれた場合の方が、批判されるかもですが、

私の場合、逆です。

ヤスアキの満塁時における被打率は、これで4打数3安打 1四球となりました。

打席数少ないですが、ストレート被打率が.341と打たれており、ボール気味のツーシムで打ち取る投手にとって、満塁というシチュエーションは過酷です。

準備を大事になさる監督ですので、次回に活かしてくれるものと期待しています。

尚、ヤスアキについては、

そんな日もあるでしょう。

普段との比較で、極端には悪く感じなかったです。

いつも通りと言えば、いつも通りですかね。

次回も期待します。

軸となるストレートを打たれ、ツーシムも見極められるようになったなか、良く抑えてくれています。

苦しい投球をし続けながら結果を出し続ける、そのタフさに敬意を表したいです。

ガンバレ、ヤスアキ。

監督に対し、厳しめに書き過ぎたので、補足を。

9回の敗因は、一に山崎です。

ノーアウト、2,3塁となった時点で、厳しいです。

その状況を呼び込んだのは、鳥谷に三球勝負を挑んでしまった事。

あの回、唯一、ツーナッシングと、追いこんでいましたが、非常に勿体なかったです。

主因は選手です。

監督采配は二次的なモノと理解しています。

競馬の話ではないですが、ウマ8割、騎手1割、厩舎1割(馬の調子も含めると厩舎側に、その勝敗の原因のほとんどがいきます)とも言われ、それに近い感覚あります。

監督が、いくら優秀でも、個の力に圧倒されるわけです。

采配でやれるのには限界があります。

采配で、

勝てる試合、負ける試合、実は、それほどないと思っていますが、今回は、負けやすい環境にしてしまったという事で書いています。

ですが、根本で言うなら敬遠策を呼び込んだヤスアキに責任の第一端(主因)があると分析しています。

最も、ヤスアキ、良く頑張ってますからね。

いつも、どう配球しようか悩むような出来ですが、苦しい状況下、頑張っていると思っています。

投球内容が悪く、相手に対応される中、良く踏ん張っています。

その踏ん張りを応援したいです。

監督には、選手特性に合わせた選手の力を出しやすい采配を、お願いしたいです。

野手側には、かなり気をつかっていると思うのですが、投手側には、そのキメの細かさを覚えない時が多いです。

今回の采配が敗因の第一原因ではないのですが、

投手起用については雑に感じるケースが多く、厳しめの表現になっています。

以上、雑感でした。