前記事の補足記事のような形です。
ちょこ、ちょこ打撃フォームを変えているので、自分の記憶を頼りに倉本を語ります。
裏覚えですので、間違いあるかもですが、その辺は、すみません。
打撃フォーム変遷。
オープン戦
去年、変化球に対応出来なかった反省の基、
変化球を見極める目的で、オープンスタンス(死角がなくなる、目線を投手に向ける)+振り子で対応しています。
振り子の特性ですが、
wikiにあります通り、
「変化球が変化したのを目撃してから、それに合わせてバットを振る」打撃です。
代わりに、
その特性上、速球に弱いです。
オープン戦はオープンスタンスで対応しますが、予備動作が大きすぎた事で始動が間に合わず、スクエアスタンス(投手側の足を動かす動作を比較で小さくする)にすることで対応しています。
その打撃フォームで結果が出始めたのが4月の半ばを過ぎた頃です。
ゆるい球は引っ張り、速球系は流す方向(ゴロ)で、若干、走り打ちになっていたと思います。
速球系を左に流す際は、ためを作る時間がなかったので腰をあまり使ってなかったです。
故に、
開幕序盤(5月ぐらいまでは)、長打は右中間に方向に集中していました。
これが、
相手に警戒されて、ゆるい球を使われなくなって以降、長打がなくなります。
ファールで凌ぎつつ、振り切らない打撃(完全な走りうちではないですが)で凌いでいたと記憶しています。
インコースを速球系で攻められ始め、三遊間が絞られた事で
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打撃を右方向に引っ張ろうとし始めました。
また、合わせて相手が倉本のタイミングを外そうとし始めましたので(ぶらん、ぶらんのタイミングを外す目的で投球のリズムを変える)、
イチローや、坪井コーチのような振り子を止め、前足を上げた状態で静止させる形を取り始めています。(山下に近い打撃フォーム)
これが7月ぐらいで、長打が増え始めた時です。
この時、予備動作で静止している時に
巨人の阿部や、ヤクルト畠山ほどではないですが(あそこまで極端ではないですが腰の旋回力意識し始めていたかと)、
軸足に体重を乗せるような形で、かつ、腰に捻りを入れています。
阿部の打撃、倉本より大きく捻っていますので比較し難いですが、その思想を取り入れていると思っています。(かも?)
http://qooninsports.com/abeshinosuke/
それもあって右方向だけでなく、逆方向にも良い球が飛んでいた(二塁打以上の長打で行くと 左4 中2 右2)と思いますが、
デメリット
しっかり振り切りますので、一塁到達時間が遅くなります。
倉本自身、50m走6.1と、やや早いぐらいです。
ですが、
腰の旋回力を大きく使う打者ほど、基本的に一塁到達時間遅くなります。
腰の旋回力を使い始めて、比較で遅くなった見ています。
デメリット
下半身に負担がかかります。
足を上げた状態で静止していても、腰が痛くなりますが、
疲労がたまり始めた倉本には合わなかったかもですね。
短期ではありますが、7月 OPSで.899とクリーンアップ並の打撃を発揮し、
IsoP(長打力を表す数字)も、6月の0.012→7月 0.116と大幅に数字をあげた倉本でしたが、下半身がついていかなくなり、下半身がぐらつく事で変化球(カットボールやシュートのような球が対応が難しいです)の見極めが怪しくなって、打撃成績が悪化し始めたと見ています。
現在の倉本について
開幕時のぶらん、ぶらんの、振り子には戻していませんが、
7月との比較で、投手側の足の上げ方を小さくし、腰のタメを小さくして対応しています。
長打よりから、単打寄りに変えていますかね。
(配球の読み次第で足の上げ方変えて打ちに行くかもですが)
状況考えますに、8月の倉本よりは併殺が増えにくいかもです。
まぁ、打順7番なので、思いっきりの良い打撃を求められる打順でもありますから、併殺増える場合もありますが、
比較で増えにくいとは思っています。
オープン戦
開幕序盤
引っ張る、長打が増えた7月
現在(7月との比較で微修正ですが)と
状況に合わせ、打撃スタイルを変えています。
普通は宮崎のように打撃スタイル(昨年でほぼ固まっていました)が固まって成績を出すのが通例で、シーズン中としては異例の様相とは思っています。
変えているから、打率3割を維持できているとも言えるのですが、普通は、変えられません。
その頑張りをわかっているで好意的にみていますし、その行く末を楽しみに見守っています。
打率3割への拘り
疲労を抱えつつも、長打を意識した打撃をしていた倉本ですが、3割キープを意識しているとは思っています。
3割維持を第一優先にコンパクトな打撃を意識し始めましたように思えますので、打率的に下げ止まると見ています。
(疲労が気になりますが)
7月の、あの打撃をみるに、長打への、その拘りを捨てているとも思えませんが、まずは3割を目指すような気がします。
その辺の完成系は、
来季の楽しみとしてとっておいてください。
体をみていますと、体幹、未だ細く感じますし、体が完成していません。
もう少し先かなぁ、
っと見てはいます。
雑感、
8月以降に併殺が増えた倉本ですが、
今年は、フライ:ゴロ比率が1:3と極めてゴロの多い打撃スタイルになっています。
去年、その比率は1:2(多い部類ですが今ほど極端に多くなかったです)でしたので、今の打撃スタイルが影響していると思われます。
その上に、一塁到達時間が遅くなるような打撃スタイルと、疲労があっての、併殺と思っています。
また、
先に記事中にも
巨人の村田の併殺が多いと書いていますが、
一方で、ランナー一塁における状況別打率は.400を超えています。
倉本も、それに近く、併殺はあるかもですが、ヒットを打つ可能性も高い打者です。
現在、倉本が記録している併殺がチームで一番多いの事実でですが、同じ打撃スタイルのヤクルト川端も左打者としては多いです。
そう言うモノと思って欲しいとは思っています。
より良くなりそうな選手ですし、その試行錯誤を楽しんで頂ければ幸いです。