想定外ドラフトと、その意図について、その考察の前振り 筒香の後ろを打つ強打者を補強したい横浜について

来季における横浜の目標は優勝になると思います。

監督も補強次第で手応えのようなモノがあると語っていましたが、現実的なモノに感じるフェーズに横浜も辿りつきました。

広島が今年、独走優勝こそしましたが、基本基調は混戦と分析しています。(全球団、FA流出なしの前提です)

横浜も、

広島さん並の外国人を補強できていればですが、80勝を超える事が出来き優勝候補として戦う事が出来ます。

実は横浜は強かったかもしれない。 セ・リーグ 各チームにおける外国人活躍度 について雑感

広島さんがかつてそうだったように優勝を現実的な目標に置くことでチームは強くなっていきますが、そういうフェーズに横浜も辿りつけたと思っています。

そうした時に、横浜が一段戦力を上げるうえで何が最も有効かと言いますと筒香。

筒香と、勝負させる。

その一言につきます。

筒香と勝負を避けられることで横浜のチーム勝率が上下しましたが筒香次第な横浜です。

勝負させる事が重要となります。

そうさせるには筒香の後ろの強化。

今シーズン、横浜のチーム成績は筒香の後ろ次第で成績が悪化し始め、好転したきっかけは、筒香の後ろの打順変更でした。

開幕直後、5番ロマック、オープン戦不調だった倉本が6番打つことで、筒香との勝負を避けられ横浜は苦戦しました。

出塁率は.450程度ありましたが、得点が入りません。

この時は、3番ロペスを5番に回すことでバランスをとっています。

8月は、そのロペス(6番倉本も不調で後ろの打力が低下して居ました)が極度の不振に陥ることで苦戦しています。

結局、ロペスを3番に、調子の良かった宮崎、梶谷を5、6番と配置することで、筒香(ロペスも)を復調させチーム成績を好転させています。

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ベースランニングに課題のあるロペスを3番に配置する事については解説者から度々、批判されています。

一方で、

筒香の前にランナーを出したくないという投手心理(プレッシャーと言っても良いです)がある以上、フリースインガー気味のロペスを3番に配置させる事は理に適った配置でもありました。

開幕直後も、そうした思想の基、監督は3番にロペスを配置しています。

そう言った事情を考えますと、5番が重要になってきますが、より迫力のある打者を補強したいようです。

打線回り上、6番に倉本が座る打線より、7番に倉本を回せるような打順構成の方が良く、倉本の特徴を考えると自由に打たせたいです。

一例ですが

1番 桑原

2番 梶谷

3番 ロペス

4番 筒香

5番 新外国人

6番 宮崎

7番 倉本

8番 戸柱

になりますと、リーグトップクラスの打線を構築できる可能性が高いです。

何より、2番に梶谷を配置する事で泣き所の2番問題も解決できます。

状態次第で、コンディション維持に難のある宮崎の代わりに石川や憲晴を起用する場合は2番と6番を入れ替えれば済みますし、打線の形が大分決まります。

チームに形が決まることで、全体が準備し易くなりますが(代走、代打、守備固めも含め)、準備を大事にする監督です。

あるレベルで固定を望んでいるのは采配の節々から覚えます。

問題は守備位置上、5番3塁である可能性が高い事ですが、それが可能かどうかです。

今シーズン横浜は、その目論見に関して見事に失敗してしまいました。

三塁を守れるで獲得したハズでしたが、守れたのは外野でした。

現在、三塁を守れる選手で強打の選手は少なく、居ても日ハムレナードのように慣れ。

時間がかかるのが通例と思われます。

そう言う時間的余裕を与えられるか、どうかなのですが、不確実性が高いわけです。(NPBのレベルが上がっています)

それら経緯を考えますと、

一つの手段として、

NPBで実績のあるロペスを三塁に回し一塁を新外国人でとも考えてしまいます。

守備力は落ちますが(2016年実績で5試合あり)、打線として考えた場合、相乗効果が大きく、チームとしての得点力はかなり上がる可能性が高いです。

そして一塁には、

放出の可能性が高いと言われているゴメス等を狙っていけば良いかとは思っています。

今年になって打撃フォームが変わってしまいましたが、外国人監督であるラミレスとロペスが居るのならゴメスも落ち着いて野球をやれるでしょうし、より活躍する可能性が高いと思っています。

また、一塁なら三塁と違い、未だ探せる可能性が高いです。

おそらく来季に向けて一番注力しているのは強打の5番対応とは思いますが、

そうしますと、余計に内野が溢れるわけです。

前振り終わりです。

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7位で指名した 狩野行寿(平成国際大・右内野手)には、驚きでした。

の理由です。

どう育成していくのか、戦力としていくのか、悩ましい状況に感じます。

確かに、横浜補強ポイントの、

遊撃、右内野、俊足の内野(一番の理由かもです)と、即戦力的(数年で仕上がるケースの多い大・社経由)にも魅力ではありますが飽和気味なんですよね。

そこに、

横浜の外国人補強が絡んでくる事で混沌としてきます。

エリアンの去就も含め流動的ですが内野の育成、方針状況についても確認しつつ、その意図を探っていきたいです。

この記事を書いている理由は、自分もモヤっとしているからで、それを整理する意味もあります。