一部、横浜ファンのフラストレーションが溜まりつつありますが、その原因の一つに形が見えないと言うのもあると思っています。
中畑さんの野球は非常にわかりやすかったです。
一戦必勝。
甲子園で良く見慣れた野球です。
1DAYトーナメントです。
一戦必勝野球の、分かり易い野球はファン受けが良いです。
良いですが、ゴール前でバテ易いです。
批判している方もわかって批判しているとは思いますが、形が見えないので不満が溜まり易いです。
後述しますが、今の野球を続ける事で横浜が勝てるようになると思えないわけですね。
そりゃ、不満も溜まります。
一般的に、戦略の方が分かり難いです。
歴史をみても、あー、なるほどというのは戦略の方が多いです。(後で効いてくる)
戦術では負けは許されませんが、
戦略では負けは許されます。
戦場では、ほぼ敵なしで、常に劉邦を圧倒し続けた項羽が、最後は負けちゃいますが、戦略の優位を戦術で覆すのは容易ではないです。
項羽もでしたが、その時は、良くても、その勝ちが、悪い意味でシーズン順位に、影響するような時があると思っています。
もっと言うと、長い目でみた場合、その年の勝利が、後の崩壊の序章につながるケースがあります。
2000年に、シャープは潰れるのではないかと(亀山モデル以前です)、予言していた方を思い出しますが、勝利って、時に危ないです。
さて、今の横浜のチーム状態ですが、良くないと言えば良くないです。
冒頭、形が見えないとありますが、
ファンは形が見える事で納得できるようになります。
形があることで、チームを信じられるわけですね。
この投手が打たれたらしょうがない。
この打者が打てないのではしかたがない。
横浜の形で敗けた時、ファンは納得しやすいです。
また、形があることで、選手も準備し易いです。(ラミレス監督が重視する序列)
一方で形がないと、ファンは納得し難いです。
これがないと、○○を使えと、なり易いです。
選手も準備し難いです。
序列が不安定になると若いチームの場合、俺が、俺がとチームがバラバラになり始め易いです。
昔の横浜が、そんなチームでした。
ところで、
横浜の形と言いますと、
筒香で打って、ヤスアキで抑えるでしたが、その両方が今シーズン、機能しているとは言えません。
ヤスアキに至っては配置転換されています。
形が定まらない。
定まってない。
そうなるとファン的にはザワツクわけです。
勝てない。
勝てないのは、監督が悪い。
監督が悪いから勝てない。
そこから理由探しになるようですが(高城が悪い論と同じ軌跡を辿ります)、そうなるとフラストレーションが爆発しちゃうわけです。
シーズンを見越した采配が許されるのも、その采配が意味あるモノに昇華される確信があればこそです。
ですが、そう感じないわけですね。
形がないわけですから。
今は耐える時間帯なんでしょ。
耐えつつも、
2017年04月15日
このチームは強くなると思えた石田の続投と、柴田への対応
状態を上げて来ても居まして、
選手適正を見極めるような采配もしていますし、成長を促すような采配もしています。
4月15日の時分よりは状態、悪くはなっていません。
4月15日に今シーズン最大の借金4を抱え、最下位に落ちかけましたが、そこで耐えています。
悪いなりにですが、徐々にチームの形も出来つつあります。
投打のチームWARの総計で言いますと、
1位 広島 15.3
2位 阪神 10.6
3位 ヤクルト 9.4
4位 巨人 8.3
5位 横浜 7.4
6位 中日 5.4
となっており、確かに今の横浜の状態は良くないです。
それでも勝ちを拾えているのは、役割分担を明確にしつつ(これは、これで組織論に通じ記事ネタです。)、我慢の采配をしているからと思っています。
一戦必勝で、
開幕当初、惜しげもなく中継ぎを投入して居ましたが(投手起用の状況と、その起用状態の確認を、お願いします)、
あの時期とは采配の質が変わっています。
戦略を変えた可能性が高いです。
もう既に監督は君子豹変していますが、これが分かり難いのも世の常でしょうか?
尚、個人的に私は実績を重視しています。
2017年04月01日
序列と実績、他、雑感
倉本の守備については実績上、期待感をもてませんが、
打撃については、変なセンスがあるので期待しています。
2017年04月04日
4/4の時点における倉本の打撃について個人的見立て
にて、
倉本の打撃について批評していますが、
その時感じた通りに、梶谷のような打撃スタイルになりつつあります。
配球を読んで決め打ちする感じですかね。
昨年は、球を呼び込んで、何でも対応だったのですが、打球を強く飛ばしたいようですので、今年はポイントを前に持ってきています。
結果、打率は悪いですが、昨年とは打球の質も、飛んでいる方向も違います。
徐々に調子も上げ始めているようにも感じています。
苦手な小技も、少しづつ出来るようになって来ていますし、配球(投手タイプと言っても良い)に対応したバッティングが出来るようになれば、昨年、苦手だったケースバッティングができるようになる可能性も覚えてます。
2016年06月12日
制約のある打撃について 存外難しい最低限での打撃 倉本について説明
そんな感じに、
各選手個人が、底上げしています。
その底上げ実績があるので、倉本を信じているわけです。
桑原が倉本以上に苦しんでいる、苦しむだろうと予感(危惧)していたのは、その試行錯誤実績なんですよね。
倉本が変なのですが(特別な才能?)、一般的な知己で言いますとシーズン中に何かを変えてアジャストするのは容易ではないです。
ただ、その苦しみが、先々に生きてくる予感もあります。
投手と違い、野手についての見立て、ラミレス監督実績ありますから(あると思っています)、それも含めて実績と言いますか、昨年の采配実績を私は重視したいです。
そして、
今年ダメでも、ラミレス監督なら、その経験を活かしてくれると思っています。
最下位でも構わないと思っています。
経験する事で人は成長します。
広島が2015年の失敗経験を基に、翌年、優勝していますが、負けは得がたきものをチームに、人に与えます。
何が足りないのか、教えてくれるわけです。
シーズンと言うより、長い目でみますと、横浜は強くなっていくと思いますので、
その過程も含め、楽しんでいます。
この辺は、最早、確信に近いです。
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横浜の編成はしっかりしていると思います。
一年を見越した監督采配も、カテゴリー的には戦術に属します。
戦術、戦略、大戦略とありますが、その大戦略に揺らぎを感じません。
失敗を活かせるハズです。
期待して、今後、3、4年みてあげて下さい。
最下位(負け)が、良い最下位(負けでなくなる)になる場合もあります。
http://www.realist.jp/strata.html
を参考(書いている内容はともかく)に、
上位概念には、
世界観、政策、大戦略、軍事戦略、作戦、戦術、技術とありますが、
横浜の場合、確かな世界観があります。
参考
横浜スタジアム買収で広がる「夢」。
発表された“未来予想図”がスゴイ!
その世界観に応じて、政策、大戦略。。。。盗塁、小技などの技術が構成されていきます。
迷走気味に感じるチームには世界観を覚えないです。
TBS横浜が、まさに、そんな感じでした。
絵に描いた餅的な世界観はありましたが、DeNAの、それはしっかりしています。
いろいろあるとは思いますが、期待して、その成長を見てあげてください。