10回の表、須田をリードして、戸柱雑感
昨日の敗戦は痛かったので、皆さん、記事化していますが、
私は10回、戸柱の配球について特化して記事を。
外一辺倒が批判されていましたが、昨年、須田と戸柱は、その外一辺倒で相手を抑えても居ます。
開幕当初、ストレートの状態が悪かった須田を、戸柱は、昨年と同様な配球でリードし、大火傷させていましたが、
高城が模範解答を見せており、その真似をして、戸柱も、インを有効に使い状態の悪い須田を引っ張っています。
先日、書いた記事で、
打者との勝負に勝って、点を失ったと評したシーンがありましたが、
外を見せ球に、インコースに、ずばっ。
見事な見逃し三振(ツーストライクなりますと、バッターゾーン広げますので見逃しの難易度あがります)未遂を、須田と組んで達成しています。
どうして、戸柱は、そんな配球をせずに、去年のような配球になったのでしょ?
一番、大きな理由は、須田のストレートが去年の状態に戻りつつあること。
この一点と思います。
そうなりますと、去年の成功体験がありますから、同じ配球をに、なり易いです。
回は10回。
シチュエーション的に一点が重い展開です。
余計に外で勝負したくなるシーンでもありました。
また、最近、内を攻め過ぎて(井納で阪神戦、1対2の場面。8回に決定的なホームランを2本打たれています)、立て続けに失敗してもいます。
攻めづらかったのかもしれません。
参考記事
2017年05月19日
広島戦、平良×戸柱の化学反応、その予想通りの敗戦について雑感
そう言った経緯もあって、
10回、戸柱は、ほぼ外一辺倒になっています。
その判断自体は良いのですが・・・問題は審判。
外が若干、せまかったです。
結果、微妙なゾーンでしたが、ボール先行気味になります。
これで、かなり苦しくなっています。
中井を歩かせ、後は、良くみる過程を辿り、ツーアウト1、2塁で村田。
ここで、戸柱、歩かせる前提の配球をします。
一点が重い展開なので、その配球自体、責めませんが、ボール球を振らせたいと画面からも伝わってくる配球で、当然、村田にも見透かされ歩かれてます。
高城なら、ストレートを続けて、ツーストライクスリーボルになってから、初めて空振りを取りに行くボールゾーンに変化球を要求したかもですが、戸柱、その切り札を早い段階で使ってしまいました。
参考記事 2017年04月19日
昨夜の高城は悪くないリードでしたが・・・それと、パットン
高城と、ヤスアキの場面は、ツーアウト、2,3塁。
その前のワンアウト、2、3塁の場面も見事でしたが、ツーアウトになった事で歩かせても良い状況になって来ています。
ヤスアキと松山(ツーシムのような落ちる球を上手く打つので対戦実績が悪かったです)、分が悪い相手なので、当然、歩かせても良かったのですが、ストレートを続けてカウントを整え、ツースリーから初めてボールゾーンにツーシムを要求し、松山を三振にきって捨ててます。
当時、メンタルに課題を抱え、抑えから配置転換された直後でしたが、
その後のヤスアキの状態を上げる一助となったシーンです。
一方、
戸柱、ヤスアキと組むと、ツーシムを多投する場合があります。
特に歩かせられる場面はツーシム多いですね。
未だ、その駆け引きが下手と思っています。
フルカウント、村田には、当然のようにストライクゾーンからボールゾーンに外れる球を見逃されて四球。
(まぁ、そうだよねって感じで球筋を確認してました)
かなり煮詰まって来ます。(苦しい状況)
そして、決勝打を打たれたマギーのシーン。
外にストライクゾーンギリギリのストレートを続け、ボール2。
ここで、はじめて方針を転換(外のストレート勝負を止め、変化球勝負に切り替える)する為に、戸柱は、マウンドによりましたが、時、既に遅しです。
内を使えるような状況になってなく、変化球一本になってしまいました。
後は、ご存じのとおり、マギーに打たれて終わったわけですが、まぁ、しょうがないですかね。
村田を歩かせる前提なら、村田の場面でこそ、見せ球でインを攻めるべきでしたし(マギーで勝負するのなら)、
そもそも論で言うなら、
マギーとの比較で調子が悪い村田で勝負するべきなんですよね。
いろいろ課題を覚えるシーンでしたが、須田の状態が悪くなかったですし、審判との相性が良ければ、別の結果になったとも思います。
おそらく、戸柱も、理解していると思いますので(マウンドに寄って方針確認したぐらい)、次回、活かしてくれるでしょう。
戸柱が気づかなかったとしても、高城に注意されるハズですので、平良の時ほどは怒っていません。
平良の時に怒ったのは、
あの敗戦が、平良には、何ら残らないと感じたからです。
しかも、チームに迷惑もかけています。(2回でノックアウト)
戸柱の都合(戸柱には経験として残ったと思います)で形を崩して広島に挑み、大量失点しましたが、形を崩して勝負しますと消化不良になり易いです。
私も消化不良でした。
横浜の形とは筒香が打つです。
その形を崩して、状況に応じ筒香にバントさせたような錯覚を、覚えました。
形を崩しての勝負は結果がでないと消化不良になり易いです。
ですので、記事化したのですが、平良には気の毒でしたね。
2017年05月19日
広島戦、平良×戸柱の化学反応、その予想通りの敗戦について雑感
あれでは、外の出し入れを磨くべきなのか、球威が必要なのか、わからんです。
勿論、その両方が必要なのかもですが、二兎追えるほど、世の中、甘くないです。
いろいろありますが、経験が浅く、これからの選手が横浜の場合、多いです。
試行錯誤はしていますし、戸柱も修正していますので、その試行錯誤の先を楽しみたいとは思っています。
戸柱、ガンバれ。