ツーアウト、ランナーなしから逆転負けを喫したヤスアキ・戸柱バッテリーについて雑感

戸柱ファンに配慮して記事更新を取りやめようと思ってましたが、

コメントにまで、過剰な選手叩きと、指摘されるのなら、自分のプログで、正々堂々、異見(異なる考え)を述べたいと思います。

あのコメント以来、一部横浜ファンに配慮すべきなのか、悩んで来ましたが、

私が、こう思うの論拠に対し、その論拠を巡って野球談議をする事を望みます。

戸柱の現時点での課題を指摘しただけで、選手叩きと、捉えるファンもいるようですが、私自身は、そう思っていません。

なぜなら戸柱自身が、その課題に対し、真摯に向き合い変化し続けているのを知っているからです。

頑張る選手を否定するようなファンが、どの程度いるのか知りませんが、

その変化を、これからも、自分なりの目線で書いていきたいです。

さて、今回の場面は9回です。

中3日、休養十分なハズでしたが、

ストレートの状態が普段より悪く感じました。

コントロールは良かったですが、

球が行ってない(村田に投げたアウトローの球は良かったですが)。

デジタル表示の球速も140キロ前半の表示が多く危険な兆候が見え始めています。

中井を三振に切ったツーシムは切れてましたがボールの状態が不安には感じました。

若干天秤が揺れ始めるのは、ツーアウトランナーなし、ツーナッシングと村田を追い込んでからです。

この時点で逆転負けを想像するファンは、そうはいないかと。

途中、見せ球でインに投げればと思いましたが(コメントでも指摘があった通り、インステップ気味の投手の利き手側打者に対しインコースを要求するのは難しい場合があります)、

その時点でカウントが悪くなっており、リスク回避もあってか?アウトロー、一辺倒になっています。

二点差なら要求(コメントで返信していますが釣り球的な使い方)したかもですが一点差と言うのが味噌でしたかね。

村田も追い込まれてから、打ち方を代えたようですが、ここで、その打ち方に対応して配球しても良かったかもです。

打った村田が見事でした。

先述したとおり、村田に投げたアウトローのストレート自体は良かったです。

この後、状況が急変するのですが亀井の打席からです。

ツーアウトランナー一塁での得点期待値は0.15点ほどです。

本来なら、バッテリー有利だったのですが、

状況を変えたのが、亀井の初球のツーシムだったと思っています。

(後述しますがヤスアキが、おかしくなりました)

ここで、バッテリーは次の相川も含め、ツーシムを連投するのですが、

上手く行きませんでした。

如何にも戸柱らしいのは、

亀井という打者が、どんな打者かで配球を決めるのでなく、ヤスアキのストロングポイントで押してくる点です。

亀井、実は、落ちる球、得意なんですよね。

フォークボールとか、上手くすくいあげます。

巨人ファンの方に教えて貰いましたが確かに上手いです。

戸柱の場合、バッテリー主導の強気な投球をする時があります。

村田へのアウトロー一辺倒も、強気と言えば強気な配球でしょうか?

相手に、そのコースを読まれても大丈夫と思って要求したわけです。

須田のアウトロー一辺倒と同じです。

勿論、嵌る時は、嵌るのですが、今回はダメでした。

初球、甘いツーシム(抜けたツーシム)を見逃した亀井は、次に同じツーシム(中井に投げたようなツーシムなら良かったのですが)をクリーンヒットします。

本当は、ストレートで押しても良い場面でした。

亀井、ストレートを打ててないです。

ですが、バッテリーはツーシムを選択しています。

一方、ストレートに不安がある亀井は、逆に初球、ストレートを待っていたわけですが、この辺が面白いです。

初球、甘いツーシムを見逃して、顔色が変わっていました。

本来、この攻防で、さらに天秤がバッテリー有利に傾くはずなのですが、そうならないのが野球でしょうか?

変な抜け方でしたので、不安を覚えましたが、

ヤスアキの最も自信のあるボールを、バッテリーは続けて選択しています。

これ自体、間違いではないのですが、

一方、ヤスアキの場合、変なツーシムの抜け方のようでしたので、強気に放れなかったように感じます。

まぁ、確かに怖いですよね。

そのツーシムをセンター方向に打たれ、ランナー、一三塁。

そして、相川への初球、ツーシム。

亀井の初球同様、甘かった(抜けたツーシム)です。

亀井から、相川まで三球、ツーシムを投げたのですが、残念な結果に終わっています。

談話を聞きますと、甘い球を見逃した8回の事もあって相川自身、打ち気満々だったようです。

ですので、ツーシム(ボール気味で良い)の選択自体間違いではなかったのですが、

ヤスアキの状態が悪い。

投手により危険信号と感じるボールがありますが、ヤスアキの場合、あのツーシム(亀井と相川に投げた)が出ると危ない事が多いです。

山崎康が守護神復帰後初失敗、三上は2被弾…DeNA救援陣崩壊サヨナラ負け

より、

ヤスアキ談話です。

「修正しようとした中で、最後の球も高かった。悔しいです」

以下、

私のヤスアキ評ですが、

若干、元横浜の山口に近い所がありまして、

変な球(意図しないボール)が行きますと、引きずる時があります。

引きずり過ぎて、あれ?が突然、続く時があります。

先日も、ストレートを投げて、力んでいた時がありますが、一回、あーなると、連続してなる時があります。

無理に修正させようとするより、目先を変えた方が良い場合もありますかね。

一方、戸柱は引きずらないタイプなので、自分を信じろ的な配球が多いと思っています。

先述しました通り、

亀井の初球、ツーシムが甘く入ってしまった。

ここが分岐点だったかもですね。

あのツーシムがヤスアキの不安定さを、助長してしまったように感じました。

野球って面白いですね。

戸柱の責任区分について雑感

ほとんどないです。

少し、味付けを変えて欲しいとも思いましたが、ヤスアキの状態が悪かった事が大きいです。

個人的に面白く感じるのは、

嶺井なら、ツーシム要求しなかったと思う事でしょうか?

というのは、抜けたツーシムの印象が強いですから、また、あるかもしれない。

かもしれない運転になるわけです。

一方、投げられるハズだ運転が戸柱。

ここで、心理戦が始まるのですが、

高橋巨人監督の談話を聞きますと、

そんな心理を相川に見透かされていたかもです。

嶺井でも、その心理を読まれて、打たれていたかもです。

ツーシムを投げづらいで、球種を限定されちゃうかもなんですよね。

まぁ、そう言う日もあるさ的に、

明日は明日の日、精神で、試行錯誤を、お願いします。

バッテリーの試行錯誤を楽しみにしていますね。

ガンバレ、ヤスアキ、戸柱バッテリー。

昨年書いた記事ですが、

2016年08月13日

セットアッパーとクローザーを信頼しています

昨年と同様、ガンバレだけです。

戸柱も調子が落ち始めた不安定な投手をリードして悩んでいるかもですが、その試行錯誤が活きてくると思っています。