村田獲得に向けて各球団の動きが鈍い理由について雑感

巨人から自由契約された村田獲得の動きが全般的に鈍いです。

あれ程の実績があるのに、獲得に向けて動きが鈍いのは理由がありますし、各球団個々で思惑がある感じです。

ロッテはわかりませんが(詳しくは知りませんが育成優先?)、

ヤクルトは廣岡を三塁で育てたいようです。

遊撃で鍛えるつもりだったようですが、二軍で起用されている守備位置をみますと遊撃での育成を断念し始めているように感じます。

そして、清宮を獲得できれば、一塁も空けておきたいですし、わかり易い編成方針でしょうか?

2013年、最下位にも関わらず、補強を凍結し、2014年、同じ最下位にも関わらず優勝に向けて貪欲に補強をしたヤクルトですが、相変わらずメリハリが効いています。

当時、記事で2015年のヤクルト躍進を予測した記事を書いていますが、

同じ最下位でも、質が違っていましたし、今年の最下位は、さらに状況が違います。

その状況をヤクルトの編成が理解しており、その長期的方針の元、見送ったと言う事は、廣岡を何が何でも育てたいという決意表明のように感じます。

そして、最終的には一塁清宮なんでしょうね。

(清宮を指名できないなら、しれっと方針転換するかもですが、今は見送る公算が高いようです)

阪神、広島は、三塁豊富ですので、獲得する予定ないでしょうし、中日も、捕手への渇望はあるようですが、福田や、高橋周平らが居ますし、優先順位が低そうです。

一番、村田を戦力的に欲しがっているのは(内野の層が薄いです)、優勝に向けて戦力を増強したい横浜と思っていたのですが、高田GMの発言を聞く限り消極的なようです。

そして、どうも、阪神の大和の方を狙っているようですね。

複数球団が調査 阪神スーパーサブ”大和にFA移籍の可能性

大和加入は、横浜の補強ポイントとも合致しますし、その加入によるシナジー効果は大きいです。

内外野総ての補強になります。

問題は、現時点でも、横浜の内野が飽和気味になっている事でしょうか?

内野の現状については、昨年のドラフト時に書いた記事で書いている通りです。

2016年10月23日

横浜 想定外ドラフトと、その意図について その影響の考察

一部には失敗ドラフトと酷評されていたドラフトでしたが、編成的には大満足のドラフトだった昨年。

想定以上に選手を獲得できています。

結果、飽和気味なわけですね。

そうなると、内野を補強しようにも、慎重にならざる終えない訳で、結果、余計に村田獲得に消極的になっているようです。

FAしてくれるかどうかわかりませんが、阪神大和の方が二遊間(ところてん式に三塁、一塁、外野の補強にもなります)を補強したいチーム事情に、ドンピシャです。

そして、

清宮、安田、広陵の中村(コンバートも視野にですが、どうなんでしょ。板倉とか内野にコンバートされるかもしれません。)次第で、内野を空けておきたいと思う球団多そうですから、ドラフトが終わって、FAが戦線が動かないと、村田も決まらないように感じます。

MLBも最優先事項から決まらないと他が動きません。

厳しい言い方ですが、今の村田に対しての各球団の評価とは、まずは、ドラフト次いでFA次第なのかもしれません。

日ハムとか、ドラフトで清宮を獲得できず、中田がFA宣言すれば、村田を獲得するかもですが、そんな感じかもです。