遊撃守備における今昔物語と、倉本

昔、

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今、

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昔と今の違い分かりますかね。

 

小坂時代(ゴロを体の正面で受けるのが基本だった時代)との大きな違いは

 

①、逆シングル処理の多さ

②、三遊間の深い位置での処理数(アウト)

 

です。

源田との比較で三遊間の処理に課題がある小坂ですが、

全盛期における小坂の動きの良さは今も色あせないです。

 

 

小坂は最盛期に492(2017年、源田は481、今宮は377)ほどの補殺数を記録しています。

この数字凄いです。

 

その当時の遊撃手の補殺数を考えると傑出しています。

巨人の名手川相で最盛期370でしたから凄い選手もいるもんだよねって言うのが私の当時、抱いた感想です。(試合数とか違いますので、ご注意を)

 

横浜が誇る名遊撃手石井が記録していた数字は98年の423。

2000年の前後は400を超えるとほぉーでした。

 

その感覚で言いますと小坂が2000年に記録した489は、えっでしたし、翌年に記録した492も、おっでした。

 

菊池が補殺数500を超えて記録した時の感覚に近いです。

 

小坂が登場して以降、補殺数の多い遊撃手がドンドン登場して来ます。

 

これはこれでイロイロ注釈が必要です。

補殺には試合出場数(守備イニング)や投手特性などが関係します。

 

遊撃手が総てをコントロールできているわけではないです。

その解釈には注意が必要ですが500前後までいきますと凄いよねって解釈が多くの場合成り立ちます。

 

そう言う意味において当時の小坂は傑出していたと思います。

 

そんな小坂も今の基準でみますと課題があったわけですが逆シングルで処理しなくても他でガンバレば良いわけですね。

 

現基準で見ても名手と言われていたと思います。

あの守備も凄いですが、その守備によってもたらされた数字は凄いです。

 

さて、倉本です。 

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フルカウントで特集された処理アウト位置からみた各チームの傾向で見て分かります通り、倉本の課題は三遊間の深い位置における処理です。

 

その対応で倉本も守備範囲を広げようと逆シングルの処理を増やそうと努力していたのですが来季、どう変わるんですかね?

 

セイバーの数字をみますと前半と後半で傾向が変わり2017年序盤は守備範囲を広げる形で頑張っていましたが、後半、元のスタイルに戻しています。

 

数字的には、どっちが貢献できたかといいますと、セイバー上同じぐらい。

変化なしです。

失策しなくなった後半戦の方がファンの評判は高かったですが数字でみますと貢献度変わりませんでした。

 

守備範囲を広げますと失策が、失策しなくなると守備範囲がという形で、ほぼ0になります。

そして倉本がセイバー上記録した数字は遊撃手として12球団最悪の-17.0点。

平均的な遊撃手との比較で-17失点喫しています。

 

今期、倉本は、どんなチャレンジをするのでしょ。

これも興味深いです。

 

倉本は毎年、チャンレンジしているですよね。

 

打撃で一見すると2016年との比較で成績上後退していますが、中身はかなり良くなりました。

監督の倉本に対する評価。

 

打撃面における期待の高さを覚える談話が増えて来ています。

2016年は打撃では、あまり評価されてなかったですが大したもんですね。

 

打撃面で倉本は凄い成長をしました。

守備でも、そんな確変が出来るのか?

 

梶谷のようにコンバートされて上手くなる選手はいます。

内野から外野にコンバートされて名手となった選手は多いです。

代表的な選手は福留、田口らでしょうか?

 

一方、内野守備の場合、早い段階で限界点のようなモノが見えてくるケースが多いです。

私の長い野球観戦歴上、突然変異的に守備が上手くなるような選手を知りませんが 例外は常にあります。

 

シーズン中に打撃フォームを変え続けて成功した選手は倉本が初見ですが守備でも注目しています。

 

例外を意識させてくれる稀有な選手が倉本でしょうか?

勿論、過去3年間の倉本の守備が、そうだったように私の常識の範囲に納まる可能性も高いですが期待しています。

 

突然変異的に確変すると言いますと打撃ではあるのですが、

守備で、そんな事が見れるかもしれない。

 

楽しみです。

 

尚、倉本が記録した2017年の補殺数は407。

昔の基準でいいますと(守備を数字で観測するのが容易ではなかった時代)、ほぉーなんですが内野守備における基準が上っていますので、ほぉーになりません。

 

 

ちょっと続くかもです。

 

雑感記事なので、まとまりもなく発散して行きます。

昔との比較でゴロの価値が下がっているかもなんですよね。

 

理由として、

①、統一球の導入

②、投手側がゴロを打たせるのが上手くなった

③、内野守備力の向上

 

等が考えられますが、調べてみる予定です(没記事になるかもですが)。

 

当てるだけの打撃では成績を出せなくなってきています。

引退した巨人藤村のように当てる打撃をするような打者が本当に減りました。

 

ゴロを打てが、打たないで(安打になり難い)になり始めているので総じて進塁打を打てない打者が増えていますが時代を覚えます。