前記事の続きです。
2016年、監督は倉本を6番にそえていました。
しかし、その打撃成績の割に打線切れてます。
後ろが打てなかったのもあります。
また、技術的な理由なのですがランナー一塁にいると倉本の成績良くなかったです。
宮崎一塁、倉本といのは最悪なシチュエーションでしょうか?
これが改善すると打順変えたくなります。
6番に戻しても良いかもです。
年初から倉本の打撃について様々記事を書いています。
それは改善する兆しが昨年に確認されていたからです。
密かに期待していました。
年初にラミレスが名指しで倉本を評価(リップサービスがあるので注意が必要です)していました。
倉本は横浜にとって武器になりつつあります。
不調の打者も多く変えても良さそうな感触も覚えています。
記事で打順変更するかもと書いている理由です。
但し9番倉本ほど得点、打点が増えるかはわかりません。
倉本の打率は2016年.294⇒.262 出塁率は.323⇒.292
倉本が2017年に記録した出塁率は規定打席を打った打者では最低水準です。
下は巨人小林の.285だけです。
それでも彼の打点と得点は2017年増えています。
打点 38⇒50 得点 38⇒49と伸ばしています。
あの成績で、あの打順(9番)で前年より得点・打点を増やしています。
尚、梶谷も得点が2017年にキャリアハイの83得点を記録しています。
これまでのキャリアハイは2014年に記録した76得点です。
2014年の打順が3番で2017年が7番なわけですが皆さん、どう思われます?
7番梶谷が完全に機能したとは私も思ないですが全体最適でみると点を増やす事に成功しています。
尚、梶谷の盗塁は7番になった事で減っています。
梶谷が記録した盗塁のキャリアハイは2014年の39。
盗塁王でした。
これが昨年は21です。
梶谷個人の盗塁数は落ちましたがチームとしては機能しています。
梶谷盗塁数だけ意識すれば梶谷・筒香の並びが最適です。
盗塁だけなく打撃成績全般が筒香の前ですと上がり易いです。
それをしないのも理由があるわけです。
これ覚えておいて下さい。
(このネタで記事続けるかもです。)
前段の記事ではないですが
ここで言う盗塁が増えるが部分最適になる場合があります。
製造部門からすると生産量が増えてプラスとなっています。
しかし会社の目的である利益を増やすには貢献できてないです。
盗塁は増えたけど全体バランスを考えないと得点が増えないと言うアホらしい結果になるわけです。
盗塁は減りましたが得点という結果でみますと梶谷7番は効果的でした。
そして倉本の打撃成績も2016年との比較で悪かったですが倉本個人の貢献度は増えています。
その一つのからくりが7番梶谷(俊足)であったり1番桑原です。
倉本が9番だから俊足の打者を7番におく意味があります。
1番梶谷 2番打力のない打者 3番倉本 4番桑原機能していました。
長打力のない倉本の打点が高い理由であり足の遅い倉本(桑原の長打力)が帰って来れる理由です。
特に注目したいのが得点なんです。
あれほど出塁率が低く、打順も9番と打席が回って来ないのに倉本の得点が増えています。
もっと注目して欲しいです。
打点は得点圏打率と伴に皆さん注目してくれるのですが。。。
もっとも、皆さんが評価しているだろう打点を産んでいる要因である俊足7番が不満の的(盗塁が減るので)になっていましたから世は無常と言いますか結局、倉本9番を動かせって話と理解しています。
まぁ、今年の倉本でしたら打順変更ありですね。
私も、そう思って記事準備していた時期があります。
あれから一か月経ちましたが他の事をレポートしていて書けませんでした。
ただ、現状の打線。
今の打線では6番倉本では得点増えないかもです。
7、8番が打てば話は別ですが。。。
7、8が相対的に弱くなる以上得点が増えるイメージが湧きません。
宮崎、倉本、桑原、捕手、投手の並びも、ポテンシャルを考えると桑原がもったいなく桑原の位置に大和ですと得点の香りがしません。
2016年と同様な結果が待っている可能性が高いです。
また、9番に倉本を置く場合1番に求めるのは出塁だけでなくなります。
3番倉本 4番神里より3番倉本 4番桑原の方が長打力を発揮できる点で期待感あります。
そこはしょうがないで諦めて次善で、
3番(9番)倉本 4番神里 5番大和を放棄し3番倉本 4番神里 5番桑原にしているというのが現在の状態でしょうか?
ここで筒香が入りますと1番倉本、2番神里、3番桑原、4番筒香の並び良い感じですかね。
これが大和ですと弱いです。
桑原への監督評価かなり高いです。
私も横浜の選手の中では桑原への評価が高いです。
もっとも打つのが難しいランナーなしのシチュエーションで桑原は良く打っています。
昨年度レギュラー級で最も打撃に課題があった戸柱の3倍期待できます。
戸柱が打ってくれるともう少し楽になるのですが悩ましいですね。
いろいろラミレスさん考えています。
その意図を想像しつつ打線を組むのも野球ファンの楽しみ方でしょうか?
ファンの望む打線・打順と監督采配が一致する場合、打線の状態が良くチームが絶好調な時です。
今の横浜の打線は、そんな状態でないですからファンの、あーだこうだは続きそうです。
7番大和(消極的な理由ですクワより状態が悪いと観ています)、6番捕手も含め、チームバランスを考えての結果です。
あちらを立てれば、こちらが立たずな戦力なのは、
に書いてる通りです。
手札が増えたとは言え、横浜は強くないです。
それ故に楽しみにしています。
ラミレス横浜の楽しみ方ってマニアックすぎるかもですね。
私も追いきれないです。
結果出す前にレポートしたいのですが。。。
他の打者次第ですが9番倉本を動かす可能性あります。
あると思っています。
ただ、その座りかなり良かった事だけは覚えておいてください。
前年の2016年との比較で成績悪化しても打点、得点で増えています。
しかも梶谷の得点が、あの成績で、あの打順(全打席7番ではないですよ)でキャリアハイです。
全体バランスでいいますと2017年、あの打順は最適だったと可能性が高いと私は考えています。
いろいろ批判する方はいますがラミレス采配の意図を理解し効果を知って批判している方は少数と感じています。
確かに分かり難いです。
NPBの監督では異質なアプローチとは思っています。
盗塁が増えるから得点が増えるという分かり易い世界観ではないです。
犠打もですが、監督の掲げているスモールベースボールってちょっと違うんですよね。
ラミレスさんと同様、スモールベースボールを標榜し続けた中畑さん時代の犠打、盗塁に対し今は半分ないし2/3程度ですがチーム成績は向上しています。
ただ数(犠打や盗塁)を追い求めるわけでないのは全体最適と部分最適でわかって頂けるとは思います。
犠打・盗塁は手段であって目標ではないです。
この辺が難しさでしょうか?
選手を固定するのも勝つための手段であって目的ではないです。
その辺のメリハリがしっかりしている監督とみています。