昨年との相対比較(WAR)、WARでみたシーズン予測勝敗について雑感

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

の補足記事です。

現状のWARでシーズン何勝出来るか想定してみます。

まず、現在のWARをシーズンに直します。

試合数は47試合消化と固定します。

シーズンは143試合。

143試合÷47試合≒3倍しますと現在のWARを基とした数字になります。

 

比較は昨年の数字。

 

5/30現在の各チームWAR

野手WAR 

1位 広島 +9.5x3=28.5  昨年+37  昨年比-8.5

2位 巨人 +8.2x3=24.6   昨年+12.2    昨年比+12.4

3位 中日 +6.9x3=20.7   昨年+12.6 昨年比+8.1

4位 横浜 +4.2x3=12.6   昨年+14.6 昨年比-2.0

5位 ヤクルト +2.5x3=7.5   昨年-4.9   昨年比+12.6

6位 阪神 -1.4x3=-5.2   昨年+16   昨年比-21.2

 

数字的に大きく伸ばしているのはヤクルト、巨人です。

巨人は岡本とゲレーロが大きいです。

また、昨年は出遅れた実績ある長野が開幕からしっかり出ているのも大きいでしょうか?

尚、そのゲレーロを放出した中日さんも数字を伸ばしています。

アルモンテビシエドの中軸は凄いです。

ヤクルトさんは昨年が悪すぎたのもあっての数字の改善。

一方、数字的に大きく落しているのは阪神さん。

野手WARがマイナスを記録しています。

WARは代替可能な選手を基準としています。

WAR=0は一軍定着一歩手前。

1.5軍選手と見ていいわけですが、そのレベルすら担保出来ていません。

昨年から大きく、その打撃力を落しています。

他で目立つのは広島さん。

リーグで一番打ってはいますが昨年ほどの迫力ありません。

 

投手WAR

1位 阪神 +10.8x3=32.4  昨年+26.8  昨年比+5.4

2位 巨人 +7.5x3=  22.5  昨年+26.5       昨年比-4.0

3位 ヤクルト +7.5x3=  22.5       昨年+21.4  昨年比+0.9

4位 横浜 +7.4x3=  22.2  昨年+20.8  昨年比+1.4

5位 広島 +5.8x3=  17.4  昨年+28.7  昨年比-11.3

6位 中日 +4.7x3=  14.1  昨年+12.0  昨年比+2.1

 

阪神さんが投手力で傑出した数字を出しています。

打撃不振を投手力でカバーしています。

一方、昨年比で大きく数字を落したのは広島さん。

投打にわたり数字を落しています。

 

総計

1位 巨人 +15.7x3=+47.1  昨年+38.7 昨年比+8.4

2位 広島 +15.3x3=+45.9  昨年+65.7 昨年比-19.8

3位 中日 +11.6x3=+34.8  昨年+24.6 昨年比+10.2

4位 横浜 +11.6x3=+34.8  昨年+35.5 昨年比+0.7

5位 ヤクルト +10.0x3=+30.0  昨年+16.5 昨年比+13.5

6位 阪神 +9.4x3=  +28.2  昨年+42.8 昨年比-14.6

 

総合力で昨年Bクラスだった3球団が伸ばしています。

巨人さんは戦力的にBクラスだったのが?な状態でしたので(本来は横浜がBクラスです)下位と言うには違和感を覚えますが中日、ヤクルトさんが大きく数字を伸ばしています。

昨年の覇者広島さんは昨年との比較で投打にわたり迫力を欠く状態となっています。

それでも勝ち切っているところが凄いですね。

数字以上に勝っています。

今は試合巧者な印象が強いです。

 

シーズン終了時にチームWARが0ですと30から40勝ぐらいと言われています。

0を35勝としますと。

引き分けを考慮しない場合、以下のような数字になります。

 

巨人 82勝61敗 勝率.573 現実.489 

広島 81勝62敗 勝率.566 現実.609

中日 70勝73敗 勝率.490 現実.458

横浜 70勝73敗 勝率.490 現実.512

ヤクルト 65勝79敗 勝率.454 現実.400

阪神 63勝81敗 勝率.441 現実.500

 

主力選手の故障、伸び代を考えませんと優勝ライン80勝前後ぽいです。

チームWARの総計で+50を超えて来ますと、そのほとんどは優勝していますが50を切りますと混戦になり易いです。

阪神さんが数字の割に勝てています。

投手力上位ですと僅差の試合をモノにし易く勝ち易いです。

阪神さんとは対照的に巨人さんが数字ほど勝てていません。

バランス悪いと数字ほど勝てませんが、そこまで崩れてないです。

今後に要注目です。

戦力的に差がありませんと各チームのエース級がどのチームと対戦したかとか影響します。

WARが大きいから優勝という図式にはならいかもです。

現状の数字ですと2015年に近いでしょうか?

 

2015年のチームWAR順

1位 広島 +45.7

2位 ヤクルト +42.6

3位 巨人 +42.2

4位 阪神 +36.3

5位 中日 +34.3

6位 横浜 +26.8

 

普通は広島さんのように個人の強さの総計でリーグトップになってから優勝します。

広島さんは2014年以降リーグトップクラスの個の強さを誇示していましたがリーグ優勝したのは2016年でした。

 

参考記事

WARの意味について簡易に説明と、横浜の強さは普通じゃないについて - 所持雑感

 

その点、ラミレス横浜はヘンテコでして個が強くないのに数字+αを出しています。

普通は個が傑出してから徐々に経験を積んで成熟して行くのですが不思議なチームです。

順調に個人でも強くはなっていますが一般的なチーム力で言いますと今年も優勝出来ないです。

それでも、もしかしてを期待しちゃうのが恐ろしいです。

実績上、チーム力以上のモノは引き出してはいますでしょうか?

因みに今年でラミレスさん契約満了です。

ソフトバンクか巨人さんが引き抜くかもですね。

(契約満了なので引き抜きではないですが)

ソフトバンクとかありそうです。

 

現状、展望的に伸び代を覚えるのは阪神さんと横浜。

阪神の野手が記録しているマイナスはないと思うので流石にプラスにはなると見ています。

もしくは阪神さんは数字の反動を受けて勝率が下がるかですね。

横浜についてはファンなので個人的期待(伸び代)を記事で書きたいと思います。

(書かないかもですが)

 

今年は記事ネタに困りません。

横浜担当の野球記者さんとか楽しいだろうなぁ。

 

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

実は勝率.500で交流戦に突入するのってラミレス政権下ではじめてなんですよね。

へぇーです。

 

2016年
交流戦前 24勝25敗1分 勝率.490(セ4位)
交流戦        7勝11敗0分 勝率.389(9位)
シーズン 69勝71敗3分 勝率.493(セ3位)

2017年
交流戦前 22勝24敗2分 勝率.478(セ4位)
交流戦     9勝9敗0分 勝率.500(7位)
シーズン 73勝65敗5分 勝率.529(セ3位)

2018年
交流戦前 20勝19敗2分 勝率.513(セ3位)※5月25日時点
交流戦      ?勝?敗?分 勝率??(?位)
シーズン ?勝?敗?分(リーグ?位)

 

チームの形を必死に作っていますがどんな結末が待っていますでしょうか?

形が出来ればWARの数値も良くなります。

シーズン終了時に+40超える事を期待したいです。

+40は一般的なチームですと優勝するには不十分です。

ですががラミレスなら適当にやっちゃってくれるでしょう。

 

ポジティブに期待したいです。