WARでみたセ戦力、近々16試合の数字について投手編
野手編に続いて投手編です。
使う数字はWAR。
投手WAR5/30(47試合分)と6/20(63試合)、その増減(16試合分)
*各チームの試合数が違いますが計算しやすさを優先して均しています
1位 阪神 +10.8⇒+12.6 ⇒+1.8
2位 巨人 +7.5⇒+12.4 ⇒+4.9
3位 ヤクルト +7.5⇒+12.3 ⇒+4.7
4位 横浜 +7.4⇒+10.1 ⇒+2.7
5位 広島 +5.8⇒+6.9 ⇒+1.1
6位 中日 +4.7⇒+5.5 ⇒+0.8
16試合だけ切り取った絶対値で観ますと巨人、ヤクルトさんの数字が良いです。
良くないのは中日、広島さん。
特に広島さんは昨年と比較すると大きく、その数字を落しています。
47試合で記録したチームWAR投手を、16試合分に変換して比較しますと
1位 阪神 +3.7 ⇒+1.8差引 -1.7
2位 巨人 +2.6 ⇒+4.7 +2.1
3位 ヤクルト +2.6 ⇒+4.7 +2.1
4位 横浜 +2.5 ⇒+2.7 +0.2
5位 広島 +2.0 ⇒+1.1 -0.9
6位 中日 +1.6 ⇒+0.8 -0.8
巨人、ヤクルトさんの投手の状態がかなり上っているのがわかります。
阪神投手陣に陰りのようなモノが。
横浜は、やや回復傾向。
濱口らの状態が戻ってましたので数字が上ると見ていましたが痛いのはウィラード離脱。
今の先発ですと不安定です。
井納、熊原、平良、飯塚、京山らがいますので上手く対応して欲しいです。
そして広島さん。
交流戦前に失速を予測してはいましたが投手の状態が当該期間中悪かったようですね。
前年比との比較で投手力が50%以下となっています。
昨年、広島さんが記録した数字を16試合換算に直しますと+3.2でしたから+1.1÷3.2で34%のクオリティーです。
どんな戦いしていたんですかね。
横浜の事で精一杯で状況が皆目見当つきません。
個人的注目点はヤクルト投手陣です。
中村のマニアックなリードにパのチームか苦戦したらしいというのは風聞で聞いています。
谷繁の後継者と思っていますが面白いリードをします。
上記記事にて潜在的配球能力リーグ1位と評していた中村。
非常にメンドクサイ捕手です。
中村のリードを理解するには記事にして数本書く必要がある時もあります。
シリーズモノで5本書いています。
中村の配球意図を理解するには点差、シチュエーション、カウント、倉本(相手打者特徴)、走者、監督の性向を読む必要があるのですが、
普通はわからないです。
解説者の理解も追いついてないです。
中村が素晴らしいにならず、相手監督(ラミレス)が批判されたりするようなレベルのリードを彼はします。
まぁ、一般的な理解でいいますと、とある解説者(元捕手)が語るように倉本がぁーで終わるのですが・・・
それ故に、その素晴らしさが理解されず批判され易い捕手が中村です。
リードする投手能力が足りず結果を出せなかったのですが今年は様相が違うようですね。
捕手は、そのリード内容でなく結果論で判じられ易いので、どうしても投手能力が低いと実態以上に批判され易いです。
他所所属捕手では当ブログで一番言及の多い捕手でしょうか?
力対力というより技でかわす印象が強いヤクルト投手陣。
同一リーグに通用するかわかりませんがヤクルトさんの先発投手が変った記憶(カラシティーの配置換え)があり私の知っている陣容ではないのかもしれないです。
対戦した感想で言うと投手の素の力は弱いなぁーっと言うのが今シーズンの印象でしたが、さてどうなんでしょう。
打撃陣は開幕前の予想に近く驚きはありませんが投手力は予想外でした。
あるレベルの投手力がヤクルトさんにある前提で考えますと中村が目立つシーズンになるかもです。
後は、中村を良く知る同一リーグで通用するかです。
これは交流戦でストレートが通じなかった広島投手陣にも言えます。
(持ち直す可能性があります)