弛んだ空気を呼んでしまった中畑時代について想いを馳せる、そしてチームは優勝を諦めてはいない。

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懐かしいですね。

ぶつくさ言っていた時代です。

どうして、こんな選手が起用されるのか?

鶴岡が居たのに高卒新人の高城が起用されたときにはがっかりしています。

 

一軍を体験させる程度な良いですががっつり起用されてしまいました。

45試合ほど先発マスクを被っています。

困ったことに、この先発数が高城のキャリハイと言って良く残念ながら、この数字を抜けませんでした。

 

前記事でも書きましたが中畑時代グタグタでした。

弛んだ空気はチーム内に不平分子をため込ませ、チームはガタガタ。

 

理由は、そこに公平な競争がなかったからです。

実力でなく将来性で起用され、これが上手く行きませんでした。

 

高城も勘違いしてしまい漫然と自分は数年以内に正捕手になるだろうっと思っていたようです。

そりゃ、あんな起用されたら勘違いもしますかね。

これは別に高城に問題があるわけでなく、

高卒で右も左もわからない人間が実力でなく、公平な競争もなくポジションを与えたらどうなるか?

 

ナッツリターンじゃないですが勘違いの原因になります。

 

ろくな競争もなくポジションを与えちゃう面が中畑さんにあり、それがチームに弛みのようなものを与えてた面がありました。

選手層が厚ければ、また、違った可能性があったと思いますが極端すぎましたかね。

中畑さん、巨人の選手ですから当然の如く厳しいのですが我慢の采配が好きで実力に劣る選手の起用が大好きでした。 

 

中畑監督の評価は難しいです。

功は勿論あるのですが問題もありました。

結果、育成を阻害しています。

確かに中畑さん時代に成績を向上させた選手もいましたが、あれは中畑さんが理由でなく二軍が主です。

筒香とか中畑監督に潰されかけましたが(中畑さんは典型的なボス型監督です)、

 

○○であるべきを押し付けるというか、何と言いますか。。。

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とか実体験に基づく言葉ですかね。

反対を押し切って習得した“逆方向”。筒香嘉智、本塁打量産の秘訣。 - プロ野球 - Number Web - ナンバー

より引用ですが、

やろうとしていることが全部周りに反対されて。逆方向に打とうとすると振り遅れてると言われ、ウエイトトレーニングしても意味ないだろうって……。だから、みんながいないところで集中してやろう、言い方は悪いですけど、結果を出して黙らすしかないなと思っていました

 

譲りは葉を意識した中村ノリや、二軍打撃コーチに大村さんが居た事で筒香は道を違えず4番として大成できましたが、あのまま一軍で起用され続けたらと思うとゾッとします

 

梶谷は2013年二軍スタートだった事で、その年の後半にブレイクし筒香も二軍に落とされた事で2014年のブレイクとなっています。

そんな二人とは違い高城は何と正捕手扱い。

三嶋のような不安定な投手と組ませると面白いように失点していましたが酷かったですね。

今とは真逆の印象です。

終にはチームに見切られ二軍に落とされ鶴岡に正捕手の座を譲るとともに黒羽根の後塵を拝するに至っています。

まぁ、そりゃ、そうですよね。

あんな未熟では。

 

白崎も一軍に帯同し続けましたが一軍での起用が育成に向かない場合もあります。

というより一軍は育成の場でないです。

 

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実力に劣る選手が起用される弊害は、それだけでなくチームに弛緩した空気ももたらしていました。

 

我慢の起用とは谷繁の言葉を借りるならあるレベルの打撃(捕手で言うなら打率.250ホームラン二けた、打点50が可能と感じるかどうか)に守備が期待できるかがあって成り立つものです。

 

その2つが揃わない状態で起用しても意味がないです。

その条件に達してない状態で一軍に帯同し続けた高城(ドラフト2位)と白崎(ドラ1)は横浜を去る事になります。

 

私が気持ちだけと指摘する桑原が2015年に語った言葉ですが自分は信用されてない。

こんな簡単に先発から外されていたら打てないと語っていたそうですが、

 実績がないに等しい選手の発する言葉ではないです。

オープン戦で倉本と同様固定されて起用されていただけで実力自体なかったのにポジションを確保してしまったと勘違いしたが故の言葉なんでしょ。

二人とも打ったと言えないのにオープン全試合出ていましたが。。。

 

そのクワが変わったのは2015年に二軍で研鑽したからなのですが(上記は本人の反省の弁でもあります)、

当時の横浜の場合、ポジションは奪うというより中畑さんから与えられた感があり弛んでしまった部分がありました。

 

その横浜が新時代を迎えようとしつつあります。

白崎、高城放出、伊藤加入の実際的な効果より弛んだ空気の一掃も目的の一つなのかもしれません。

 

なお、高城が逞しくなったのは2014年以降。

正捕手をはく奪され、第二捕手すら失い、すべてを失いかけた序盤に踏ん張れたからです。

西森や鶴岡(引退)らとのポジション争いを制し第二捕手の座を死守しています。

それ以後も度々、ポジションを失うのですが、その度に場を奪い返しています。

 

その過程で高城を褒めることが多くなっています。

成長を覚えるが故に応援してもいました。

 

個人的にはスタートの失敗。

ポジションを安易に与えた事で弛んでしまった事と、打撃でなく守備やリードを中心に鍛えられてしまったのはなんとも言えないです。

その打撃が原因で高城は横浜から出ていくことになりました。

二軍で鍛えていればなぁっと思い続けていますが、この苦労がオリックスで花開くのファンとして期待しています。

 

優しすぎた面ありましたのでオリックスではガツガツ奪いに行ってください。

楽しみにしています。

 

なお、中畑時代を弛んだと評していますが別の面では厳しくもあったので別の印象を抱く方も多いと思います。

厳しい側面もありましたが弛みもありました。

 

高城らが優先起用された理由ですが思うに中畑さんはスターを作りたかったんですかね。

 

漫画のような展開を覚える試合が多かったです。

試合は漫画と違い負けていましたが・・・

4年間で最高順位は5位。

戦力的にAクラスもあり得た時も最高順位は5位でした。

それでも中畑さんに人気があるのは漫画チックな展開がファンに支持されたからと思っています。

近所の野球好きの方が少年野球を率いていたような青っぽさが中畑ベイスターズにはありました。

その青っぽさ、ひたむきな姿勢がファンに支持されたと思っています。

 

最後にラミレス監督(会社の部課長のような人)の言葉を。

盛んにポジションを手放すな、奪いかえせと今年言っています。

場は与えられるものでなく奪うものです。

そして奪った後も保持し続ける努力が必要です。

外国人であるラミレス的には当たり前でしょうし中畑さん的にも当然の事だったと思いますが、その前提を何度もチームに言わないといけないような状態が今の横浜なのかもしれません。

 

凡事徹底対策でポジションを固定化しAクラス入りしたラミレスですが優勝するために競争を促しています。

戸柱の顔つきも、心なしか覚悟のようなものを覚え始めました。

失うって怖いんですよね。

嶺井にも一時、焦りのようなものを感じたことがあります。

ですが、それら当たり前の感情を受け入れられ、それでも欲しいと欲したとき。

もしくは、そのプレッシャーを力に変えられるようになった時、横浜は一つ上のチームにいけるかもしれないです。(特に桑原、君だ

 

Aクラス入りが与えられた目標なら、ここまで動かなかったと思っています。

優勝するために無理をすると思いますが選手起用の質が今までと違うことを理解して欲しく思っています。

 

数字上、厳しいですがチームは諦めていません。

契約最終年のラミレスは最後まで優勝を目指すと思います。

諦めるのは数字上、0になった時でしょうか?

ラミレスも監督を続けるために必死です。

外野からみると不可解采配の連続でしょうし監督への批判の声も大きくなり続けると思いますが見届けるつもりです。

 

頑張れ横浜。

白崎、高城も、オリックスで頼むぞ。

ファンとして、その努力が報われるのを願っています。