横浜短観 整い始めた戦力 打撃編

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

前記事で投手について書いています。

先発が揃うのに想定以上に時間がかかってしまいましたが徐々に本来あるべき姿に戻りつつあります。

絶対エースというには物足りないかもですが試合を作れる投手が6人いますからゲームメイクはし易くなっています。

一般的なチームですと4、5人目から格が落ち始めますが横浜の場合、そういう投手がいないです。

個人的懸念点は中継ぎ。

酷使が理由というより、もともとの能力不足が原因で打たれ始めるかもです。

また、中継ぎコンディションに気をつかってはいても夏の横浜は酷暑過ぎます。

昨年も8月にへばりましたが球団は真面目に酷暑対策した方が良いかもですかね。

炎天下の午後に試合前練習するのは狂気の沙汰です。

 

さて、今回は打撃編です。

此方も投手同様、整いつつあります。

そして想定以上に時間がかかってしまいました。

原因は主力選手の相次ぐ離脱。

 

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5月に書いた記事です。

当時、打線が整い始めており、代わりに先発の復調が想定以上に遅れていました。

打線の起爆剤はソトであったり(昇格即大活躍)、梶谷です。

 

その二人が体調不良と背中のハリで離脱しロペスが捻挫、下半身の違和感。

止めで筒香の故障と、宮崎以外横須賀ベイスターズとなっています。

 

この横須賀ベイスターズから選手が出てくれば良かったのですが主力組との差は大きく、苦しい時期を支えてくれたのは事実ですが、

彼らの出塁率、打率があまりに低いことで横浜は貧打に陥ります。

 

以下、出塁率ですが、

筒香 .395

ソト .360

宮崎 .355

ロペス.355

梶谷 .333

桑原 .333←急上昇中

 

柴田 .311

神里 .309

大和 .266

倉本 .236

捕手 .200ぐらい

 

ファーストストライクを打て、早打ち打線。

出塁率軽視と風説の流布が行われていますが出塁率順に打者を起用しています。現実は、こんなもんです。

 

ファーストストライクを打てとは何が何でも打てではないです。

バッティングカウントで打てない未熟な打者が横浜は多すぎました。

それが真の課題なのですが・・・

 

打線は誰かが出塁することで機能し始めます。

一般的な打者はランナー不在の時に打率が一番悪いです。

ランナーがでますと様々な制約が守備側に生じやすいです。

昨年、ヤスアキ、戸柱コンビがランナーを一人出すだけで大崩れを繰り返していましたが理由があります。

ランナーが出ることで打撃成績の上がる打者が多いですが主力級との差は明確で寸断されていた横浜です。

これが主力打者が復帰、もしくは復調することで徐々に整い始めています。

 

そしてラミレス、スモールベースボールを諦め始めています。(頻度を落とす

主力打者の故障が相次いだことで形が定まりませんでしたが漸く今シーズンの方針が固まった感じです。

完成形をイメージできてそうです。

桑原や柴田、様々な選手で2番起用を試し続けましたが監督的にも座りが良くないようです。

 

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笛吹けど踊らずと評しましたが非常に未熟です。

スモールベースボール的なことをしようとすると選手がプレッシャーを受けるのか成績を出せませんでした。

良い投手とあたると無抵抗になり易いですが今年も難しそうですね。

中畑、ラミレス含め7年かけて標榜し続けた野球が、まるで形ならなかったというのが今の現状です。

流石に何をやっているんだと思わなくもないです。

あれほど二軍で研鑽していた桑原(横浜が7年かけて育成)ですらスモールベースボール向きと感じないわけですからなんとも言えないです。

 

中畑さんに1、2番のどちらかを打てるように期待され育成され続けましたが向かないんですよね。

いろいろ考えると今はダメぽいです。

空っぽで打席に入れるシチュエーション。

最低限を意識しないで済むときに無類の力を発揮できるというのがなんとももどかしいです。

技術はあるんですが・・・

若干、愚痴が入りましたが神里、柴田らの状態が芳しくないのもあってスモールベースボール的な野球を諦め始めています。

ビックベースボールの限界も知っているからスモールベースボール的な事もできるようにしていたのですが・・・

情けない。

情けないですが今ある戦力で勝てる起用をする必要があります。

スモールベースボールを標榜しつつもシーズン途中からバント、盗塁、エンドランの頻度を減らしてきたのは毎年の事です。

 

今年も同じことになりそうです。

 

となると2番は強打の打者が。(もしくは石川。この人の技術は横浜での群を抜いています。

5月同様、2番ソトか梶谷になる可能性が高いです。

ソト、梶谷、桑原が外野なので3人の同時起用が出来ないのが悩ましいですがロペス復帰後の2番は要注目となっています。

 

そして大きいのは伊藤の加入でしょうか?

二遊間、捕手が日替わりだったことで打線の全体最適化に苦戦していましたが伊藤が正捕手になりそうな様相になることで流れが良くなり始めています。

 

守備も抜けていますし意図を覚える打撃をしていると思っています。

いわゆる最低限の打撃、状況に応じた打撃を伊藤には期待できそうです。

これ結構、難しいんですよね。見ていればわかると思いますが出来ない選手が多いです。

 

参考記事

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最低限の打撃は相手も警戒しますので打てない場合が多いです。

技術が必要なのですが、その技術が伊藤にはありそうです。

桑原のように最低限の打撃をしようとして体が固まるようなこともないようですし二遊間捕手のうち、一つが埋まった可能性を覚えています。

 

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後半戦のプランに関し

(投手・捕手・二塁手を除く)残り6つのポジションに関しては基本的には固定して戦っていきたい。

「レギュラーキャッチャーがいないチームが優勝するのは難しいと思うので、そういう存在を選び出せればとは考えている。基本的には、伊藤、戸柱、嶺井博希の3人が競争することになる。伊藤がうちの先発陣と組んだ時にどういうプレーをするのか、どういう違いを出せるのかがまだわからないので、まずはそこを見てみたいと思う。当面は、たとえば伊藤が2試合、戸柱か嶺井が1試合といったペースでの起用をイメージしている」 

 との事でしたが、

様相が変わりつつあります。

遊撃を柴田で固定しようとしていましたが(ロペス復帰後の二番問題を解決するために柴田か大和を考えていた可能性があります)諦めた節があります。

 

捕手・二塁は固定しないで戦う予定だったようですが二遊間を固定しないで戦う可能性もあります。

大和復帰したら遊撃は大和でも良いかもですが6番を打てるような打力を期待できませんし候補者それぞれに長所と短所があるのが今の現状です。

ですが、

ここまで来ると実績上打線を組むのが上手い監督ですので早晩できるのではないかと期待しています。

 

中継ぎ(酷使が理由でなく別の要因で打たれる可能性が高いです)以外はマイナス要因が少なく上がるだけと見ています。

 

ここまで時間かかると思いませんでしたが反撃体制が整いつつありますね。

今日から始まる対阪神三連戦。

今までとは違う展開になるかもと期待しています。

 

簡易にセリーグ展望(WAR) そろそろ横浜が♪っと思いたい - 所持雑感

上記記事は5月の中旬に書いた記事です。

記事にて投打にわたり整備されると書いてから随分時間が経ってしまいました。

まさか、これほど時間かかるとは私も思いませんでしたが漸くです。

その当時想定していた状況になりつつあります。

 

優勝を意識した?トレードに思う - 所持雑感

ゲーム差を考えますと正直、遅そきに逸した感はあります。

ですが、

上記記事に書いてます通り、

オールスター明けに選手が揃いそう(戦力的には整います。戦力的には巨人さんが抜けていますが横浜が追撃一番手と期待しています。)

 

横浜が広島さん追撃の一番手とファン的に思っています。

ゲーム差8.5。

今までの横浜ならAクラス狙いに切り替えていましたが今年は違います。

 

リップサービスでなく、そうしなくちゃいけない理由がラミレスにはあります。

だかこそ、厳しく感じてもチームを鼓舞し続けています。

そして優勝を狙っていくと各媒体で発しています。

 

昨年までは、これほど優勝を意識して発言していませんでした。

戦力的には、どうかと思いますが、その頑張りをファンとして見届けたいです。

優勝確率が0になるまで今年はノーサレンダーと思います。