レギュラー固定の是非と、その悔しさを胸に秘め選手は頑張っている

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現在、横浜は上記記事で書いている通り得難き経験をしている最中です。

戦力的にAクラスが現実的な目標であったチームが優勝を視野に采配を変えてきています。

その結果、チームは変化しつつあります。

その変化を呼び込むものが経験。

良い結果が伴う経験もありますが結果が伴わない経験もあり、これが現在、多くの横浜ファンを苦してめているモドカシサと思います。

 

本ブログの読者さんなら御存じのように、

優勝を現実的なものとすべく様々、ラミレス動いてきました。

上位チームとの戦力差を考えますと賭けに等しいと評した事を再三しています。

そして今もしています。

二塁ソトって劇薬です。

あれは遊撃に大和が居て初めて実行しても良い策であり、また、ソト自身の習熟度(連携)を考えると、この時期に良くやると思っています。

 

セカンドマギーも、遊撃に坂本が居たことで、それほど破綻せずに済みましたが今の布陣はかなり危ない状況です。

 

それでも果敢にラミレスが実行しています。

後半戦直後のインタビューと、もう既に様相が変わっています。

動きが早く今年はレポートが追い付かないです。

 

とこで、

過去2年と今年で何が違うかと言うと固定しているか、してないかの違いですかね。

どうして?っと思います?

 

過去二年間、ラミレス批判の中心の一つは過剰ともいえる選手固定だったと思います。

そして、その過剰ともいえる固定をラミレスは止めました。

別の言い方で言うとチームを壊して優勝を狙える仕様にモデルチェンジしているとも言えます。

そのモデルチェンジが成功するかはわかりませんが(来季以降の話にもなります)、

その観点でみますと固定されるべき選手は固定され競争すべき選手は競争していると見ています。

 

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っと年初に書きましたが、

Aクラスを狙うだけなら、こんな起用、采配になってないです。

これも度々、今シーズン出てくる言葉ですがAクラスを目指す起用、采配ではないです。

 

固定の利点は利点であります。

その成果は2016年の初のCS進出であり2017年のCS突破並びに16年ぶりの勝率5割以上です。

固定の利点を理解しているからラミレスは、その効果を最大化してきました。

 

その効果を知りながら今に至るわけですが、

そこから今の横浜の現在位置が見えてきます。

 

解体するには解体するなりの理由があります。

捕手固定を昨年止め、上手く機能していた捕手三人制も解体し、今や横浜捕手陣はセで一番とは言えない状態ですが起用の質を変えています。

 

参考記事

3人でセ一番と自慢したい横浜捕手陣について雑感 2 - 所持雑感

 

変化には痛みが伴う場合があります。

今のところ、マイナス面が目立つ状況ですが楽しみにしておいて大丈夫と思いますよ。

ただし、ラミレス監督が留任すればです。

監督変わるとガラ変する可能性があります。

考えようによってですが編成はチームをガラ変する必要性を覚えているかもですね。

(チームを作り替える必要性を感じている?)

 

その結果が今の二遊間における起用となっていると見ています。

 

立浪、大魔神などが倉本を遊撃で固定するべきと言っているそうです

Aクラス目標なら、その方策もありでしたが今の横浜は次のステージに行こうとしています。

 

固定することで優勝の目が見えるなら固定すると思います。

ですが、見えないわけです。

見えているのなら固定します。

昨年も倉本を辛抱強く固定して起用し続けました。

シーズン後半には柴田も二塁で固定して起用していました。

そんな監督が固定してないわけですから理由があるわけです。

倉本を遊撃から動かし二塁コンバートした結果、チームが弱くなった可能性は否定しませんが、

倉本二塁コンバートの結果、UZRでは大幅に良化しています。

マイナス15を記録していた選手がプラスマイナス0にまで数字を変えられたわけです。

副作用はあったかもですが可能性を示しています。

 

この辺は記事で書いていた目論見通りでした。

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横浜は今、器を広げている最中です。

白崎、高城を放出して伊藤を獲得したのも、そういった背景があると考えています。

未だセに慣れてないと思われる捕手をラミレス積極起用していますが理由があります。

 

固定すべきは固定し、競争させるべきは競争させています。

 

谷繁も倉本起用派らしいですが、

遊撃でレギュラーになるには、あるレベルの可能性を示す必要があります。

捕手で言うなら、あるレベルの打撃(.250、HR10本、打点50以上)と守備が求められますが遊撃にも同程度か、それ以上の打撃は求められます。

 

その打力と守備が彼にあるかです。

その可能性を示すことで谷繁の言う、

“電撃トレード”で解消される? 谷繁氏が語った横浜DeNAが抱える正捕手問題の根源 | AbemaTIMES

引用ですが、

固定が理想的ではあります。ただしそれは、ある選手に『可能性』が感じられればの話です。具体的には打率.250、ホームラン二桁、打点50。守備的な話で言えば、キャッチング、ブロッキング、二塁への送球の安定性。それら攻守のバランスが、辛抱に値するか否か。

 という話になります。

その辛抱に値するか否かでいいますと現状、否と言うのが大方のファンの意見と思いますし私も否定的です。

特に遊撃の守備力には課題を覚えてます。

個人的意見ですが二塁は、習熟することで可能性を覚えますが遊撃は難しいというのがファン並びにGMの示した意思とみています。

これは好き嫌いとかでなく私が高城を正捕手評価しなかった理由と同じです。

期待はしますが届いてないです。

 

現状無理でも、その可能性を示すことで起用される場合がありますが攻守両面でリーグ平均以下の選手を固定で起用し続けた際、そのマイナスを何処で埋められるかです。

 

倉本を遊撃に固定することでAクラスなら届くかもですが優勝は無理というのが現状でしょうか?

厳しい言い方ですが捕手と同様、今の二遊間も他のチームでレギュラーを張れる選手が居ないというのが今の横浜の陣容と見ています。

 

倉本を起用しても他で大きな利得を生み出せればありですが現状は難しく感じています。

倉本が遊撃で起用されるためにも彼自身の成長が必要です。

 

その頑張りに期待しています。

スモールベースボールが期待できない結果、全体的に打力に寄り気味な編成になっています。

柴田なり、倉本が二番で高い適性を示せれば話は別なのですが走力が期待できず、犠打、盗塁共に上手いとは言えない以上、彼らを起用しようとするとビックベースボール寄りになり易いです。

 

結果、ソト2塁になるわけですが。。。皮肉な話です。

大和の故障が癒えたら、守備力重視で大和が起用の中心になる可能性が高いですが、そんな状態です。

 

ある意味で、大和も含め倉本、柴田は三者三様、悔しいシーズンを送っていると思いますが、その悔しさが次のシーズン、その先々に活きるケースが多いです。

 

課題を強く覚えた彼らの頑張りを応援したいです

広島さんが2015年に突き付けられた課題をクリアできたように、その可能性をファンとして期待します。